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吉田美和、DREAMS COME TRUEで「夢は叶う」と打ちたてた金字塔 [懐かし映画・ドラマ]

吉田美和、DREAMS COME TRUEで「夢は叶う」と打ちたてた金字塔

吉田美和(よしだみわ、1965年5月6日~)さんの誕生日です。おめでとうございます。DREAMS COME TRUE(ドリカム)の楽曲の全ての作詞と数多くの作曲を手がけているシンカーソングライターです。『晴れたらいいね』収録アルバムは、当時日本音楽界史上最高の365万枚を売り上げました。(画像はGoogle検索画面より)




ドリカムというと、やはり私は12枚目にリリースした、『晴れたらいいね』が印象深いですね。

晴れたらいいね

NHK連続テレビ小説『ひらり』(1992年)の主題歌になりました。

正直、今のNHK連続テレビ小説はわかりませんが、このへんまではまじめに見ていたと思います。

相撲好きの女性と、相撲部屋の嘱託医のかかわりを中心にした話だったのですが、竜太(渡辺いっけい)はなぜ、ひらり(石田ひかり)ではなく、姉のみのり(鍵本景子)を選んだのかなどと、どうでもいいことを真剣に議論したものです。

ひらり
NHK公式サイトより

それ以外にも、『WONDER3』で100万枚、『The Swinging Star』は発売1カ月で200万枚突破。

ファンが握手したくて、同じCDを何枚も何十枚も買いまくってセールスを積み上げていく、AKB48のオリコン1位とは全く価値が違います。



ツイッターを見ると、同性からの「ハッピーバースデー」ツイートがたくさんあります。

同性から好かれているというのがいいのですね。

すばらしいことです。

ドリカムが3人から2人なった経緯


さて、その『晴れたらいいね』のDREAMS COME TRUEは、3人でした。

しかし、その頃は、曲を楽譜で表現できない吉田美和をサポートするのは中村正人で、疎外されたような元メンバー西川隆宏の居心地が悪くなっていたことは、傍目にも何となくわかりました。

西川隆宏は2002年3月に、「あらためて、自分自身の音楽と生き方を追求していきたくなったため」という理由でグループを脱退。

しかし、それはあくまでも表向きの理由でした。

脱退後、西川隆宏は実兄と新ユニットを組み音楽活動を続けることになったものの、予定されている日を過ぎてもCDが出ない。

そのうち、実兄の妻を路上に突き倒すなどして、首に2週間のけがを負わせ渋谷署に逮捕されてしまいました。

原因は、曲の発売間近になり、西川隆宏の一方的な指示で、ジャケットの作曲者名が西川隆宏だけになっているのを知ったことによるトラブルだったそうです。

曰く、「俺の名前だけで出したかったんだよッ」(『週刊朝日』2002年10月25日号)

その1週間後に再逮捕されてしまい、芸能界復帰の目もなくなりました。

「弟は人と向き合うのが苦手な性格ですが、脱退して悔しい気持ちがあったなら、兄弟なんだから相談してほしかった。それで弟一人の名前にしても僕はかまわなかったのに、残念です……」(実兄)

西川隆宏は公判で、歌手を廃業して故郷に帰ると述べ、控訴もしませんでした。

兄弟のコミュニケーションすら、きちんととれないぐらいだから、おそらく「ドリカム」の中でも、意志の疎通を図ることができなかったのでしょう。

でも、3人でがんばろうと誓って始めたのに、1人が“脱落”しても、まるで最初からいなかったように現在2人で問題なく活動を続けている、というのは、なんとなく寂しい気もします。

ドリカムにとっては、いまさらの話かもしれませんが……。

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3人編成はむずかしかったのか


「女性1人・男性2人の編成を「ドリカム編成」と形容されることがあ」る(Wikiより)といいますが、同じ「編成」で、デビューはドリカムよりずっと早いハイ・ファイ・セットも、似たような経過でした。

ハイ・ファイ・セット

こちらは、5人グループの赤い鳥から、山本俊彦、山本潤子の夫婦に、山本潤子と音楽活動をしたかったといわれる大川茂の3人でした。

が、歌は山本潤子 with 男2人という感じでしたし、作曲は山本俊彦が多く手がけていたので、率直に言って、大川茂の取り分が一番少なかったのではないかと思います。

細かい話ですが、歌番組でトチっていた山本俊彦の衣装に比べると、大川茂の衣装はありふれたスーツで地味でしたし…。

案の定、解散の翌年、大川茂はお金目当ての事件を起こし、芸能界復帰の目をたたれました。

しかし、もう25年も前の話なのに、いまだにネットでは心無い書き方がなされるのは、さすがに気の毒ではないかと思います。

3人編成は、役割分担をきちんとして、金銭的にも不満が出ないようにしないと、なかなか維持するのはむずかしいようです。

もちろん、今のドリカムには、これからもご活躍いただきたいですね。

晴れたらいいね
晴れたらいいね

DREAMS COME TRUE THE BEST! 私のドリカム

DREAMS COME TRUE THE BEST! 私のドリカム

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal Music =music=
  • 発売日: 2015/07/07
  • メディア: CD


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コメント 12

犬眉母

「ひらり」は、歌とドラマがフィットしていましたね。
by 犬眉母 (2019-05-06 02:15) 

末尾ルコ(アルベール)

ドリカムのキャリアを熱心に追ったことはありませんが、多くの要素が実にレベルの高いバンドであるとの印象は強いです。好きな曲も何曲となくあります。ただ、今はそうでもないですが、かつてわたしは、「いかにもロック」という音でないとあまり聴く気がしなかった時期がかなり長くありまして、正面切って聴いておればその高い音楽性に唸ったのでしょうが、そのような機会を逃してしまいました。日本のポップを受け付けなかった時期が長かったです。
「女性1人、男性2人」というパターンは映画でも傑作がありますね。フランソワ・トリュフォーの『突然炎のごとく』、ロベール・アンリコの『冒険者たち』、ジョージ・ロイ・ヒルの『明日に向かって撃て』など、すらすら出てきます。この3作は何度観ても素晴らしいです。逆に「男性1人、女性2人」というパターンは、無くはないのでしょうが、すぐに思い浮かびません。わたしとしてはこういうパターンになりたいのですが(笑)、現実にはなかなかそうはいきません。子どもの頃はこうした妄想に浸っておりましたが。別に愛人を何人も持つとか、そういう妄想ではなくて、あくまで「一人の男性を愛する二人の女性、二人の女性を愛する一人の男性」という関係性での共同生活・・・と、ドリカムから話が飛躍し過ぎておりますね(笑)。
まあドリカムはバリューを落とすことなく、今後も活躍していくのだと思います。実力的に言えば、いきものがかりや西野カナらとは格違いなのではないかと。別に比較する必要はないですが、いきものがかりは休業を「放牧」と称したりする感覚がちょっとなのと、その「放牧宣言」をNHKニュースがトップで伝えたことに呆れたとか、そうしたことでわたしの中でイメージが悪いのです。
女性がメインの日本人バンドでかなり好きだったのは、戸川純を擁したゲルニカです。今聴いても、カッコいいなと思います。

・・・

>日教組は退職してからも声がかかるのですか

全国どこでも同じかどうかは知りませんが、高知は日教組、しかも「退職婦人」の団体が活発な活動をしておりまして、どうやらその説教臭さは生涯消えることなさそうです。当該団体が新年会などを催す建物があるのですが、でかでかと「教え子を戦場へ送るな」と書かれたプレートが掲げられております。この団体はコーラスなどもやっていて、母は歌うのが大好きなので顔を出すのですが、練習が終わった後にぎゃーすかぎゃーすか政治談議を始める人たちがいて、母にとっては大きなストレスになっていました。政治談議と言っても、今だと専ら安部批判に限るようなのですけどね。とにかくわたしにとっては、「世の中の礼儀がまったく分かってない人たち」なのです。


>東映の時代劇のお姫様役がランクインしていますね。

なるほどです!それはいかにも『明星』の人気投票らしいですね。と言っても、わたしの子供のころの『明星』と当時の『明星』にどれだけの共通点があるかは分かりませんが、よかれ悪しかれ「ミーハー的」なイメージが『明星』にはありました。その意味では京マチ子や原節子は「偉すぎて」上位にはランクインしないのかなと勝手に想像しております。でもこの人たちも若いころはアイドル的要素もあったのでしょうね。逆に言えば、「お姫様役」的な人たちは昨今の「オールタイムベスト女優」的ランキングでは上位に出てこないことあ多いので、わたしも知らないだけにより興味があります。「お姫様役」って、重要ですよね。エンターテインメントの時代劇では、魅力的なお姫様がいるだけで得した気分になります。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2019-05-06 03:22) 

ゆうのすけ

ハイファイ・セットはデビューの頃から大好きなんですが
もう再結成は叶わなくなってしまいましたものね。
残念な限りです。山本潤子さんの歌声は勿論素敵なのですがハイファイは あの三人のコーラスワークだからこそのクオリティの高い名作楽曲ばかりなので 宙に浮いちゃったままの状態で忘れさられてしまうのではないかと心配に思うんですよね。♬~
by ゆうのすけ (2019-05-06 03:23) 

ヤマカゼ

3人組は難しいとよく聞きますね。もしかしてE.L.Tも?
ドリカムだと真っ先にENEOSのCMが浮かびますね。
何度でもはとても好きな曲です。
by ヤマカゼ (2019-05-06 06:23) 

pn

ぴんからトリオも兄弟になっちゃったから3人って難しいんでしょうね色々と。
by pn (2019-05-06 07:28) 

Rinko

大ファンじゃない私でも、ドリカムの曲はどれも親しみやすい気がします^^ 思わず歌っちゃいたくなりますね♪
3人編成って難しいんですねー。。。
by Rinko (2019-05-06 07:43) 

kou

ドリカムの曲は大好きですが、エネオスのCMはちょっと苦手です・・・。
3人編成は本当に難しいでしょうね。職場の事務所も3人ですが難儀です(^^;)
by kou (2019-05-06 08:12) 

斗夢

アリスがまた3人でやることが報じられていますね。
解散するにも理由があり再結成にも理由があるんでしょうね。
友達3人で旅をすると2対1になって喧嘩すると云われますね。
3人というのは難しいんでしょうね。
by 斗夢 (2019-05-06 09:43) 

レインボーゴブリンズ

三人編成というのは、奇数だけに、割り切れない気持ちになることがあるのしょう!
by レインボーゴブリンズ (2019-05-06 16:02) 

Take-Zee

こんにちは!
ドリカム、好きな歌手です!

by Take-Zee (2019-05-06 18:01) 

ヨッシーパパ

今や、スーパースターですね。
by ヨッシーパパ (2019-05-06 19:32) 

ナベちはる

3人編成だと、いろいろと問題が起こりやすいのだろうなと思いました。
by ナベちはる (2019-05-07 00:16) 

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