鶴渡公園という公園が、東邦大学医療センター大森病院と、区立大森第三小学校の隣にあります(東京都大田区大森西)。今日は、その近所にある谷戸三輪神社というところの秋の例祭があり、公園には露店が並びました。しかし、気になる立て札があるなあと思ったら、マスコミやネットでは、さかんにこの公園を取りざたしていました。もちろんお祭りのことではありません。
鶴渡公園は、東京大田区の大森と蒲田の中間にある、約1,000坪の公園です。
町の名前でいうと
梅屋敷というところにあります。
NHK連続テレビ小説の『梅ちゃん先生』が放送していた時、京急線の梅屋敷駅では、ここが地元だと盛んに宣伝していました。
というと工場地帯を想像するかもしれませんが、
大蒲田祭 2014の記事でも書いたように、蒲田や大森は住宅、店舗、事務所が中心の街です。
このブログでは、「
たい焼きのあんこ論争、32の熱論から新たな真実!」で書いたように、梅屋敷の商店街にたい焼きを食べにわざわざ行ったこともあります。
実は、私はこのへんを学区域とする小学校(今は廃校)を卒業しているのです。
鶴渡公園は、病院と小学校に挟まれているだけに、大人の人が休めるベンチと、子供が遊べる遊具。さらに、公園のほぼ中央部には、なだらかなすり鉢のような円形の遊水設備などがあります。
ちょうど、近所にある谷戸三輪神社秋の例祭が行われる日でした。
地元の商店街、ぷらもーる梅屋敷(@Umeyashiki_Mall)がこうツイートしています。
9月6日7日土日「大森谷戸三輪神社祭礼」年に一度の地域最大の行事です。両日は子供神輿・曳太鼓巡行、鶴渡公園では屋台・演芸、6日は中神輿巡行、7日は大神輿巡行と盛大に奉納行事が催されます。
いろいろな露店が準備をしていましたが、気になったのは、画像右側に「お願い」の立て札が。
この付近で最近、連続で猫が不審死をしています。不審者を見かけた方はすぐに110番をお願いします。
調べてみると、巷間ではこのことが話題になっていました。
猫29匹不審死 餌に有害物質、不安広がる 東京・大田
http://www.asahi.com/articles/ASG8T7R2NG8TUTIL03N.html
静かでいい町なのに
今週号の『女性自身』(9月16日号)には、「もう猫の命を奪わせない!」というタイトルで事件を解説。
蒲田2丁目と大森西6丁目の、半径約400メートルの範囲内で起こっていると報じています。
『女性自身』(9月16日号)より
すでに今年4月から相次いでいる出来事とか。毎日パソコンを使っていながら、知りませんでした。
同誌から抜粋します。
京急線「梅屋敷」駅の周辺にある公園や路地裏などで、8月末までに猫の不審死が29件も発見されている。
特に8月は、15匹の猫の死骸が見つかるという異常事態に。警視庁は何者かが毒を盛ったエサを食べさせた疑いがあるとして、動物愛護法違反の疑いで捜査中だ。
猫の死因については、警視庁から正式発表がないため、現段階では“毒殺”とは断定されていない。だが、8月4日、同区内の「蒲田二丁目児童公園」で発見された不審なエサを保健所が調べたところ、そこからエンジンの不凍液や潤滑油、保冷剤などに使われる、有害な化学物質“エチレングリコール”が検出された。
この化学物質を猫が口にした場合、体重1キロあたり約2グラムで死に至るというから、まさに猛毒! 相次ぐ猫の不審死が“毒殺”である可能性は極めて高い。
記事に出ている蒲田二丁目公園を見に行きましたが、とくに事件の痕跡や、注意をよぴかける立て札はありませんでした。
『女性自身』の記事と地図で推測すると、妙典寺のように思いますが、そのお寺ではハクビシンも「おかしな死に方をした」と書かれています。
新潟青陵大学大学院の碓井真史教授(社会心理学)は、「おそらく犯人は動物を殺すこと、死ぬこと自体に喜びを感じているのでしょう。体力、腕力はないが、支配力が強く、小動物を殺すことで気持ちが満たされる、そういう人物であると考えられます」と分析していますが、先日の佐世保の事件も、動物から人間にエスカレートしたような見方がされていました。
ということは、猫だけでなく小さな子供なども警戒が必要です。
こんなことで、小学校の後半を過ごした町を有名にしたくはありません。一刻も早い解決を願うものです。
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