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ミニマリストになって、モノを捨てたら「お金」と「時間」が増えた! [生活]

ミニマリストになって、モノを捨てたら「お金」と「時間」が増えた!

『ミニマリストになって、モノを捨てたら「お金」と「時間」が増えた!』(SHINYA、佐竹真)をご紹介します。モノの減らし方や、考え方などミニマリストへの入門書です。ミニマリストになりたいと思いながらも、捨てられない、決められないと先送りしていた方には最適な書籍です。

『ミニマリストになって、モノを捨てたら「お金」と「時間」が増えた!』は、こころも財布も今よりもっと豊かになる!!というコピーを掲げたミニマリストの入門書です。

著者はミニマリストSHINYAさん、 佐竹真さん。

Amazonの「経済思想・経済学説」というジャンルで1位のKindleです。

このブログでは、『ミニマリストになって、今の汚部屋が「楽に片づくリセット術」』をご紹介して以来の、ミニマリスト本です。


こちらも、本書同様、佐竹真さんが共同執筆者に名を連ねています。

さて、そもそもミニマリストとは何でしょうか。

ミニマリストとは、「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語です。

すなわち、必要最小限の持ち物だけで暮らす人のことをさします。

そして、本書にもあるように、持ち物だけでなく、支出(生活費)自体を「必要最小限」にする人です。

大量生産・大量消費の現代社会は、次々新しいものを買わされるサイクルになっています。

たとえば、パソコン・スマホはバージョンアップして、少し前の新製品はすぐに陳腐化。

洋服は、これまた流行がかわります。

その一方で、緊縮財政により、労働者の賃金は上がりません。

経済的、精神的に、今の価値観にはもうついていけない、自分の価値観で暮らし、それに見合った消費にとどめたい。

そう考える人が増えたとしても無理はありません。

そこで、自分にとって本当に必要な物だけを持つ生活を送ることで、財布も精神も豊かに生きられるという考え方から、ミニマリストというライフスタイルが注目されているのです。

右肩上がりでなくなった現代だからこそ、注目されている生き方と言えるかもしれません。

とはいえ、実際にミニマリストになろうと思っても、なかなかそうはなれないようです。

モノを買わなければいいだけなのに?

今まで当たり前として買っていたものを急にやめるのは、大変ですよね。

ミニマリストの書籍がベストセラーになる現実というのは、注目されている一方で、その実践が困難であることも意味します。

ミニマリストになりたい気持ちはヤマヤマだけれど、なかなかモノを捨てられない、消費をやめられない、ということです。

誰にでも理にかなった「片付け方」


本書は、まずモノの捨て方をアドバイスしています。

それは、「モノを、3つのジャンルに分けてみること」です。

1つ目が「使うモノ」
2つ目が「使わないモノ」
3つ目が「使うかどうかわからないモノ」

私たちは、「使う(残す)」か「使わないか(処分する)」の二元論で考えたがるので、どちらとも言い難いものが出ると、そこで止まっちゃうんですね。

で、実は持ち物の中ではそれが一番多かったりシます。

著者は、3つに分けることで、とりあえず「使わないモノ」をはっきりさせて処分することを勧めています。

そして、「使うかどうかわからないモノ」は実際の生活で、できるだけ使わずに暮らしてみる。

数ヶ月ぐらい経ったら、またその3つに分けて、「使わないモノ」を捨てて、生活を再スタートさせるのだそうです。

そして、その際に「使うかどうかわからないモノ」の中身も仕分けし、使うことになったモノは「使うモノ」にランクアップさせるといいます。

そして、使わなくなったものはリサイクル。

ネットのオークションや個人販売に出品すればお金になるし、NPO法人に寄付すれば世の中の役に立ちます。

さらに著者は、きれいな部屋を維持するために、「持つ数を決める」というルールを提案しています。
服なら「春夏秋冬、各シーズンごとに1週間分しか持たない」「新しい服を1つ買う場合は、持っている1つ服を捨てる」などと決めてください。
欲しいから買う、お得だから買う、ストックで買っておく、ということをしているとモノはどんどん増えていきます。

著者は自らの生活費を公開して、余計なものをかわないシンプルな生活の素晴らしさを説いています。

そして、アップル創業者のスティーブ・ジョブズが、いつも同じ黒のタートルネックとジーンズにスニーカーというスタイルであることや、オバマ元大統領も毎日、同じスーツを着て、食べるメニューもサーモン、ライス、ブロッコリーと決めていることなどを例に挙げて、「生活の決断を減らし、本業での決断にエネルギーを注いでいる」ことを指摘。

つまり、ミニマリストは選択のエネルギーも片付けることができ、それがより大切なことを行うエネルギーに向けられるわけです。

ミニマリストはやせ我慢ではない


「必要最小限の持ち物だけで暮らす人」というと、我慢したり、他の人に比べてみすぼらしく見えて外聞が悪かったり、といった懸念もあるかもしれません。

しかし、ミニマリストは「武士は食わねど……」というやせ我慢ではありません。

闇雲に捨てるのではなく、モノや消費に依存しない価値観で生活するという「哲学の転換」です。

そして、余計なものがない分、逆に「在る」ことに喜びを感じたり、より大切なことにエネルギーを注げたりする、といいます。

モノを買い漁り、消費する日々に疑問を感じながらも、変えることができなかった日々。

本書を読んだら、人生観が一変するかもしれません。

いかがでしょう。

まず、「使うかどうかわからないモノ」を仕分けるところから始めてみませんか。

ミニマリストになって、モノを捨てたら「お金」と「時間」が増えた!: 【ミニマリストの入門書】 - ミニマリスト SHINYA, 佐竹 真
ミニマリストになって、モノを捨てたら「お金」と「時間」が増えた!: 【ミニマリストの入門書】 - ミニマリスト SHINYA, 佐竹 真
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Take-Zee

おはようございます!
さあ! 片付けようと意気込んで作業に入っても
品物見るたびに”しばらくとっておこう!”に
分類されます (゚o゚;!
by Take-Zee (2024-05-01 06:25) 

pn

ミニマリストになる気は無いんですが服をなんとかしたい。
着ない服たくさんあるのですがリサイクル出せる綺麗さもなく(^◇^;)
by pn (2024-05-01 07:45) 

夏炉冬扇

ブルーベリーの実、毎年の実感です。
畑には大きさは違いますが10本程あります。
by 夏炉冬扇 (2024-05-01 08:14) 

mm

こんにちは^^
今日、衣更えしました。
洋服ってほんとありますね。でも着ない服って案外少ない。
日本は春夏秋冬あるからどうも増える傾向にあると・・・(言い訳?^^
我が家結構「もの」があります。分別するの難しいです(__;
by mm (2024-05-01 10:37) 

風太郎

北海道に移住するときに、背広を20着ほど修道院に寄付しましたら、体格が会う人に着てもらうと喜んでいました。
先日ネクタイ10本を古着屋さんが200円買い取ってくれました。
by 風太郎 (2024-05-01 19:26) 

コーヒーカップ

PC以外は何もないです。
断捨離していた時はフリマを随分利用しました。

by コーヒーカップ (2024-05-01 20:38) 

tai-yama

引っ越しとかは余分な物を捨てるチャンスと。
地球にやさしいとかSDGsとか言うならミニマリスト
に行き着いてしまったり(笑)。
by tai-yama (2024-05-01 23:20) 

mau

わかってるけど、買い物でストレス発散しちゃうんですよね
by mau (2024-05-02 01:08) 

よいこ

息子がミニマリストです
整頓され何もない家は掃除しやすそうですが、私は好きなものを集めて楽しみたい人なので、うるおいが足りないと感じてしまいます
by よいこ (2024-05-03 19:15) 

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