木森敏之、『あさひが丘の大統領』や火サスなどの作曲・編曲者 [懐かし映画・ドラマ]
木森敏之さん(きもりとしゆき、1947年7月24日~1988年4月11日)の生まれた日です。作曲家・編曲家として昭和40~50年代に活躍。『あさひが丘の大統領』『火曜サスペンス劇場』『われら動物家族』『パパになりたかった犬』などの主題歌、人気歌手の曲もたくさん手がけました。
小出正則『新しい空』(作曲、編曲)
『あさひが丘の大統領』(1979年10月17日~1980年9月17日、ユニオン映画/NTV)の主題歌です。
高校を舞台にした教師と不良高校生の青春学園ドラマシリーズの最終作品として、当時水曜日の8時に1年にわたって放送されました。
木森敏之は、ドラマの挿入歌やBGMなども任されており、本来は業界に名を知らしめた代表作といえるものなのですが、この前に放送されていた『ゆうひが丘の総理大臣』で使われた小六禮次郎の音楽も流用されたので、木森カラーを出し切れていなかったように思います。
岩崎宏美『聖母たちのララバイ』(作曲、編曲)
2時間ドラマ全盛の頃の、『火曜サスペンス劇場』(1981年9月29日~2005年9月27日、NTV)の主題歌です。
といっても、当初はオープニングではなく、エンドロールで1コーラスだけ流れていました。
それがなんと、日本歌謡大賞までとってしまったのですから、ドラマの影響力はすごいですね。
その後も、岩崎宏美は何曲か歌っていますが、やはり最初に思い浮かぶのはこの歌です。
中村雅俊『心の色』(作曲)
われら動物家族(われらどうぶつかぞく)(1981年11月17日~1982年3月23日、TBS)の主題歌です。
最初は挿入歌だったのに、いつのまにか主題歌になっていました。
子沢山の兄が亡くなり、その子たちの面倒を見ているうち、長女(中村明美)が中村雅俊のことを好きになってしまうという、TBSのドラマにはよくあるストーリーです。
この頃の中村雅俊は、マッシュルームカットでいいおじさんをつとめており、『俺たちの旅』の頃の荒削りなところはありません。
挫折を繰り返す青春スターから、優等生中年にかわりつつある頃です。
サーカス『Tendernessを抱きしめて』(作曲・編曲)
テンダネスを抱きしめて [EPレコード 7inch] - サーカス
『パパになりたかった犬』(1984年1月9日~3月26日)のテーマソングです。
正直な所、ドラマよりも主題歌のイメージが強く残っています。
2016年の東京タワーのショーということですが、サーカスが一部メンバーを入れ替えて、叶正子さんが歌っています。
『アメリカン・フィーリング』が最初に出てきますが、「今、私はコバルトの風」という歌詞を覚えていますか。
なんて清々しい歌詞だと思いませんか。すばらしい。
当時とはまた違う味わいの歌声で胸いっぱいになれます。
その他、麻生よう子『B1パブ』(作曲・編曲)、因幡晃『ヴィオロンの響き』(作曲)、尾崎紀世彦『Only Yesterday』(作曲・編曲)、オスカル『レイズ・ザ・タイタニック ~ タイタニック・フォエバー』(作曲・編曲)、しばたはつみ『Show Me The Way』『最終夜行列車』(作曲・編曲)、杉村尚美『サンセット・メモリー』(作曲・編曲)、世良公則とツイスト『燃えろいい女』(編曲)など、80年代前半の怒涛のヒット曲リリースは、まさに太く短い生涯といえるハイライトでした。
この中でお好きな歌はありますか。
あさひが丘の大統領DVD-BOX(9枚組)
最近YouTubeでよくサンセットメモリー聴いてるんですよ。犬シリーズで記憶にあるのは内容ではなくこの歌のみ(笑)。
やっぱ「ブロンズの風の中」が印象に残るけど風が好きだったのかな木森敏之さんは。
by pn (2019-07-23 23:46)
いろいろな方の曲を作られているので、知らず知らずのうちに聞いているかもしれませんね。
by ナベちはる (2019-07-24 00:45)
聖母たちのララバイは伸びのある歌声で、好きでしたね。
by ヤマカゼ (2019-07-24 05:49)
わっ!火サスの「聖母たちのララバイ」、サーカスの「アメリカン・フィーリング」、「燃えろいい女」!!
懐かしいーーーー^^
朝から頭の中でそれぞれ回っています♪♪
by Rinko (2019-07-24 07:50)
こんにちは!
梅雨明けしそうで台風が来てしまいました。
by Take-Zee (2019-07-24 15:33)