鳥越俊太郎氏が、週刊文春に過去の女性関係について虚偽の記事を書かれたと刑事告訴した件で、東京地検が不起訴処分にしたというニュースが話題になっています。「本当に告訴したんだ、恥知らずだな」というコメントが多数ですが、心ある「反自民」有権者を裏切った行為を総括するためにも、改めてこの件について言及します。
まずは、いつものようにまとめ記事のリンクです。
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鳥越俊太郎氏の刑事告訴、東京地検不起訴処分
鳥越俊太郎氏が、週刊文春に過去の女性関係について虚偽の記事を掲載され公正な選挙を妨害されたとして、名誉毀損(きそん)と公職選挙法違反(虚偽事項の公表)の疑いで刑事告訴していた事件で、東京地検特捜部は23日、同誌の新谷学・編集長を不起訴処分にしたと発表したのです。
これは何を意味するか。。
名誉毀損の起訴猶予と不起訴
名誉毀損というのは、刑法第230条第1項において、「公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処する」と定められています。
ただし、
・公共の利害に関する事実にかかわるものであること
・専ら公益を図る目的があること
・真実であると証明されるか、真実であると信ずるについて相当の理由があること
という、公共公益真実相当性の3要件が整えば、免責されます。
鳥越俊太郎氏が、「処女は病気だ」と言って学生に×行したとする記事は、すでに記事として出ているので、「嫌疑」は存在します。
ですから、もし名誉毀損を争うのなら、通常は「起訴猶予」であり、嫌疑そのものがない「不起訴」であるのはおかしい。
それは要するに、
文春の記事には名誉毀損を問う嫌疑が全くなかった 、ということになります。
この発表。なぜ「起訴猶予」ではなく「不起訴」であるか、ということの意味は重いのです。
それはとりもなおさず、検察が、くだんの記事について、公共公益真実相当性についてお墨付きを与えたということです。
つまり、
記事は本当のことと信じるに値するものだといっているのです。
まあ、こう書くと、鳥越信者は、トンデモお得意の「検察の陰謀論」を引っ張り出してくるかもしれません。
が、検察がそんなに信用ならないのなら、鳥越俊太郎氏自身が挙証責任を負う民事提訴にすればよかったのです。
マスコミ業界にいらっしゃる方はご存知だと思いますが、近年、名誉毀損の事件は、メディア側に非常に厳しくなっています。
文春記事がでっちあげなら、おそらくは勝訴に時間はかからなかったでしょう。
でも、鳥越俊太郎氏は民事では訴えていません。
つまり、自分で自分の正当性を立証できないから、検察の権威を利用し、そしてまるなげしたのです。言論人のくせに。
ヤクザと、にわかでない左翼は、警察・検察にケツを持っていく人間を、「面汚し」と軽蔑するものです。
反自民ならなんでもいいのか
昨年の都知事選で、「反自民」を標榜する人々は、当該記事を選挙妨害だの陰謀論だのと騒ぎましたね。
政党やメディアが仕掛けた対立軸のどちらか一方について、相手を潰すために戦うという政治観や選挙運動はもう、いいかげん卒業した方が良いんじゃないかなあと最近は思っています。
たとえば、私はこのブログで、支援学校の見学記事をいくつか書いています。
支援学校はまだまだ数が不足していて、これは3期に渡って知事を務めた、石原慎太郎氏の責任と言っていいと思います。
でも、「反石原」「反自民」でさえあれば、そんなことはなかったかというと、
そんな保証はどこにもないんですね。
げんに、鳥越俊太郎候補は、支援学校について一言も公約に入れていませんでした。
もちろん、小池知事でさえあれば、支援学校を作ってくれるに違いない、などという幻想を私は一切抱いてはおりません。
つまり、支援学校の問題について言えば、自民対反自民では改善は期待しようがないのです。
反自民(自民)の候補さえ立てりゃいいってものではなくてて、大切なのは中身なのです。
本当に今日明日の暮らしに困っている切実な有権者は、皮相的な対立にはだまされないぞ、という考えを、前回の都知事選で抱いたと思いますので、鳥越俊太郎候補を担いだ諸政党は、かならずや有権者からその審判を受けることになると思います。
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国産黒豆であっさりした甘さ
今日、ここだけの話、告白するおやつは、『黒糖スナックサンド 黒豆あん』(フジパン)です。
耳をとった黒糖食パンに、北海道産黒豆のあんをはさんだスナックサンドです。
白パンでは普通のアンパンとかわりありませんが、黒糖パンを使っているので、黒糖ならではの香ばしさがあります。
黒豆あんはつぶあんで、あっさりした甘さです。
アンパンに比べると、あんの量がすくないので、あんこ好きの人にはやや物足りないかもとれません。
逆に甘さ控えめのアンパンが好みならおすすめです。
極楽とんぼの山本も不起訴だったような。
by pn (2017-03-23 22:20)
鳥越俊太郎というのは、「見下げ果てた人間」というに相応しい品性だと、かなり以前から見ていました。そのワンパターンの「反体制・反自民」思考の馬鹿馬鹿しさもそうですし、言動の端々に透けて見える偽善性+ナルシシズムも不快極まりないものでした。だから都知事選の際にボロボロ出てきたスキャンダルについても、(ああ、鳥越俊太郎ならありそうな話だ)と驚くには値しませんでした。まあ都知事選後もぬけぬけとテレビなどに出続ける神経はどうしようもありませんね。わたしは自民党支持者ではまったくないけれど(長らく支持政党なしです)、この鳥越俊太郎のスキャンダルを前にして、まだ担ぎ続けた「反自民」勢力(その中にはフェミニズム勢力も含まれていたはずですが)の思考停止ぶりは最早つける薬がないと、そう見做されて当然だと思いますね。
『黒糖スナックサンド 黒豆あん』・・・わたしは普通の餡子はさほど好きではないので、この黒豆の味には興味があります。豆は大好きなんです。今日のカレーにもひよこ豆が。
『ジャイアント台風』、またじっくり読んでみたいものです。ロッカと戦っていたのはオリジナル(笑)のザ・ビーストのようです。でもチャンピオン・カーニバルのビ―ストもおもしろそうですね。と言うか、チャンピオン・カーニバル全体もいろいろチェックしたくなっています。G1クライマックスのように、激しいけれど強く予定調和なイベントと違い、よく分からない外国人レスラーが不調和なおもしろさを漂わせていましたよね、チャンピオン・カーニバル。
猪木VSボブ・ループも何度か動画をチェックしていますが、不可解試合の一つですね。「猪木がループのアマレス技術に翻弄された」と以前から言われていましたが、確かにそんな匂いがプンプンしておもしろいです。全日本でも新日本でも「それっきり」になっているんですね。ますます興味が湧いてきました(笑)。
山原健二郎さん、わたしの父も心酔していました。演説がとてもお上手だったようですし、やはり人間的魅力に富んでいたようです。 RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2017-03-23 22:37)
>極楽とんぼの山本も不起訴だったような。
>by pn さん
山本は、高畑淳子の息子と同じです。
当事者間にすでに示談が成立していましたから、事件を「なかったことにしてもいい」ということでの不起訴だと思います。
しかし、鳥越俊太郎氏の場合は、記事が事実ではないと告訴したのですから、示談がない建前なので、それで不起訴というのは、「不嫌疑」しか理由はありえません。
ま、示談があったとしても、それはそれで、その事実があったことの証拠なわけですが。
by いっぷく (2017-03-23 23:05)
黒糖好きにはたまらなパンですね。
ぜひ寝る前に食べたい逸品です。
by yamatonosuke (2017-03-24 00:30)
対立軸のどちらかに立って叩く構図
各地の地方選挙などでも見られますね
僕の住んでいる市の前回の市長選は
現職市長に対する不信から複数候補が乱立
選挙戦はこれまでになく激化、ニュースでも取り上げられました
しかし結果は対立候補が乱立したせいで現職が辛くも逃げ勝ち
現在はこの市長に振り回されている状態です
今年の7月にふたたびの市長選を控えていますが
市民は前回の教訓を活かせるかどうか・・・
by 藤並 海 (2017-03-24 00:34)
黒豆あん、見た目が油揚げですね。
by nikki (2017-03-24 00:39)
油揚げではなく、黒豆あんなのですね。
両方とも並べられると、どっちがどっちか判らないと思います…
by ナベちはる (2017-03-24 00:59)
小池知事になったら憲法改正されると、
「反自民」陣営は宣伝してましたが・・・
今や民進党は知事に擦り寄り、共産党の機関紙では知事と議員団の記念写真が第一面に。
有権者は、いい面の皮ですな。
by うつ夫 (2017-03-24 01:06)
黒糖食パンだけでも食べてみたいです。
by えのみ (2017-03-24 01:34)
黒豆あんおいしそうですね。
by pandan (2017-03-24 06:45)
黒豆あんの黒糖サンド?何となくイメージがわかないのですが
黒糖パンとつぶ餡が好きなのでちょっと興味ありですね♪
ただ餡の量が少ないのは残念かも。。
パット見ヤマザキのサンドかと思っちゃいました(^^;
by 追いかけっ子 (2017-03-24 07:20)
それにしても野党、特に民進党はだらしないなぁ。
by johncomeback (2017-03-24 10:53)
鳥越俊太郎氏の事を〇か×かと言えば
◯に近い△と好意的に思っていましたが
今日の記事を読ませて戴き「思い・感情」を書くのは
とても重く・難しい事だち思いました。
by makkun (2017-03-24 13:55)
先日、グランデュオのカフェで障害を持った20歳前後のお子さんを連れた父親らしき親子連れを見かけたんだけど・・・
そのお子さんはうろうろしながら『もうい~かい』とまるで子供のような無邪気さで独りでかくれんぼごっこしてたので、思わず二人で『可愛い~っ』って(笑)
でも隣の見知らぬ下品に着飾った50歳くらいのおばさんは舌打ちしながら『もう、うるさいっ』ってウロウロする人をガラス越しににらみつけたので二人とも唖然ってな感じに(泣)
その子の無邪気な笑顔を同じように見てるのに、私たちは可愛いと感じ、下品なおばさんはムカついてしまう!!
まあ、人それぞれ感じ方の違いはあるにせよ・・・心に余裕がないとこうも同一の物事のとらえ方に差が出るもんなんだねぇ~!!
クマったもんだ!!
by むうぴょんこ (2017-03-24 14:12)
マスコミの報道は国政にも大きな影響がありますね
悪い人物かどうかを判断する基準を提供してくれるのは
ありがたいですが。
真実か否かという事を裁判で争うのは意義があるとは思います
by tachi (2017-03-24 14:28)
有権者の立場として選挙に行くのがバカバカしいです。
いっその事、野党・与党 候補者を集めて乱闘?して
降参したら落選。もちろん冗談ですけどね。
候補者は有権者にアメだまをちらつかせ、その副作用
を言わない。どの政策も良い面悪い面があります。
最近は当り障りのない報道ばかりなのでTVは見ません。
石原元都知事と小池都知事の喧嘩は夫婦喧嘩みたいなもん
で・・・見ていて振り回されるのは主権者国民です。
by gf487323 (2017-03-24 16:20)
なるほど納得。
by pn (2017-03-24 21:01)
民進党も共産党もノーコメントしてますね。
民進党と共産党が一緒にやる実績作りだったので
候補者なんか二の次、都民のことなどどうでも
良かったのでしょう。
by 犬眉母 (2017-03-26 23:35)