『1日1分であらゆる疲れがとれる 耳ひっぱり』(飛鳥新社)という本、というか健康法が話題というのでさっそく読んでみました。本も売れているらしいですね。著者は疲れコンシェルジュの藤本靖氏。疲れコンシェルジュとは、疲れに対するコンサルとサービスを行う人です。
私は、これまでもこのブログで何度か記事にしてきましたが、こうした「ちょっとした健康法」に興味があります。
いつでも誰にでもできる僅かな作業だからこそ、やってみようという気にもなれるし長続きもします。
「ちょっとした」ものなので、これで万病がたちどころに治る……、とは考えてはいません。
ただ、その「ちょっとしたこと」をするかしないかで、明暗を分けることがあるかもしれません。
私にはそうした「成功体験」もあります。こんな経験はおそらくどなたもないでしょう。私も、経験したくてしたわけではありませんが……。
>>遷延性意識障害からの回復を期待した民間療法
もし挫折しても、もしくは効果がなくても、ダメもとと割り切れるので腹が立ちません。
何より、「ちょっとしたこと」でも取り組む姿勢は、自らの健康に対して日常的に関心をもつことにつながります。
「ちょっとしたこと」をコバカにされている方も、「ちょっとしたこと」の背景にある意義があることをご理解いただけたら幸甚です。
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1日1分だけでいいから引っぱろう
耳ひっぱり。言葉のまんまです。耳をひっぱるだけです。たったそれだけの健康法です。
それでも1冊の本ができた。それだけ平易に書かれています。
耳ひっぱりによって、今まで体の不調に悩んでいたのが解消される、と同書では詳しく具体的に説明が行わています。
要約してご紹介しましょう。詳しくは同書でご確認ください。
・人間の生活には、体の疲れと精神の疲れがある。
・満員電車やパソコンの疲れなども、ストレスが溜まるので実は精神的疲れである。
・日常生活のストレスは目鼻口耳の緊張として受け取られ、「頭の芯」である蝶形骨をこわばらせる。
・蝶形骨とは頭にある23個の骨のどまんなかにある骨。こわばったり歪んだりすることで身体全体のバランスが崩れてしまう
・蝶形骨が歪んだりこわばったりすると、その穴を通る神経や血管を圧迫する
・頭の芯の緊張が広がると「体の芯」である横隔膜も緊張する
・横隔膜は背骨の真ん中辺りに付いているので、横隔膜が固まると背骨全体が硬くなり、横になっても筋肉がリラックスできず、「寝る」ことが休息にならない
・目→蝶形骨→(内蔵や筋肉を包み込むシートである筋膜でつながっている)→横隔膜→胃腸 と「疲れの連鎖」が広がる
それが、耳をひっぱることで「耳がくっついている側頭骨が横に広がって、側頭骨と蝶形骨のあいだ(縫合)に遊びができます。そのことで、挟まれている蝶形骨はこわばりから解放される」というのです。
耳の引っ張り方は、「3ミリ浮かせるように横にひっぱり「ひっぱる方向は真横というよりは、気持ち斜め後ろぐらいの感じ」だそうです。
こちらも詳細は同書で。
というか、すでにYOUTUBEでも何本かエクササイズ動画がアップされていますね。
『1日1分であらゆる疲れがとれる 耳ひっぱり』PV
自分でひっぱってみましたが、「
ひっぱる方向は真横というよりは、気持ち斜め後ろぐらいの感じ」というのがポイントなのかな、と思いました。
真横に引っ張っても、とくに変化は実感できませんが、少し後ろにひっぱる方向をかえると、鼻の奥に隙間ができて、空気がスーッと通るような感じになります。
そして、ひっぱるのを終えてからも、本に書かれているようにスッキリしたような気がします。
今までいろいろな「ちょっとした健康法」を実践してご紹介しましたが、今回が一番はっきりと実感できました。
日常的なストレスに悩む方は、1日1分、試されてはいかがでしょうか。
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