◆1951/1/1 マッカーサー、年頭声明で講和と集団安全保障強調
朝鮮戦争が進展し、時のアメリカ大統領トルーマンは対日講和を早めることを50年9月に声明。
それを受けて、マッカーサーは、年頭声明で講和と集団安全保障強調。
単独講和の道を急ぐ声明を出した。
「共産圏諸国を除外する他の連合国だけで日本に独立を回復させて、軍備制限条項を置かないで再武装させ、また経済的にも強大に1日でも早くならし、そうして平和条約締結と米英陣営の防衛体制の一環として取り入れよう」(『日本の集団安全保障』で西村熊雄外務省条約局長)と考えてのものだった。
これは結局、アメリカにとって日本が
優れているとの判断からだった(『アジアの情勢』オーエン・ラテイモア、『日本国憲法を考える』川村俊夫)。
いわゆる「極東の軍事的拠点」というものだ。
とくに最後の「兵士育成」については「質素な耐乏生活の習慣のおかげで、日本兵士は最小限の補給をもって長期に戦闘状態に耐え」「第二次大戦中にしめされた自殺的な英雄行為さえも、たぶん再現する」だろう(米陸軍パンフレット日本編)と「期待」されてのものだった。
「欲しがりません、勝つまでは」という日本人の「ストイック」で「真面目」なところが「期待」されたわけである。
冷戦時代で言うところの「西側の一員」体制のアメリカ側からの根拠が、こういう目論見のもとで進められていたことは重要である。
サンフランシスコ講和
商品副データ岩波ブックレット佐々木隆爾岩波書店この著者の新着メールを登録する発行年月:1988年09月登録情報サイズ:全集・双書ページ数:63pISBN:9784000034418この商品の関連ジャンルです。
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2010-07-14 07:00
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ご訪問&nice!ありがとうございました。
ブログ読ませていただきましたが、ちょっと
難しかったです(汗)
by igodego (2010-07-14 18:13)
はじめまして、
仰せの通りで、今でこそ「平和・国家」の
日本国も嘗て、「大日本帝国」だった時代は
実に、猛々しい国でありました - 恐らく、
「敵国」としてはアメリカ合衆国にとって
歴史上・記録に残るフィアー・ファクターを
有していた事でしょう。 これを再検証する
事も「平和維持」の為に決して無駄では無い
と、ミケは思っております。
当方ブログへの御来訪とNice!:大感激です!!
今後とも宜しく御指導下さい
by MIKE (2010-07-14 19:05)
ご訪問&nice!ありがとうございます。
by あき坊 (2010-07-14 20:15)
訪問nice!ありがとうございますm(__)m
by nano (2010-07-14 20:53)
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