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仏教学と仏教塾の違いについてお話しします [仏教]

大学大学院での仏教学と仏教塾の違いについてお話しします

大学・大学院での仏教学と、仏教塾の違いについて尋ねられたので記事にします。といっても、私は仏教塾に入ったことはないので、一部聞きかじりを含めた比較です。仏教学は理論と歴史に焦点を当てた学問的なアプローチであり、仏教塾は実践と体験を通じた学びが中心となります。

いきなり結論から書きますと、

【大学の仏教学部や仏教学科、大学院での仏教学専攻課程】
……仏教の歴史、文献、哲学、時代背景などを学術的に明らかにする

【仏教塾】
……仏教各宗派で得度を目指す(僧侶になる)ために、仏教の教えを日常生活にどのように取り入れるかや、修行や瞑想などの実践を行う。つまり信仰を学ぶ

ですから、大学・大学院の仏教学と仏教塾は、住職を目指す一部の人を除くと、目的が違います。

お坊さん(僧侶)になりたい人は、お寺とのコネがなかったら、まず仏教塾に入って得度を目指すことです。

得度とは、寺院(宗派)へ入門し僧籍を得るということです。

ただ、一般の僧侶の場合は、仏教塾から得度⇒受戒でなれますが、住職はそれだけではなれません。

住職になるための、「教職」科目は、学校の教職資格同様に、大学や大学院の履修科目にあります。

ですから、住職になるためには、大学の仏教学部や仏教学科も出ている人が多いようです。

僧侶と住職の違いですが、僧侶は寺院に所属する修行者であり、在家信者に教えを伝える役割を持ちますが、住職は寺院の運営を担当し、寺院と地域社会の橋渡しをする責任者の役割を果たします。

ですから、僧侶が横滑りで住職になれるわけではないので、最近は住職不足で、「無住寺」(専任住職不在の寺)とか、他寺院と兼任の住職もいるようです。

最近は、定年すぎてからの「出家」が増えているらしいですね。

再就職に失敗して、配偶者とは熟年離婚でもして、居所がなくなったのかな。


この記事では、60歳を過ぎてからを「逃避の出家」と批判的に書いていますが、逃避だろうがなんだろうが、得度した以上、修行はあります。

そして、私も以前はこの記事のライターのように認識違いをしていまして、還暦過ぎてからの出家を、「いい年して人の道を貫けないものが、仏の道なんてちゃんちゃらおかしい。仏の道の前に、まず人の道だろう。そこを逃げちゃだめだろう」と批判的だったのですが、そうではなくて、人の道を貫けない生きづらい人こそ、仏門に入るものなのですね。

いずれにしても、住職は人手不足なので、ヤルんなら本腰入れてやられたらいかがですか、といいたいですね。

仏教系の大学と仏教塾


仏教学を履修する大学の場合、どの宗派で学びたいのかがあるのなら、前述のように住職の履修科目の関係から、それに合わせた大学を選ぶことが重要です。

天台宗……大正大学、足利大学

真言宗……高野山大学、種智院大学

日蓮宗……立正大学、文教大学、身延山大学

浄土宗……佛教大学、京都華頂大学、淑徳大学

浄土真宗……龍谷大学、大谷大学、武蔵野大学

曹洞宗……駒沢大学、東北福祉大学、鶴見大学、愛知学院大学

臨済宗……花園大学

これらの大学は、単位の互換を行っているところもあります。たとえば、駒沢大学で単位を取っていたら、武蔵野大学ではその単位は認定されるとかね。

もちろん、仏教学を履修できるというだけで、学校そのものが宗教機関というわけではありません。ちゃんと学校教育法に則っています。

たとえば、文教大学は、昔は立正女子といって小さな学校でしたが、今は幼稚園から大学院まであります。

私学ではめすらしく、小学校の教員免許が取れる大学です。

私の長男が付属の幼稚園でしたが、文化祭のときだけ、日蓮宗の提灯を飾ってたかな。ふだんは法華経は唱えなかったですよ。

仏教塾は、たとえば東京国際仏教塾というもっとも有名なところですと、宗派にとらわれずに仏教そのものを学ぶことができ、在家得度(受戒会・帰敬式)の受戒を推進しています。

さらに、一定期間の研修と条件を満たせば、出家得度して僧侶となる道も開かれているようです。

献血に行ってきました


ということで、話は全く変わりますが、東京赤十字血液センターから、4月の採血確保が厳しく、金沢発祥の「ゴーゴーカレー」のレトルトをくれるからぜひ献血に来てくれ、とメールがきたので、土曜日に渋谷のハチ公前まで行ってきました。


いやー、土日に行くところではないですね。久々の人混みに疲れた(笑)

それはそうと、献血後にいただけるアイスは、

ハーゲンダッツ⇒レディーボーデン⇒スーパーカップ

と、行くたびに格落ちしています。

しかも、スーパーカップは通常のサイズではなく、カップの大きさだけはハーゲンダッツ並み。

いや、でも神奈川(川崎)はもっと渋かったな。

アイスとなにかと、どちらかの選択でしたね。

別に物が欲しくてやってるわけではありませんが、献血者はボランティアなんですから、「おっ、行ってみようか」と思わせないと。

しかも、最近は予約してくれといわれるので、それもあって足が遠のいていました。

その日のコンディションで、行くかどうか決めるので、そしてキャンセルはしたくない性分なので、いちいち予約予約といわれると、行きづらくなっちゃいますよね。

予約制なら、「コンディションが悪かったら、遠慮せずキャンセルしてください」みたいな一言を添えてもらえると、気持ちも楽になるんですけど。

繰り返しますが、献血者はボランティアなんですから、そのへんの配慮をお願いしたいですね。

みなさんは、いかが思われますか。

現代仏教塾I - 吉村均, 三木悟, 岩井昌悟
現代仏教塾I - 吉村均, 三木悟, 岩井昌悟
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我流麺童

20~30代のころは献血するのが趣味でしたが、その後に病的手術で輸血を受けたので献血できなくなりました。さらに古希を過ぎた今では年齢的にもできなくなりました。でも30回を超えた昔の献血手帳は持っています。
by 我流麺童 (2024-04-21 06:29) 

mm

おはようございます^^
途中用事が出来て席を外していてコメントが遅れました(ーー;
本当に仏教にお詳しいですね。こちらでいろいろ学ばせてもらっています。
献血はやったことが無いです(__; 注射が嫌い(><;
それと若い頃は貧血気味だったこともあります。
by mm (2024-04-21 06:40) 

夏炉冬扇

キャベツは甘いです。葉っぱを娘のワンが食べますから、美味しいらしい。
by 夏炉冬扇 (2024-04-21 06:53) 

Take-Zee

おはようございます!
もう献血はお断りされます (>_<)!
by Take-Zee (2024-04-21 06:55) 

mayu

仏教の思想は、日本人には一番馴染みやすいかと思います(*^_^*)
by mayu (2024-04-21 07:54) 

安奈

こんにちは。
仏教塾というのもあるんですね。
初めて知りました。

献血は、行かなければと思っていたのですが、
輸血受けたらできないんですね。
by 安奈 (2024-04-21 09:04) 

プー太の父

献血ご苦労様でした。そしてありがとうございました(^^
by プー太の父 (2024-04-21 10:19) 

そらへい

60歳を過ぎて僧侶になられる方は、
やはり修行を目指しておられるのでしょうね。
住職になると、また俗世に戻るようなものです。
by そらへい (2024-04-21 11:23) 

ムサシママ

瀬戸内寂聴さんは男関係が収集つかなくなって出家をしたとご本人がおっしゃっていました
逃避のための出家でも口八丁手八丁でなんとか成功されたようです
献血、お疲れ様です
献血と聞いただけで体温が下がりそうなので行ったことはありません(-_-)
アイスの格落ち、笑えました
by ムサシママ (2024-04-21 14:07) 

コーヒーカップ

住職になるのもなかなか勉強しないといけないですね。
ボランティアで献血してもらっている血液ですが、昔、輸血してもらった時400mlで5万円位請求された記憶有ります。
それが複数本でしたが、お陰であの世から戻ってこられました。
by コーヒーカップ (2024-04-21 16:46) 

tai-yama

実際、坊主丸儲けができる人はやはり相当な経営センスが
高くないとできないらしく・・・。
献血は採血基準が厳しくなったのと、200mlお断りが
多い、採血側の都合と問題も。
by tai-yama (2024-04-21 22:58) 

mau

献血、コロナのせいでかなり減ってて大変と聞いていたけど少しは持ち直したのかなぁ?
by mau (2024-04-22 00:25) 

pn

定年後となるとやっぱ家に居場所無い人の拠り所なんだろうか?お父さん達だって好き好んで家庭を顧みなかった訳でもあるまいしなぁ。
by pn (2024-04-22 12:28) 

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