出産は満月や新月に多い？：戦後史の激動：So-netブログ

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出産も芸能人にとっては相変わらずパブリシティになるようです。毎日のように、誰かが妊娠したの出産したのと報じられます。今日のテレビやネットの芸能ニュースでも、おさる＆山川恵里佳という、失礼ながら今回初めて名前を知った人もいるのではないかと思えるような芸能人夫婦の第二子誕生が報じられていました。

個人ブログに書かれたものをわざわざ「ニュース」としてとりあげる芸能マスコミ。いちいち何グラムで、ときにはどんな生まれ方だったか（産道を通ったのか帝王切開か、不妊治療をしたのか、自然妊娠だったのか等）まで全国に発信されてしまう。

事務所や芸能人本人が、そんな情報まで流すのは、昨今、芸能界に登場した“ママタレ”なるポジション狙いなのでしょうか。

だったらいったい芸能人にプライバシーはあるのかないのか。いずれにしても、生まれてくる赤ちゃんは親を選べないので、ちょっとかわいそうという気もします。

それはともかくとして、出産で思い出したことがあります。

血液型による性格判断を否定している大村政男さんという心理学者（日本大学名誉教授）が、血液型は関係ないが、血液なら人間の営みと関係がある。なぜなら、女性は“月のもの”があるから、満月や新月といった“月の動き”に影響を受けるに違いない、とかねてから主張されており、出産もそのひとつというのです。

「月」と「月」が一致するから関係あるというのです。

う～む。学者の仮説っていうのは……。

真実は異端から始まるというのはたしかにいえるのかも。

この説が真実かどうかはともかくとして。

たしかに「満月や新月は出産が多い」という話は昔からあります。

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その信奉者の見解を拝見すると、月の満ち欠けと潮の満ち干が関係しているように、身体の80％が水分の人間がその影響を受けないはずはない、まして妊婦は羊水も抱えているのだからなおさらだ、という理屈らしい。

でも私は以前書いた、男の子は女親に似る、という話と似たようなもののように思うのですが。

つまり、そう思えばそんな気がするという程度の話ではないかと思うのですが。

もちろん、頭から否定するのも科学的ではないんですけどね。

出産と月の話でよく例に出されるのは、アーノルド・L. リーバーの「月の魔力」です。

新月と満月には他の時期に比べて約1割出産が増加するので、翻訳した数学者の藤原正彦氏が日本の出産について調べたところ、やはり同じ傾向が見られた、という話がネットにゴロゴロしています。

しかし、そもそも、その手の話というのは、「約1割」という数字の認定自体が怪しいことが多いので、それが有意であるかどうかからまずチェックする必要があると思います。

さらに、因果、生成、契機の関係について見ずに、「約1割出産が増加する」だけでそうだといいきれるのか、という問題もあります。

たとえば、○○という食材の消費量が増えた年は△△病になる人が多かった。
だからといって即、○○と△△病が関係あるとは限りません。
○○を食べても△△病にならない人だっているかもしれません。
△△病になった原因は○○以外のものかもしれません。

つまり、統計的に同期する別個の現象（月の変化と出産の増加）を、即座にリンクしていると決めつけてしまうのではなく、「そのとき、たまたまそうだった」だけかもしれない、とひとまず保留にして、他の面から検証して根拠を積み上げていくことがエビデンスというものです。

私は次男が生まれるとき、何人かの医師や助産婦（ではなく助産師でした、すんません）に聞いてみましたが、そんなことはありません、という答えしか返ってきませんでした。

しかし、それを信じている妊婦の方は多いらしいのです。以前、その話題で盛り上がっているWeb掲示板で、「科学的根拠はあるんですか？」と尋ねたら、それには答えてもらえず、「科学や法律で何でも結論が出せると思ったら大間違い」と叱られてしまいました。

個人的なファンタジーなら無問題と思いますが、それを意識しすぎて、はやくから田舎の両親を呼び出したり、夫の勤めを休ませたりしたら大変だろうと思うのですが、お産を控えてデリケートな方々にとっては、ちょっとうっとうしい質問だったのかもしれませんね。

月の魔力

作者: アーノルド・L. リーバー
出版社/メーカー: 東京書籍
発売日: 1996/10
メディア: 単行本

満潮の時に出産すると良くて引き潮の時だとよろしくないと
聞いたことがあります。
(よろしくないというのは死産になるとか・・・)
あくまでも聞いた話です。
by えのみ (2013-03-05 03:22)

満潮に良く生まれると聞いています。私の姉は干潮に生まれたので、みちこという名前にしたそうです。感じは満子でありませんが。
ファンタジーや言い伝えくらいが良いなあと思います。
長女の時は病院に入って13時間経っていますから、満潮干潮を過ぎています。3人とも潮のことは覚えていませんねえ。
by muk (2013-03-05 04:22)

私も聞いたことがあるけど
今は日にちや時間も何とかなる時代ですね。
by pandan (2013-03-05 04:46)

自然の摂理何でしょうね。

うっし君、数十万円の治療費を負担できず、治療を断念。
複雑骨折は自然につながりません。
足はぶらぶらのまま一生、ハンディを背負います・・・
不憫ですが何もできません。
by green_blue_sky (2013-03-05 06:45)

この間、ほぼ同時刻に3人が出産して4人生まれたとききました。
満潮時刻前後だったらしいですが・・・
まぁ、内一人は帝王切開なので別なんですけどねw
信じるも信じないもその人次第って感じでしょうか。
by まめ (2013-03-05 07:11)

こんにちは。満月新月と出産の関係。わたしは、なんとなく信じています。
by ikamasa (2013-03-05 07:20)

どうなんでしょうね～。満月新月はわからないですけど、台風や低気圧が通過するときは増える、なんて話もきいたことありましたけど、それもどうなのでしょうね？
by isoshijimi (2013-03-05 07:45)

出産も反対に亡くなったり情緒不安定になったりも
関係しているのでは？と昔、きいたことがあります。
ちなみに私の出産はどちらも関係はなかったですが
不思議なことや科学的にも説明のつくこともあるようですね、
by citron (2013-03-05 08:02)

なんか奥深いお話ですね。。。
ワイドショー、ネタが無い時は
2世誕生とかばかりやってるような気がします
ま、それで儲けてるご家族もいますけどね
by くまら (2013-03-05 09:09)

満月や新月の時の地球と月の距離の、引力とかそういうのが関係してるとか言いますよ((ｂ´∀｀))ﾈ♪
低気圧の後の高気圧なんかにも影響されるんですから、有り得ますよね v(*'-^*)-☆
by 繭 (2013-03-05 09:19)

人間が生まれる時も、人間が死ぬ時も月(潮の満ち引き)に
関係あると昔から聞かされました。
by やおかずみ (2013-03-05 11:45)

ご訪問とniceをありがとうございました。
by 浅葱 (2013-03-05 14:10)

海中の生物は、潮位が月の引力によって変化するために、珊瑚などの水中の動物の産卵は、月に一度の満月の大潮の日だったりしますので、因果はあるのだと思います。
世界の7割を覆う大海のみならず、池の水、風呂場の水さえも月の引力の影響を少なからず受けているわけですので、羊水もまた、月の引力の影響下にあると思います。
人間の意識として、脳が知覚できるかは別ですが。
by motosoft (2013-03-05 14:55)

話には聞いたことがあります
でも本当かどうかは？
by taka (2013-03-05 17:25)

人間の出産と、月の満ち欠けについては何ともコメント
出来ませんが、珊瑚の産卵に関しては報告がありますね。他の海洋生物でも。新月でも。
ただし、大潮に運ばれていく方が生存確率が良いとか、
新月の暗闇の方が無防備な産卵時に外敵に見つかりにくいなどと過去の経験からくるものです。繁殖や産卵に向いているだけだと思います。
by RuddyCat-Lalah (2013-03-05 17:48)