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白川郷・宗教殺人事件、信仰心は犯行を免罪できるのか [戦後史]

白川郷・宗教殺人事件、信仰心は犯行を免罪できるのか

人の心に安寧をもたらすはずの宗教は、しばしば刑事事件のキーワードになります。1981年10月に岐阜県白川村で起こった白川郷・宗教殺人事件が、『殺人犯の正体』(鍋島雅治 (著), 岩田和久 (著)、大洋図書)という、殺人事件9件をマンガにまとめた本の中に収録されています。

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娘による実父殺害事件、5人出産&中絶に尊属殺重罰規定違憲判決 [戦後史]

娘による実父殺害事件、5人出産&中絶に尊属殺重罰規定違憲判決

尊属殺重罰規定違憲判決をご存知ですか。それまでは、子が親を殺害したら普通の殺人よりも罪が重いとされていた刑法200条が、憲法第14条(すべて国民は、法の下に平等)に反するものと否定されたのです。きっかけとなった事件は、1968年に起こった「栃木実父殺害事件」。『殺人犯の正体』(鍋島雅治 (著), 岩田和久 (著)、大洋図書)という、殺人事件9件をマンガにまとめた本の中に収録されています。

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ロボトミー殺人事件、恵まれない「ほしのもと」と人権蹂躙手術 [戦後史]

ロボトミー殺人事件、恵まれない「ほしのもと」と人権蹂躙手術

ロボトミー殺人事件といわれている、ロボトミー手術担当医師の家族殺害事件が、『殺人犯の正体』(鍋島雅治 (著), 岩田和久 (著)、大洋図書)という、殺人事件9件をマンガにまとめた本の中に収録されています。医学が人のために使われているのかを考えさせられる事件です。

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8億9千万を貢いだ女~お局銀行員、狂恋の果てに~ [戦後史]

8億9千万を貢いだ女~お局銀行員、狂恋の果てに~

滋賀銀行9億円横領事件を描いた『8億9千万を貢いだ女~お局銀行員、狂恋の果てに~』(神崎順子、ユサブル)を読みました。35歳の女性銀行員が、10才年下のタクシードライバーの男性のために約9億円を横領した事件です。膨大な金額ですが、自分のためではなく、ひたすら1人の男に貢いだというのが切ない話です。

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【激動の戦後史】プロファイリング導入が検討された誘拐殺人事件 [戦後史]

【激動の戦後史】プロファイリング導入が検討された誘拐殺人事件

プロファイリング導入が検討された誘拐殺人事件について振り返ってみましょう。日本で初めて、プロファイリング導入が検討された誘拐殺人事件をご存知ですか。1988年から翌1989年にかけ、東京都北西部・埼玉県南西部で相次いで発生した、東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件です。



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明電工・元相談役の所得隠し問題 [戦後史]

明電工事件 1988,6,27

省エネ装置の会社「明電工」の中瀬古功元相談役が、84~86年にわたって株式譲渡益およそ20億円の所得隠しを行っていた疑いで東京地検に逮捕された。その関係者として、公明党の矢野絢也委員長が絡んでいたということも明らかになった。

矢野絢也は、1月の田代富士男参議院議員の砂利船汚職に次いで自らの不祥事で、委員長を辞任した。 

さらに中瀬古功は、日本社会党代議士だった横江金夫に100万円の謝礼で自社の製品の質問をさせるなど、事件は贈収賄に発展した。

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リクルート事件、「秘書が…」「妻が…」連発! [戦後史]

リクルート事件といえば、「秘書が…」「妻が…」を連発した事件として記憶している方も多いのではないだろうか。カタカナの社名で、広告を主体に、出版、人材紹介、教育など多方面に事業を手掛けた新興勢力だったが、急に事業を拡大するときは、無理が生じるものである。

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キリスト教徒の護国神社合祀が裁判に [戦後史]

「自衛隊護国神社合祀は合憲」と逆転判決  1988,6,1

1972年に、県隊友会長の名義で山口県の殉職自衛官を護国神社に合祀したことについて、キリスト教徒である自衛官の妻が、原告および亡夫の宗教的人格権を侵害しているとして損害賠償と合祀申請手続の取り消しを求めていた事件があった。

最高裁はこの日、「宗教と関わりあいをもつ行為であるが、合祀の前提としての法的意味を持つものではない」として、合憲判決を下した。

要するに、たとえ当人が異教徒であろうが、自衛官の慣習を貫くことは「宗教活動ではないから」法的に問題ないということである。

判決文では、「宗教的活動とまでは言うことは出来ない」ことの理由として、「どちらかと言えばその宗教的意識も稀薄であったと言わねばならないのみならず、その行為の態様からして、国又はその機関として特定の宗教への関心を呼び起こし、あるいはこれを援助、助長、促進し、または他の宗教に圧迫、干渉を加えるような効果を持つものと一般人から評価される行為とは認めがたい」としている。

が、原告が反対の意思を示し続けていたにも拘らず強行されたこという点や、合祀のそのものの評価ではなく、「宗教」という「意識」が「どちらかと言えば」なかったという「意識の問題」にすり替わっているのは論理的におかしいという声も判決に異を唱える人々からは出た。

一方では、熱心なキリスト教信者にとって、異なる宗教による合祀は耐えられなかったのかもしれないが、ただ、それは自衛隊の入隊時にわかっていたことではなかったのか、という疑問も向けられた。
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閣僚舌禍事件、奥野誠亮編 [戦後史]

衆議院決算委員会で、奥野誠亮国土庁長官は、「大東亜戦争で日本には侵略の意図はない」「東京裁判は勝者が敗者に加えた懲罰」と答弁した。

野党はいっせいに罷免を要求。4日後の13日、奥野長官は辞表を提出して受理された。

しかし、これは「お騒がせした」ことによる辞任であり、本人は主張自体を撤回するということではなかった。
同議員の公式サイトのトップにはその後も、
=========================================================================
特に極東国際軍事裁判によって一方的に断罪された自虐の精神から立ち直り、思
い切った改革を進めなくてはなりません。そのためには、

(1) 日本人自らの手で新しい憲法を制定する
(2) 教育基本法を見直し、道義・道徳を大切にする教育を行う
(3) 遺跡の発掘等を通じて国の始まりを明らかにし、歴史を共有する民族としての一体感を培う

日本の国に誇りをもち、名誉を重んじる国民によって支えられる国づくりを進め
るとともに、自由にものが言える明るい日本の建設に努力を続けます。
===========================================================================
ということが同議員が現役の間明記され続けた。(現在は非表示)

奥野誠亮国土庁長官の舌禍事件については、下記のブログも触れている。参考にされたい。

ジャーナリズムを久しぶりに感じた新聞

解任で一件落着か ― 幕僚長論文は問題だが ??舌禍??という言葉がある。政治家や官界財界の要職にある人が不謹慎な発言などをして責任を問われることを指し 続く88年、奥野誠亮国土庁長官が記者会見で、「第二次大戦は日本の安全のための戦いであっ

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奥野国土庁長官を辞任に追い込んだ発言(20世紀後半の出来事)

1988年に当時の奥野誠亮国土庁長官の逆ギレ発言があった日だそうです。 奥野氏は戦前の侵略戦争を否定していて、竹下首相の懸命のフォローの甲斐もなく舌禍により5月13日に辞任。 「侵略とは、土地を奪い取る。財産を奪い取るという意味が含まれる。

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思い出してみよう!天晴れ!奥野誠亮先生の愛国的エピソード

かつて自民党総務会で、野中広務が、「創氏改名は朝鮮人が望んだ」と発言した麻生太郎を吊るし上げたことがある。 この当時はまだ奥野誠亮がいて、 「野中くん、きみは若いから知らないかもしれないが、 麻生君が言うことは100%正解だよ。

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こんな失言大臣見たことない

柳田稔法務大臣が自分の選挙区で国会軽視発言をしたと、野党からとっちめられていました。これまで政治家の失言は枚挙にいとまないのですが 藤尾正行、奥野誠亮などの顔が浮かびます。 でも柳田さんのは「自分はいい加減な男で

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宗男日記から

産経新聞朝刊5面「単刀直言」で西岡武夫参院議長の発言がわかりやすい。 「仙谷問題、選んだ首相の資質問題」とバッサリである。 小渕恵三・橋本龍太郎・渡辺美智雄・田中六助・伊東正義・奥野誠亮先生方でそうそうたるメンバーだった。 今

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サントリー社長の放言 [戦後史]

サントリーの佐治敬三社長がテレビ番組で、「東北はクマソの山地で文化程度が低い」と発言。大問題になった。

当時、東北各地や東北出身者のグループなどで、サントリー製品の不買運動が起った。

サントリーといえば、「ザ・ガードマン」が放送されていた「金9」のスポンサー。

番組や人とのつながりを大切にし、単独提供を長く続けたり、宇津井健や神山繁ら、番組のメンバーをCMに出演させたりしていた。

人格者のようにいわれていただけに、その「放言」が惜しまれた。

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