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『あぶない刑事』舘ひろし、柴田恭兵、仲村トオル、浅野温子 [懐かし映画・ドラマ]

あぶない刑事

『あぶない刑事』(1986年10月5日~1987年9月27日、キティフィルム/日本テレビ)のDVD第1巻を観ました。おりしも、『あぶない刑事』劇場版最終作が話題になっています。主演の舘ひろしは、最終作で、「原点回帰しようと思って、脚本の段階から携わってきた」そうですが、私も当時のドラマを鑑賞して「原点回帰」してみました。(上画像はGoogle検索画面より)



ネットニュースで、今月30日に公開される『さらば あぶない刑事』の、レッドカーペットイベントが東京・新宿区歌舞伎町で行われ、11人のキャストと村川透監督が歩いたと報じられています。

『東京スポーツ』(2016年1月14日付)
『東京スポーツ』(2016年1月14日付)より

テレビの連続ドラマとして放送が始まったのは1986年ですから、なんと今年で30年になります。

もう30年もなるのかー、という思いがあります。

2005年から劇場版が始まり、11年で7作上映されました。

舘ひろしが66歳、柴田恭兵が65歳、仲村トオルが50歳。

アクションシーンが、ふんだんにある刑事の役は厳しくなってきたのでしょうね。

刑事ドラマは平成に入ってその質が変わり、

参照⇒『特捜最前線BESTSELECTION VOL.8』津上刑事の遺言!現場百回

『あぶない刑事』もその流れの中でいったんフェードアウトしたのですが、映画の世界で11年も生き延びたのは考えてみればすごいことです。

当時は、毎週日曜日午後9時からの放送でした。

番組を見終わった後、翌日から通学・仕事をしなければならない現実に、体調不良や倦怠感を訴える症状を「サザエさん症候群」というそうですが、私は、少年の頃は『東芝日曜劇場』(やはりTBSで午後9時スタート)、少し歳をとってからは、この『あぶない刑事』がそれにあたりました。

いうなれば、「あぶデカ症候群」といったところでしょうか。

別にストーリーに特別思い入れがあったわけではないのですが、BGMなど独特の雰囲気と、舞台が当時私の勤務地である横浜市中区(「みなとみらい」による再開発の前)だったので、ロケ地を見て、「今度ここ行ってみよう」なんて思っていました。

そういう意味で、大変懐かしい番組です。

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少年犯罪と主演2人の相剋


舞台は横浜・湾岸署(捜査課・少年課)。

物語の中心は、鷹山敏樹(舘ひろし)と大下勇次(柴田恭兵)の刑事です。

プロデューサー・岡田晋吉氏お得意のツートップのキャスティングです。

俺たちの勲章』(1975年4月2日~1975年9月24日、東宝/日本テレビ)の松田優作と中村雅俊、『大都会 闘いの日々』(1976年1月6日~8月3日、石原プロ/日本テレビ)の石原裕次郎と渡哲也など、ツートップ、もしくは『俺たちの旅』(1975年10月5日~1976年10月10日、ユニオン映画/日本テレビ)のような群像劇を数多く手がけてきたドラマ史に残る名プロデューサーです。

第1回のタイトルは「暴走」です。

これは、ストーリーの中で大下勇次(柴田恭兵)が、冒頭のシーンで県警の応援を待たずに踏み込む「暴走」と、19歳の少年が、未成年であることを「悪用」して、19歳のうちに、殺人や爆破等の犯罪をおかした「暴走」が考えられます。

一方、鷹山敏樹(舘ひろし)は、少年が20歳の誕生日を迎えた0時過ぎに、本人を挑発して拳銃を打たせてから成年として逮捕。

ただし、調書は前日の「23時59分逮捕」にします。

劇中の少年に、「成年」として逮捕の気持ちを経験させ、同時に視聴者にも、こうした少年犯罪について、鷹山の行為の是非とともに、ではどうすればいいかを考えさせているのかもしれません。

同作に対しては、鷹山敏樹(舘ひろし)と大下勇次(柴田恭兵)に、浅野温子が加わった掛け合いのイメージが強いのですが、少なくともドラマ開始当初は、シリアスなアクションシーンが多く、2人のキャラクターは対照的といえるほど違っていたことが改めてわかります。

他に、中条静夫、木の実ナナ、御木裕、山西道広、ベンガル、秋山武史などが出演しています。

あぶない刑事 DVD Collection VOL.1

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  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • メディア: DVD


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