病気の9割は歩くだけで治る！（長尾和宏著、山と渓谷社）をご紹介します。“ベストセラーの町医者”長尾和宏医師が歩くことを推奨する書籍です。タイトルで本書の全てが表現されています。とにかく歩くことであらゆる病気はよくなると述べているのです。
本書の主張は、
歩くだけでよくなる。
とにかく、これが本書の全てです。
・歩けば病気の予防になる
・歩けばボケを防止できる
・歩けばうつも良くなる
・歩けば未来も変わる
この4つのことを、206ページにわたって述べています。
すべて、歩くことでよくなるといいます。
たとえば、がんでも歩いたほうが良いと言い、歩くことで、積極的な治療をしなくても延命した末期のがん患者を例に出しています。
風邪も難病も「とにかく歩け」
第1章では、「現代病の大半は、歩かないことが原因だった」としています。
そして、認知症、高血圧、不眠症、逆流性食道炎、便秘、がん、風邪、脳卒中などいろいろな難病を挙げ、歩くことによる予防や改善を唱えています。
風邪ですらも、体力に余裕があるなら歩いて治そうと述べています。
長尾和宏医師は、かぜの対処法は2つあるとしています。
ひとつは、かぜをひいたら、ひたすら休んで自分の体力が戻るのを待つこと。
発熱や鼻水は、免疫細胞が戦っている証拠なので、むしろ薬で止めないほうがいいという考えです。
私が子供の頃は、風邪をひくと、必ずおしりに注射をされましたけどね。
そして、もうひとつが、本書のテーマである「歩く」ということです。引用します。
もう一つの治し方はというと、これはあまり万人にすすめられるものではありませんが、私自身は、風邪をひいたかなと感じたときほど、歩くようにしています。
ひき始めに「葛根湯」を飲んで、それから歩いて少し汗をかき、お風呂に入ってゆっくり休む。たいていはこれで良くなりますが、翌日にもまだ風邪症状があれば、今度は「小青竜湯」を飲みます。私の風邪はだいたいこれで治ります。
実は、私はこの本を読む前から、これと似たようなことを実践していました。
少し前の寒い季節の風邪はこのとおりですが、自らの過労などで風邪の症状が出てきた時には、「十味敗毒湯」も加えています。
すると、かなりの発汗作用を起こすので、だいぶ楽になります。
著者によると、歩くことでNK細胞が活性化されて、免疫力が高まるからいいそうです。
ただし、それは若い人や体力に自信がある人です。
また、普段から歩いている人は、免疫力が上がっているので、そもそも風邪をひかない。ひいてもすぐにケロッと治るとも述べています。
第2章では、医師でありながら医学常識や投薬に懐疑的な立場から、歩くことを推奨しています。
たとえば、 『薬で老化は治りません』『「骨折=手術」とは限らない 骨折しても歩くことを忘れるな!』と述べています。
というと、まるで長尾和宏医師は、こんにちの通常医療を否定したり、奇妙な民間療法を進めたりするトンデモ医師のように誤解しがちですが、そのようなことはありません。
長尾和宏医師は、ごく当たり前の医師として、通常の治療を行います。
ただし、医療産業が儲かるためにあるような治療には疑問符をつけています。
たとえば、風邪を引いたからといって、やれ解熱剤だ、やれ咳止めだと何種類もの薬を出すことには批判的です。
風邪そのものを治す薬など存在せず、それらはみな対処療法の薬に過ぎません。
国はジェネリックを勧めますが、長尾和宏医師は、要らない薬を減らすほうが先決だと述べています。
そして、自分でできる健康法として、歩くことを推奨しているのです。
後半の第3章、第4章では、具体的な歩き方を教示しています。
たとえば、「腕を振るのではなく肩甲骨を動かす」とか、脊椎ストレッチウォーキング、川柳ウォーキングなどを紹介しています。
「腰や膝が悪い人におすすめの歩き方」「障害があっても歩行補助具で歩く（歩き方）」など、「歩くことが健康に良いとはいっても、歩くのは困難なんだ」という方も、諦めずに本書を読まれたら良いと思います。
1日1時間歩けば8000～10000歩の有酸素運動
歩く健康法というと、思い出すのは、ヤクルトスワローズと西武ライオンズを日本一に導いた広岡達朗さんです。
広岡さんといえば、すき焼きを味噌で食べたり、選手に玄米食を勧めたりと健康志向でしたが、あるとき、野球中継の解説で、こんなことを仰っていたのを覚えています。
「健康には何が良いかいろいろやってみたが、歩くにまさることはない」
玄米を勧められた、当時の西武の選手たちの立場は？というツッコミは措くとして、たしかに歩くことを否定する健康法は聞いたことありません。
歩くという行為は、全身をまんべんなく、そして無理なく動かす、もっとも合理的な有酸素運動だと思います。
ジョギングをされる方が、「自分のほうがもっと激しい全身運動だから」と思われるかもしれませんが、走ることは心臓や膝に負担がかかります。
少なくとも、年齢やコンディションを問わずにできるものではありません。
速度にもよりますが、1時間/日歩けば、健康法として推奨されている8000～10000万歩になりますね。
1日にどのくらい歩いてますか。
病気の9割は歩くだけで治る！ ～歩行が人生を変える29の理由～ 簡単、無料で医者いらず - 長尾 和宏
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おはようございます＾＾
歩くことはわたくしもお勧めです＾＾ 自身は外歩きは5000歩くらいで、たまには7千歩あるきますが、大体家の中で労働するとかなり歩いているのです。だから多分8千歩以上歩いていると思います。
因みに今年久しぶりに（おそらく10年以上ぶりくらい）風邪を引きましたが、3日で治りました。
一番安上がり健康法ですね。
by mm (2024-04-16 06:28)
私は、平均２キロメートル／日ですが、多い日には１２
キロメートル前後歩きます。夜間ハイキングへっちゃらの、
無謀な若いころに比べて、減らさざるを得無い、自分が
悲しいです。
by df233285 (2024-04-16 06:40)
おはようございます！
歩くだけで・・疑問ですが。
色んな人を見ていてしばらく入院してると
見るからにヨタヨタの病人で帰ってくることが
多い気がします (>_<)！
by Take-Zee (2024-04-16 06:49)
「おこもり」と言ってましたね、子供の頃は。
七輪、持ってますよ。
by 夏炉冬扇 (2024-04-16 07:45)
共感！
何をやっても、努力しても、お金をかけても、1番が歩く事、お金もかからないし、季節を感じられ、脳トレにもなる！
ただ、風邪をひいた時は、大人しく寝ますけどね、私！一万歩、歩ってる様で歩ってない！目標は、12,000歩！！
by もーもー (2024-04-16 07:56)
歩く事はいい事だと思いますが歩き方と言うか足の出し方？とか手の振り方とかも考えないとと思います、失業中の趣味は散歩だったのでf^_^;
by pn (2024-04-16 10:01)
家が大好きで外出が嫌いなので殆ど歩くことは無いです
今のところ悪い所もなく毎日を過ごしています
風邪も何年前に引いたか思い出せません
ふくよかな知人が医者に歩くことを勧められ実践していましたが膝が悪くなり歩くこともままならなくなりました
by ムサシママ (2024-04-16 11:23)
ものすごく昔ですけど、小松菜を中心に摂取するダイエット方法を提唱してる方も風邪をひいたらとにかく歩く、とおっしゃってたように記憶しています。
運動なんて大嫌いだったズボラなわたしも年齢を重ねて、最近は健康を意識するようになり、なるべく歩くように心がけています。
by AKAZUKIN (2024-04-16 12:07)
雨風強くない限り歩くようにしています。
たぶん８０００歩以上歩いています。
風邪は滅多にひきません。
インフルエンザも３０年以上かかっていません。
歩くのは人間生活の基本と思います。
by 猫またぎ (2024-04-16 15:40)
よく言われます。健康のために歩けと。
けれど両足の関節に持病があって、長くは歩けません。
歩かずに健康でいられるかチャレンジですね^^;
by ゆきち (2024-04-16 15:49)
私はもともと風邪もあまり引かない方でしたが、
歩くのを習慣にしてからさらに体調は良くなった気がしています。
精神的にも、散歩しながら景色を見たり、
考え事を巡らしたりして悪い気分にはなりませんね。
距離は2.3キロ3，40分ほどです。
無理はしません。雨の日や用事のある時は休みます。
＞医療産業が儲かるためにあるような治療には疑問符
確かにそう思います。
by そらへい (2024-04-16 20:08)
歩くのは疲れない程度にです。
関節も大切にしたいです。
by コーヒーカップ (2024-04-16 20:27)
私も風邪ひこうがなんだろうか、無理やりジョギングして
います〜30-40km(笑)。
たまに、体を本当に壊すけど・・・・
by tai-yama (2024-04-16 22:51)
結局、運動が必要って事ですよね
by mau (2024-04-17 00:36)
歩く事・・これは絶対やるべきお薦め健康法ですね。
私は毎日7K約１万歩は歩いてます。
病気知らづになるくらい、元気でいられますね。
簡単でお金のかからない健康法です。
若さが保たれます。朝から晩までゴロゴロしているご老人、
少しづつ歩きましょうね。。素敵なBLOG記事でした。
by 横浜かるめん (2024-04-17 06:02)
読んで納得しました。
８０歳ですが成人病無しは、もしかして歩いているからかなぁ～～と思いました。
by せつこ (2024-04-17 06:02)