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姫ウズラ飼育日記:改訂版ガタピシ車でいこう!!(山本マサユキ著) [生活]

姫ウズラ飼育日記:改訂版ガタピシ車でいこう!!(山本マサユキ著)

姫ウズラ飼育日記:改訂版ガタピシ車でいこう!!(山本マサユキ著)は、漫画家である著者が、飼育するヒメウズラとの日々を描いたKindleです。ヒメウズとの出会いから飼育上のノウハウやエピソード、そして改訂版として初版リリース以降のウズラの近況を報告しています。

『姫ウズラ飼育日記:改訂版ガタピシ車でいこう!!』は、漫画家の山本マサユキさんが個人で上梓したKindleです。

初出は、2010年に編集プロダクションの㈱プロスタッフによって出版された『ヒメウズラの飼育日記』を、著者の山本マサユキさんが加筆・再編集して再出版したといいます。

鳥はペットとしてはポピュラーですが、多くは雛、もしくは成鳥になってからお迎えすることが多いでしょう。

というのは、インコやキンカチョウを、孵化からお世話するのは、素人にはちょっと敷居が高いのです。

でも、孵化から行ったほうがなつきやすいし、小さな子には情操教育にもなります。

その場合、孵卵器で孵化してくれ、いちいちスポイトで給餌しなくても、自分で2日目ぐらいから餌を食べるようになってくれるウズラは、人の負担がより少なく育てることができます。

本書は、ヒメウズラの自作孵卵器による孵化から、飼育のノウハウや経験を漫画にしています。

最初に1羽孵化させ、そこから次々新しいたまごで孵化させていく様子が描かれています。

すでに、第一弾にお迎えしたヒメウズラの、孫の代まで来ているので、合計何羽かはわかりませんが、作者のヒメウズラに対する愛情が伝わってきます。

並ウズラとヒメウズラ


ウズラは、大きく分けると、キジの仲間に属する小型の鳥で、世界中に広く分布しています。


ウズラ科には、ウズラ属(Coturnix)という属があり、日本には並ウズラ(日本ウズラ)と、ヒメウズラ(東南アジア、オーストラリア原産)の2種類が生息しています。

ウズラの体形は、全長15cmから20cmほどで、くちばしは短くて丸く、体色は茶褐色から灰褐色で、胸部には斑点模様があります。また、オスとメスでは体形や羽毛の色が異なる場合があります。

卵は約17日間で孵化します。

スーパーで売っている、八宝菜や中華丼に入っているウズラの卵は、並ウズラの卵です。

ウズラは鶏と違い、オスとメスの見分けが少しだけむずかしいので、メスの集団に間違って入れられることがあるため、スーパーで売っている鶉の卵には、有精卵が入ってしまうわけです。

そこで、ネットのブログやYouTubeやSNSでは、スーパーのウズラの卵を、市販の、もしくは自作の孵卵器を使って、自力で孵化して育てるという体験を発表する人が多くいます。

ただし、スーパーのパックに有精卵が入る確率は高くて1割、つまり10個1パックで1個あれば「御の字」という程度です。

しかも、商品にするためには洗浄しますから、それによって孵化率はさらに下がります。

私が見たところ、40~50個に1個孵化するぐらいの割合だと思います。

ということは、1羽の孵化のために、39~49のうずらのたまごを無駄にしてしまうわけで、「えーもったいない。八宝菜何人分作れるの」って話になってしまいます。

そうでなくても、並ウズラは個体が少し大きく、家禽(ニワトリなどと同じ)扱いのため、各都道府県の家畜保健衛生所に届けるなどちょっと面倒です。

そこで、並ウズラよりも小さく届けもいらないヒメウズラが、昨今注目を集めているのです。

さっそく実践


ということで、ホテイアオイすら増やすことのできなかった疫病神の私ですが、性懲りもなく今度はヒメウズラの孵化にチャレンジしました。

孵卵器に入れてから18日目の誕生です。


今は、ペットショップで「卵ください」といっても、売ってくれません。

ヤフオクでも、「食用卵」という名目で出品されています。

その「食用卵」3個を落札。

孵化させて、1羽かえりました。

検卵したところ、1羽は無精卵、1羽は中止卵(人で言う流産かな)のようです。

原因はわかりませんが、胚までは育っていたので、これが残念です。

疫病神のくせに、性懲りもなく今回孵化にチャレンジしたのは、

1.脳にいいらしい
2.子の情操教育
3.一応善行のつもり

という動機に基づくものです。

「1」については、ある書籍でそう書かれていたので、また後日、それはレビューしたいと思います。

「2」は、結局誕生の瞬間は誰も見ておらず、「ピヨピヨ」という鳴き声で気づいたので、せっかく孵化から始めたのに、大事な機会を逃しました。

「3」については、せっかく有精卵になっても、雛として誕生できるのはごく一部なんですね。

この世の有精卵を全部面倒見ましょう、なんてことはもちろん無理ですが、微力ながら1羽でも2羽でも、孵化させてお迎えさせていただこうという気持ちです。

あとは、先日の西成の話でもありましたが、「人生暇つぶし」ですから、こういう暇の潰し方もいいかな、なんて。

いや、大学院のリポートがあるので、潰すほどの暇はないのですが、いろいろあったほうが生活も楽しいでしょう。

亀やオウムだと、何十年も生きそうですが、ヒメウズラは健康に気をつけても、メスで2~3年、オスで5年ぐらいの寿命なので、一応みとれそうです。

鳥をお迎えするのは初めてなので、しくじりがあるかもしれないし、もとより疫病神(汗)なので、力及ばず、何かあったらごめんなさいです。

今回もね、すぐシなせてしまうかもしれないと思い、ブログで書くかどうかまよったんですけどね。

そうでなくても、ヒメウズラは日本の寒さをあまり得意ではないようです。

しかし、私なりに自分を追い詰めるつもりで、告白しました。

鳥嫌い、動物嫌いの人もおられると思います。

私もお世話はあまり得意ではないのですが、だからこそ仏教的には「利他の精神」になるかなと思っています。

誰よりも生活費(電気代)がかかる新しい家族ですが、作者を見習ってお世話してみようと思っています。

姫ウズラ飼育日記: 改訂版 ガタピシ車でいこう!! - 山本マサユキ
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コメント 7

赤面症

人間でなくても「利他」になるんですね
by 赤面症 (2023-11-25 01:13) 

pn

3に一応を付ける所が正直だ(^-^)
by pn (2023-11-25 06:18) 

mm

おはようございます^^
鶏のひよこも死なせる確率が高いですね。子供の頃我が家に鶏を飼っていて、思い知りました。
ヒメウズラ、しっかり育つと嬉しいですね^^
by mm (2023-11-25 06:20) 

Take-Zee

おはようございます!
生き物の飼育は苦労もありますが、
楽しみも多いですね!


by Take-Zee (2023-11-25 07:33) 

安奈

こんにちは。
ちっちゃい。可愛い♡
お世話大変かと思いますが、
頑張って下さい。
by 安奈 (2023-11-25 10:13) 

そらへい

生き物の飼育は大変でしょうね。
もちろん見返りはあるのでしょうが。
私はただ野鳥を撮るだけなので
気楽です。
by そらへい (2023-11-25 13:52) 

tai-yama

亀は100年以上生きますし・・・
うずらなら食用にもなる(笑)。
by tai-yama (2023-11-25 19:10) 

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