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仕事も人間関係もうまくいく!「脳」の地図帳(加藤俊徳著、三笠書房) [(擬似)科学]

仕事も人間関係もうまくいく!「脳」の地図帳(加藤俊徳著、三笠書房)

仕事も人間関係もうまくいく!「脳」の地図帳(加藤俊徳著、三笠書房)は、脳を機能ごとに分析して鍛えることを啓蒙した書籍です。著者は、発達脳科学・MRI脳画像診断の専門家であり、脳番地トレーニング、脳活性音読法の提唱者です。



『仕事も人間関係もうまくいく!「脳」の地図帳』は、『「伝わる人」になる!半径5メートルのコミュニケーション革命』というサブタイトルがついています。

脳画像診断医、小児科専門医、産業医で、昭和大学客員教授の加藤俊徳(医学博士)さんが、三笠書房から上梓しました。

本書は、Kindle版をもとにご紹介しています。

2023年11月27日現在、KindleUnlimitedの読み放題リストに含まれています。

コミュニケーション、できてますか。

「伝わる人」になるには、実は言葉以外のものが大事なのです。

加藤俊徳さんによると、コミュニケーションの悩みは、性格や考え方によって生まれるものではなく、脳から生まれている、と見ています。

言いたいことが伝わらないのは、性格の問題ではなく「脳」のせいなのです。

といっても、原理と方法さえ理解できれば、誰でも「悩まない脳」を手に入れることができるといいます。

伝えたいことを伝えるために、言葉を駆使するだけではなく、言葉以外での働きかけも重要であり、それは脳番地ごとの状態を見て行うテクニックの数々がわかりやすくまとめられています。

1000億の脳神経細胞は8つの脳番地に分かれる


脳の神経細胞は1000億あり、場所ごとに働き(機能)が違っているそうです。

加藤俊徳さんは、大きく分けると8つの機能に分かれ、それを脳番地と称しています。

つまり、脳の区域ごとの機能です。

具体的には、感情系脳番地、運動系番地、思考系番地、視覚系番地、伝達系番地、理解系番地、聴覚系番地、記憶系番地です。

脳の場所によって、働き方が違うわけです。

その中で、よく使う脳番地は育ち、あまり使わない脳番地は衰える上、人は育っている脳番地の方ばかりを使いたがるため、あまり使わない脳番地が必要なときに十分な働きができず、そのため脳は「怒り」「焦り」「不安」といったマイナスの感情を作りだしてしまうそうです。

その仕組を知らないと、そうしたマイナス感情がどうして生まれるかがわからず、私はどうしてイライラするのだろうとか、僕はなぜこうも短気なのだろう、なんとなく不安だ、などと考え出して、そうした思考が悩みにつながっていくといいます。

ですから、言いたいことを上手に伝わえるためには、言葉だけでなく、「見る、聞く、感じる、考える、行動する」に該当する脳番地をバランスよく鍛えればいいということです。

語彙や話し方だけではだめだったんですね。

そういえば、社会と切れて、少しばかり人と会わない生活をすると、うまく言葉が出ないことがあります。

でも、言葉自体を忘れたわけではないのです。

ブログ記事などは書けるのです。

うまく話せなかったのは、語彙ではなく、別の「脳番地」を使わなかったからなんですね。

本書では、脳番地ごとに、鍛え方が書かれています。

ご自身の悩みに合わせた脳番地の解説は、本書でご確認ください。

ペットや植物のお世話も脳には良い刺激となる


本書の「視覚系番地」では、植物やペットの気持ちを察する(能力)という説明があります。

たとえば草花を栽培したり、ペットのお世話をしたりすることも、脳を鍛えるのには必要ということです。

私が、ヒメウズラを孵化させたことは、先日書きました。

とくにペットを飼うと脳に良いというのは、最近多くの研究者から言われるようになりました。

ペットとのふれあいは、脳の化学物質に影響を与えて、ストレスを減らしたり、気分を良くしたりすること。

身体活動を増やしたり、認知機能を維持したりするのにも役立つこと。

ペットを5年以上飼うことは、高齢者の認知機能の低下を遅らせることにつながるという研究もあります。


生き物ですから、お世話に「日祭休日」はありません。

突発的な病気や怪我もあります。

逆に、それが体と心の刺激になっているということのようです。

といっても、あまり負担のある動物では逆効果なので、ある程度の知能がありしつけが可能な犬、猫、そして小動物などが対象になります。

呼んだら反応するとか、それだけでもお世話する側にとっては刺激になるのですが、実は金魚なども大事に育てるとある程度それが可能になるんです。

口をパクパクさせると餌がもらえる、ということがわかるとそうするとか、人が見るとよってくるとか、経験されたことはありませんか。


ペットの反応については、自分がどれだけ相手の立場に立って誠実にお世話しているかが結果として現れるようで、厳しいけど楽しい面もあります。これも仏教の因果応報ですね。

植物も何度も栽培していますが、中学3年のときだったかな、ポットマムの鉢植えを技術家庭科で行っていて、夏休み中は家に持ち帰って水をやることになったわけです。


張り切って水をやったり肥料をやったりしましたが、逆にやりすぎてしまったのか、ポットマムは枯れてしまいました。

でも、まるで私が、水をやるのをサボったから枯れたように、デモシカ教師に決めつけられたのは、悔しかったですね。

枯れた理由は今もわかりませんが、ただ、枯れたことは事実なので、植物の側に立って配慮する気持ちが欠けていたのだろうと、今は自己批判しています。

ということで、詳細は是非本書をご覧ください。

仕事も人間関係もうまくいく! 「脳」の地図帳 (単行本) - 加藤 俊徳, -
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コメント 7

赤面症

人を怨んでいると相手ではなく
自分の運気が落ちると言いますね。
脳番地が萎縮するからかも。
by 赤面症 (2023-11-29 01:08) 

pn

義両親が元気なのはポチ様のおかげだな(^ν^)
by pn (2023-11-29 06:16) 

Take-Zee

おはようございます!
やっぱりペットは大事かな!
一人では脳になんの刺激もありません。

by Take-Zee (2023-11-29 07:21) 

お散歩爺

言いたいことが伝わらないのは「脳」のせい。
確かにそうですね。何を感じるのも脳ですからね。
by お散歩爺 (2023-11-29 09:51) 

そらへい

確かに右利き左利きでも
右利きのものは、つい使い勝手の良い右に頼ってしまい
ますます右利きの傾向が強まります。
脳や体などもそうなのかもしれませんね。
by そらへい (2023-11-29 20:11) 

kome

右脳 or 左脳忘れましたが、理屈や筋道をさかんに気にしてる方、苦手です。
私みたいに感性本位すぎるのも失敗なこともたまにありますが。

by kome (2023-11-29 22:49) 

tai-yama

畑仕事とかでもいいのかもしれませんね。
脳筋な人は運動系とそれ以外のバランスが悪いのかー。
by tai-yama (2023-11-29 23:34) 

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