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蒲田温泉まんじゅう(和菓子処清野)大田区は23区随一の温泉処 [大田区散歩]

蒲田温泉まんじゅう、という商品がタウン雑誌などでも取り上げられて人気があります。東京の大田区蒲田本町にある和菓子処清野の商品です。草津や箱根じゃあるまいし、京浜工業地帯で温泉まんじゅうなんてと思われますか。でも大田区は、23軒もの温泉を擁する都内23区でも随一の温泉処といっていいと思います。

蒲田温泉まんじゅう

大田区散歩の中でも重要な「おいしいもの」スポットのひとつ、和菓子処清野は、JR蒲田駅東口から環状八号線に出て、そこから少し歩いて蒲田郵便局を右折。雑色(ぞうしき)バス通りを5分ほど歩いた所にあります。

和菓子処清野
行った時は暗くなっちゃってました

蒲田温泉まんじゅうは6つでひとつのパックになっています。

蒲田温泉まんじゅうのパッケージ

原材料は、黒砂糖、砂糖、北海道産小豆、国内産無農薬小麦粉、有精卵卵黄、重曹です。

原材料

「小豆」だけで「餡」と書いてないということは、「北海道産小豆」から「餡」を作っているということ。

え? こんなの当たり前だろうって?

まあこしあんなのでそうなんですが、たい焼きや大福などのつぶあんの場合、気をつけたほうがいい場合もあります。

餡菓子の中には、国産大豆をうたいながら、大豆とは別に「餡」を表記している場合もあるのです。

そういう場合、つぶつぶの「大豆」は国産でも、「餡」は輸入品ということでしょうね。

無農薬が必ずしもいいわけではありませんが、少なくとも蒲田温泉まんじゅうの小豆が国産なのは、昨今の消費者にとってひとまず安心できる原材料です。

厚生労働省が公開している輸入物の検査結果を見ていると、「餡」は中国、中東、アメリカなど多くの国から輸入していますが、たまに引っかかってます。アフラトキシン検出のためって。

アフラトキシン。ご存じない方は、いい機会なのでぜひ検索してお調べください。

こしあんは色が薄めで甘みも控えめです。上品な甘さです。

割ったところ

えげつないほどの甘さを求める人には、物足りないという意見があるかもしれません。

ただ、あんが主張しすぎないので、黒糖の皮の味わいも引き立つように思います。

何個でも食べられる、と店の商品紹介にはありましたが、本当に2個3個と食べても飽きない素朴な温泉まんじゅうです。

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都内で最も温泉が多く泉質も様々


大田区の温泉地は、有名な温泉紹介サイト「街の温泉めぐり」によると23箇所です。
http://homepage1.nifty.com/machispa/

これは都内で最も多い数です。これは、大田区がかつて海の底にあったことに大きく関係しているようです。

とくに、池上、蒲田、京急線沿線が多いと思います。

たとえば、大田区内温泉銭湯認可第1号という歴史のある六郷温泉や、釜飯が評判の蒲田温泉、露天風呂のある桜館(池上)、源泉掛け流しのはすぬま温泉などは、温泉や銭湯、大田区散歩ブログでよく見かける温泉です。

六郷温泉f
六郷温泉

すべての温泉に入ったわけではないのですが、全般に純養褐層泉、いわゆる黒湯が多い印象があります。

泉質は様々です。たとえば、六郷温泉は重曹含有単純温泉ですが、桜館はナトリウムー炭酸水素塩泉含有で、単純温泉よりももう少し濃い温泉です。

温泉法第2条(定義)によると、指定された物質が1つでも含まれている「鉱水及び水蒸気その他のガス」は温泉になりますが、溶出物質量は1キロ中1mg以上です。そのうち、1gに満たないものは単純温泉になりますが、桜館は成分総計が1.105gありますから比較的「濃い」温泉といえます。

何より、大きな浴槽でのんびりと入浴できることは、ヒートショックプロテインのマイルド加温療法としても有効です。肌にも体の内部にもいいということです。

いずれにしても、コンディションやお好みに合わせて選べるということでしょう。

大田区本 (エイムック 2780)

大田区本 (エイムック 2780)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: エイ出版社
  • 発売日: 2014/02/27
  • メディア: ムック


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