『ユビックス 上達くん』(ユビックス)という箸の矯正ツールがあります。以前、ご紹介した『エジソンのお箸』という、箸の持ち方を覚えるツールに比べると、指の位置を定めるリングがなく、箸を等距離に保つだけのシンプルなものですが、中指の使い方と連携を矯正できる大人用も子供用もある便利なツールです。
今日は長男と出かけたため、外食。『藍屋』(和食のファミレス)に行きました。
先日も、『
バーミヤン荏原店』に行きましたが、別にすかいらーくグループを特別贔屓にしているわけではなく、たまたまです。
『藍屋』は夕方5時まで「ランチタイム」。
夕食のはやい人を狙っていますね。
長男は、火災による低酸素脳症で日常生活のあらゆる機能を失い、いったんは
遷延性意識障害(植物症)の診断を受けており、現在も外食がリハビリでもあるのですが、今回はスプーンとフォークで食事。
ストローを使って飲むことは問題なくできるのですが……。
私は以前の記事で、長男が自力で食事ができるまでの回復過程で、『
エジソンのお箸』を利用したことを書きました。
エジソンのお箸、遷延性意識障害からの回復訓練に
ご飯の上にのっているのはふりかけ
『エジソンのお箸』は、育児・子育てをされた方なら、ご存知のツールだと思います。
これはこれで大いに役立ちました。
ただ、エジソンのお箸による「箸の持ち方」に、ちょっと疑問が生じたため、
『エジソンのお箸』はいったんやめて、新たに、『
ユビックス 上達くん』を使うことにしました。
今日の外食は、『ユビックス 上達くん』を持ってこなかったのですが、変な癖をつけないために、そういうときはあえて箸はもたせず、スプーンとフォークに切り替えています。
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『エジソンのお箸』と『ユビックス 上達くん』の違い
『エジソンのお箸』というのは、箸を一定の間隔で結び、さらに指の位置も定められています。
一方、『ユビックス 上達くん』は、その後者がありません。
この2つは、どう違うのか。
エジソンのお箸は、リングに指を入れれば、それが“正しい位置”になる矯正です。
ただ、標準的な子どもならそれでもいいのですが、もう少し大きくなった小学校高学年以上(含む大人)になると、手も指も個人差が生じます。
長男も、すでに『エジソンのお箸』の適齢期はすぎて、手も指も大きくなっていたようです。
そのため、必ずしも固定化されたリングによる矯正が、正しい持ち方になるとは限らなかったようです。
『ユビックス 上達くん』は、中指の使い方の矯正に役立ちます。
たとえば、ピンセットというのは、親指と人差指が動かせれば使えます。
ピンセットが使えるなら、使えるようになるのが『エジソンのお箸』です。
ただし、箸というのは、人差指親指以外に、中指の働きも重要です。
具体的には、親指と人差指で一方の箸をはさみ、人差指と中指でもう一方の箸を動かします。
つまり、親指と人差指と連携して中指もきちんと使えないと、ちゃんとした箸の持ち方にはならないわけです。
タレントがものを食べる番組で、ほとんど親指と人差指で箸を挟むだけで、中指を使っていない「おかしな箸の持ち方」の人がたまにいますよね。
『ユビックス 上達くん』は、それを矯正するためのツールです。
『エジソンのお箸』よりはもう一段階進んだ、ある程度箸が使える人が、さらにきちんとした使い方になるための矯正ツールということです。
ですから、一応箸で食事はできるけれども、どうも持ち方がおかしいなあ、という成人の矯正にも使えるツールです。
私自身はこうした矯正ツールを使ったことはありませんが、小さい時になんとなく覚えた箸の持ち方がおかしいと親に指摘され、やはりある時点で直しました。
細かいマナーをどうこう言う人になりたいわけではありませんが、箸の持ち方は目立ちますし、そんなことで他人からの評価が下がったとしたらつまらないですしね。
気になる方は、1度試されてはいかがでしょうか。
『ユビックス 上達くん』は、子供用と大人用があります。
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