SMAPの話で持ちきりですね。政治的(比喩ではなく本当に)な解決の話も出てますが、そんなことに税金使わないでよって思います。タレントあっての芸能事務所なのに、芸能人を奴隷のように扱う仕組み自体に、国民が批判的な考えをもたなければ解決はしないでしょうね。(上画像はGoogle検索画面より)
4年前に私に火災が起きた時、私の不幸で遊ぶスレッドが立ったのですが、「ジャニーズになんか関わるから」と、Web掲示板に書き込んだ人がいました。
今もネット上に残っています。
まるで、ジャニーズと火災が関係あるかのような指摘ですが、そんなことは全くありませんし、別に私はジャニーズにも関わっていません
警察や消防署の調書にも、そんなことは全く書かれていないことをこの場でお断りしておきます。
以前、ジャニー喜多川翁の、少年に対するホモセクハラを報じた『週刊文春』を、ジャニーズ事務所が訴えた裁判がありました。
一審は、ジャニーズ事務所が勝訴しましたが、二審でジャニー喜多川翁の実態が裁判長に認められ、判決がひっくり返りました。
ところが、マスコミはジャニーズ事務所に気を使い、ホモセクハラという主たる争点が認定されたジャニーズ事務所の敗訴とは報じず、表現上の瑣末な名誉毀損の支払いだけを報じて、さもジャニーズ事務所の訴えが勝訴したかのように報じました。
私は、それをおかしいと思ったので、学術系団体のニュースレターにレポートとして書きました。
もちろん、裏付け取材として、文藝春秋社の法務部からも話を聞いています。
そのことが、ネットでパーッと拡散してしまい、私はそれ以来ジャニーズ事務所批判者の急先鋒のような扱いを受けてしまいました。
正直困っています。それは誤解ですからね。
私は是々非々の立場で、事実は公正に報じようということを言いたかっただけで、そもそもジャニーズを含めた芸能スキャンダルを得意としているわけではありません。
ですから、このブログも、過去の話や、コンテンツ(ドラマ、映画、バラエティ番組など)については積極的に記事にしますが、いわゆる芸能トレンドブログではないつもりです。
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それはともかくとして、今回は予想通り、悪いのは飯島三智マネージャーと4人であり、木村拓哉は「大義がない」から事務所に残り、しかも4人が戻れるよう交渉している「立派な人」であるような報道がなされています。
が、私は、今回も「ホモセクハラ裁判報道」と同じで、マスコミがジャニーズ事務所の意向を忖度した、ミスリードや情報操作の類を疑わざるを得ません。
ジャニーズ事務所は、巨人軍よりも年商が多い巨大事務所でありながら、いまだに体質は個人商店です。
特別芸能情報に精通していなくても、今回のSMAP騒動は、経緯から見て、元凶がメリー副社長ということは自明なことでしょう。
独立が失敗したのは、飯島三智女史が、置かれている状況を読み間違い高く売りすぎ、かつての郷ひろみのように「ケツ持ち」を確保できなかったからと見られますが、
いずれにしても、ファンは
芸能事務所ではなくタレントを応援しているのに、芸能事務所が、タレントを半永久的な自分の奴隷のように扱い、タレントは自らの実力以外のことで事務所側に殺生与奪が翻弄されている、という芸能界のこの仕組み自体が問題の本質なのです。
でも、これって、芸能界だけの問題ではないんですよね。
だって、サラリーマン社会だって、上司のご機嫌とりが大事であり、自分の所属する派閥が反主流派になると、ポストから追われるなんてこともありますよね。
つまり、
本来の実力ではなく、主観的、というより感情的な人間関係で自分の運命が決まってしまうということでは同じです。
そんな世の中で、まともに頑張りたいと思いますか。
今回のSMAP騒動は、たんなる芸能スキャンダルではなく、一般の人も自分の取り巻く世界に重ねて考えてしまうかもしれません。
つまり、まじめに自分の意欲や能力を全面開花しようとする若者の人生観を、揺さぶり踏みにじるものになりかねないものだと私は思います。
そうでなくても、最近は、社畜にならないフリーターや、デイトレーディングで稼ぐ人たちを軽蔑し、既存の産業に献身して額に汗して働きたがらないと、眉をひそめる御仁もいますが、
メリー副社長のようなふるまいをみていたら、そういう方向にシフトしても責められないと思いませんか。
上司やクライアントなんて信用出来ない。
誰にも気を使わず、自分で望む分だけ自分で稼ぐ生活がいちばん
そう考えることを誰が責められるでしょうか。
今回の騒動。そこをきちんと批判せず、ただ「心配です」「円満に解決してほしい」なんて抽象的な意見しか述べないのは、不可知論です。
そう思いませんか。
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