大師道入口(旧東海道)から川崎大師、大師公園・瀋秀園へ [東海道スポット]
大師道入口。旧東海道の六郷の渡しから、川崎大師に参詣に向かうための分岐点となった史跡です。現在は解説板がたっており、川崎大師へは国道409号線と京急大師線が通っています。川崎大師といえば、初詣客が全国で3番目に多い大きなお寺。隣にはこれまた広い敷地にダイナミックな遊具の大師公園と“リトルチャイナ”ともいえる瀋秀園があります。
六郷の渡しから、旧東海道を歩くと万年屋の解説板があることは、今月の3日に、「六郷の渡しから万年屋へ(旧東海道川崎宿を歩く)」で書いたとおりです。
その途中に交差する国道15号線(第一京浜国道)を超えずに、国道にそって少しだけ南下すると、大師道入り口とその解説板があります。
今回も『東海道川崎宿の見どころ』(東海道かわさき宿交流館)の航空写真を借りてご紹介します。
クリックで拡大、5番が「大師道入り口」
「大師道入り口」の解説板にはこう書かれています。
初詣のニュースで名前が出てくる川崎大師の参詣は昔からあって、それは六郷の渡しから旧東海道を離れて大師道を通ったということです。
現在は、その国道409号線とともに、京急大師線が走っています。
京急川崎→港町→鈴木町→川崎大師と3つ目の駅で下車。5分ほど歩くと川崎大師に着きます。
京急大師線川崎大師駅
京急ファンには「今更」の話ですが、京急はそもそも大師電気鉄道としてスタートしたので、川崎大師駅には京急発祥の碑があります。
京急大師線川崎大師駅にある京急発祥の碑
京急は、関東の私鉄としてはもっとも歴史が古く、その始まりがこの大師線。今や京急では唯一の盲腸線ですが、それぞれに“ランドマーク”がある味わい深い路線です。
ちなみに、途中の鈴木町という駅は、味の素の前身である鈴木商店からとられており、戦前はそのものズバリ、味の素前駅といっていました。
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川崎大師駅を下車して仲見世通りに向かいします。
いつもコンコンコンコンというアメを切る音が聞こえます。
名物はやはりくず餅でしょう。
川崎大師仲見世通り『住吉』の動物や星の形に切り取った久寿餅
仲見世通りの奥に川崎大師があります。
そして、川崎大師のとなりには、大師公園があります。
長いコロコロ滑り台その他、広い敷地を有効に使った遊具、ペット用広場や派手な噴水などもあり、地元でなくても多くの人がやってきます。
国産PM2.5が騒がれた場所なんですけどね。
来る人はいます。私もよく行きます。
遊び場としてはそれだけ魅力的なんでしょうね。
大師公園の敷地内には、瀋秀園(しんしゅうえん)という独立したスポットが人気です。
1982年に川崎市と、中国東北部の主要都市・瀋陽市が友好都市提携を結び、その5周年にあたる1987年に、瀋陽市が資材を寄贈したり技術指導を行ったりして開園した回遊式庭園です。入園無料です。
我が国最大の中国自然山水庭園だそうです。白い壁の中央に下端を花のように装飾した吊り束を施した「垂花門」が構え、そこをくぐると色とりどりのあずまや回廊などが一面に広がります。
コイやフナが泳ぐ池(秀湖)を回廊が囲む形で設計されています。
飛び石橋や石造アーチ橋池のほとりには、知春亭・藕香、欖翠亭などの楼閣が立っています。中国でもこれほど整った山水庭園はめずらしいのではないでしょうか。
有名な庭園です。首都圏にお住まいの方ならお勧めです。
余談ですが、私は8年前に、大師線の動画をYoutubeにアップしていました。
小島新田駅を発車した大師線(2006年12月24日撮影)
終点の小島新田駅から、折り返し踏切を通る電車を撮っただけという、な~んの変哲もない「記録動画」ですが、旧1000形の最後の仕事ぶりを撮っておきたかったのでしょう。
当時私は、京急蒲田駅の“環八高架片道開通”の一番電車も、徹夜で撮りに行って公開していました。
この京急大師線は、12年後に全面地下化される予定です。
そのとき私は、老骨に鞭打ってその場に駆けつけているでしょうか。
もちろん駆けつけたいと思っています。
六郷の渡しから、旧東海道を歩くと万年屋の解説板があることは、今月の3日に、「六郷の渡しから万年屋へ(旧東海道川崎宿を歩く)」で書いたとおりです。
その途中に交差する国道15号線(第一京浜国道)を超えずに、国道にそって少しだけ南下すると、大師道入り口とその解説板があります。
今回も『東海道川崎宿の見どころ』(東海道かわさき宿交流館)の航空写真を借りてご紹介します。
クリックで拡大、5番が「大師道入り口」
大師道
「大師道入り口」の解説板にはこう書かれています。
かつて万年横丁と呼ばれたこの辺り。明治22年の新道完成まで、人びとはここを抜け、医王寺、若宮八幡経由で大師に参詣した。縁日には沿道に果物を並べて売る農家も多かった。新道というのは、多摩川と並行して走る川崎側の国道409号線のことです。
初詣のニュースで名前が出てくる川崎大師の参詣は昔からあって、それは六郷の渡しから旧東海道を離れて大師道を通ったということです。
現在は、その国道409号線とともに、京急大師線が走っています。
京急川崎→港町→鈴木町→川崎大師と3つ目の駅で下車。5分ほど歩くと川崎大師に着きます。
京急大師線川崎大師駅
京急発祥の碑
京急ファンには「今更」の話ですが、京急はそもそも大師電気鉄道としてスタートしたので、川崎大師駅には京急発祥の碑があります。
京急大師線川崎大師駅にある京急発祥の碑
京急は、関東の私鉄としてはもっとも歴史が古く、その始まりがこの大師線。今や京急では唯一の盲腸線ですが、それぞれに“ランドマーク”がある味わい深い路線です。
ちなみに、途中の鈴木町という駅は、味の素の前身である鈴木商店からとられており、戦前はそのものズバリ、味の素前駅といっていました。
川崎大師・大師公園・瀋秀園
川崎大師駅を下車して仲見世通りに向かいします。
いつもコンコンコンコンというアメを切る音が聞こえます。
名物はやはりくず餅でしょう。
川崎大師仲見世通り『住吉』の動物や星の形に切り取った久寿餅
仲見世通りの奥に川崎大師があります。
そして、川崎大師のとなりには、大師公園があります。
長いコロコロ滑り台その他、広い敷地を有効に使った遊具、ペット用広場や派手な噴水などもあり、地元でなくても多くの人がやってきます。
国産PM2.5が騒がれた場所なんですけどね。
来る人はいます。私もよく行きます。
遊び場としてはそれだけ魅力的なんでしょうね。
大師公園の敷地内には、瀋秀園(しんしゅうえん)という独立したスポットが人気です。
1982年に川崎市と、中国東北部の主要都市・瀋陽市が友好都市提携を結び、その5周年にあたる1987年に、瀋陽市が資材を寄贈したり技術指導を行ったりして開園した回遊式庭園です。入園無料です。
我が国最大の中国自然山水庭園だそうです。白い壁の中央に下端を花のように装飾した吊り束を施した「垂花門」が構え、そこをくぐると色とりどりのあずまや回廊などが一面に広がります。
コイやフナが泳ぐ池(秀湖)を回廊が囲む形で設計されています。
飛び石橋や石造アーチ橋池のほとりには、知春亭・藕香、欖翠亭などの楼閣が立っています。中国でもこれほど整った山水庭園はめずらしいのではないでしょうか。
有名な庭園です。首都圏にお住まいの方ならお勧めです。
大師線
余談ですが、私は8年前に、大師線の動画をYoutubeにアップしていました。
小島新田駅を発車した大師線(2006年12月24日撮影)
終点の小島新田駅から、折り返し踏切を通る電車を撮っただけという、な~んの変哲もない「記録動画」ですが、旧1000形の最後の仕事ぶりを撮っておきたかったのでしょう。
当時私は、京急蒲田駅の“環八高架片道開通”の一番電車も、徹夜で撮りに行って公開していました。
この京急大師線は、12年後に全面地下化される予定です。
そのとき私は、老骨に鞭打ってその場に駆けつけているでしょうか。
もちろん駆けつけたいと思っています。
ウォーカームック 川崎駅ウォーカー 61805‐17 (ウォーカームック 412 ひと駅ウォーカー)
- 作者:
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川マガジンズ
- 発売日: 2013/12/20
- メディア: ムック
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