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すまけいの祥月命日に舞台『今は昔、栄養映画館』を思い出す [懐かし映画・ドラマ]

すまけい

すまけい(須磨啓、1935年9月4日~2013年12月7日)の舞台を、20年ぐらい前になりますが見に行ったことがあります。『今は昔、栄養映画館』(竹内統一郎作)といいます。同作は、ネットで検索すると、現在も何度も演じられている、比較的小さい規模の小屋では定番の作品になっているようですね。

戸惑いの午后の惨事/今は昔、栄養映画館/恋愛日記 (竹内銃一郎戯曲集3) -
戸惑いの午后の惨事/今は昔、栄養映画館/恋愛日記 (竹内銃一郎戯曲集3) -

そのときの『今は昔、栄養映画館』の出演者は、木場勝己と、すまけいの2人。

木場勝己のプロデュースによるものでした。

木場勝己は、森川正太という、青春ドラマによく出ていた俳優から1988年ごろ紹介され、

森川正太

森川正太とはすぐに音信不通になりましたが(笑)、木場勝己さんとは年賀状のやり取りだけは続いていたのです。

その木場勝己さんがプロデュースする舞台というので、妻と2人で見に行きました。

『今は昔、栄養映画館』のストーリーですが、映画を完成させ、当日に上映会を控えた、監督と助監督の2人が、上映があと5分というところで、些細な事がきっかけで口論になり揉め出します。

監督と助監督の、不毛で出口の全く見えない会話、しかしテンポの良いやりとりが延々と繰り返されます。

「あと5分」を60分以上、汗とツバをほとばしらせながら、たった2人だけで演じるのです。

間の良さ、演技の説得力がないと、「あと5分」を60分以上も見せることはできません。

舞台の小道具も上映会という設定の椅子が10脚あるだけ。

映画やドラマでは、あり得ない話です。

作品としての面白さと、役者の力量が試される、シンプルだからこそ難しい舞台ならではの作品です。

木場勝己としては、舞台で実績を残している、力のある役者を相手役にしたかったので、どうしてもすまけいに出てほしかったのでしょう。

映画やドラマとも違う独自の世界で、素晴らしい舞台でした。

私が、すまけいを最初に見たのは、『男はつらいよ 幸福の青い鳥』(1986年、松竹)です。

男はつらいよ 幸福の青い鳥

長渕剛と志穂美悦子が出たときです。

地で行くような劇場の男の役で、渥美清とのやりとりで、あしびょうし(足拍子) を交えた小芝居を披露しています。

そのシーンを撮った時、山田洋次監督が、「ガチでウケていた」というようなことが何かの雑誌で書かれていて、すまけいは以後もたびたび山田組に起用されるようになったので、実力のある俳優だろうと思っていましたが、“ホームグラウンド”の舞台の仕事を見て、なるほど、いい役者だなあと改めて思いました。

『今は昔、栄養映画館』。

シンプルですが、舞台作品としての面白さが凝縮されています。

舞台観劇の機会がありましたら、ぜひ1度ご鑑賞ください。

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サイズは小さくても、しっかり大福


今日のオヤツは、『福ふく小餅』(足立産業)です。

福ふく小餅

北海道産小豆使用のこしあんを、国産もち粉使用の餅で包んでいます。

北海道産小豆使用のこしあん

ほどよい甘みのなめらかこしあんと、コシのある餅の食感が楽しめる小さな大福が個包装9個入りです。

大福が個包装9個入り

サイズは小さくても、しっかり大福です。

個包装されているので、外袋を開けてもいっぺんに食べなければならない、と心配しなくていいですね。

個包装されている

製造元の足立産業は、岐阜県に本社および工場があります。

検索すると、「最中、大福、ゼリー、進物のお菓子メーカー 株式会社 足立産業」というタイトルでした。

こういうタイトルの付け方を見ると、SEOの専門家がついているか、SEOに詳しいWebデザイナーにサイトを作らせているか、いずれにしても、サイトの作り方を研究していると思われます。

これまでご紹介した地方のお菓子会社の中には、公式サイトを開設していないところもあるのですが、足立産業はオンラインショップも用意して、ネット時代であることをきちんと意識していますね。

いかがですか、小さな大福。

足立産業 小豆最中 1箱(8入) -
足立産業 小豆最中 1箱(8入) -
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コメント 21

pn

9個一気に食うだろうな俺(笑)
by pn (2017-12-07 23:11) 

ナベちはる

サイズが小さいと、食べ始めて気が付いたときには既に無くなっていたなんてことがありそうです…(笑)
by ナベちはる (2017-12-08 00:17) 

末尾ルコ(アルベール)

すまけいの祥月命日に舞台『今は昔、栄養映画館』を思い出す・・・すまけいは、名前はもちろん知っていますが、あまり印象には残っておらず、出演作も少なからず観ているのですが、お記事を拝読しながら、(もっと脇の俳優たちも丁寧に観れば愉しみは広がる)という感をさらに強くしました。森川正太はテレビでよく観た記憶があります。よかれ悪しかれ(笑)、印象に残りやすい俳優でしたね。すまけいのプロフィールを見ると、確かに山田洋次作品が多く、その力量の高さもよく分かります。

『福ふく小餅』・・・この商品ではないのですが、似た感じのものを何種類か食べたことがあり、なかなかいいですよね。軽くつまめて便利です。本格的な大福餅とか、ちょっと(大き過ぎるな)と感じる時なんか、この小ささが嬉しいです。『福ふく小餅』も見つけたら購入してみます。

>地方のお菓子会社の中には、公式サイトを開設していないところもあるのですが

ありますよね。高知なんか特に、ある程度有名なところでも、何のサイトも備えてない会社やショップもあります。簡単なものでいいから、作ってほしいですよね。

愛媛とおでん辛子味噌の関係とか、ポテチで初めて知りました(笑)。思えば、「ご当地味」といっても余程有名なもの以外は普通知りませんから、このようなスナックの企画で少しでも知るのは悪くない気もいたします。四国といっても、香川のうどん、愛媛のみかんくらいしか、わたしも知りませんでしたから。そう考えると、普通に暮らしていて他の都道府県にもよく知られている「ご当地味」というのは大したものだと言えますね。
映画やドラマ、あるいは小説でも、「食べるシーン」が上手に描かれている作品は印象に残ります。テレビの場合だと、前にも記事にしましたが、「カップヌードルをフォークで食べる」CMは美味しそうに見えました。CMは需要を喚起するためのものなので、まんまと乗せられたわけですが、「テレビで食べるシーン」と言えば、今でも真っ先に浮かんできます。
映画ではいろいろありますが、例えば『異人たちとの夏』で秋吉久美子手作りのアイスクリームを食べるシーンは美味しそうでした。鶴太郎が、「お母さんのアイスは、甘くなくて美味しいんだ」とか言うところです。大林監督も力を入れて撮ったシーンだったと思います。
米倉斉加年は好きな俳優でした。非常に奥行きを感じさせてくれましたね。『ドグラ・マグラ』で有名な夢野久作というかなり変態な(笑)作家の角川文庫版のカバーがが米倉斉加年だったんですが、もう大好きでしたね。今のアメリカなら、「発禁にしろ!」と文句が出ること間違いなしですが(笑)。

プロレスから始まって、格闘技好きの人生を送っておりますもので(笑)、男性を見るとます、(戦って勝てるかどうか)を類推する癖がついております(とほほ)。誰でもそうかと思っていたら、案外そうでもないらしいのですね(笑)。もちろん、(勝てる)と踏んだから何かするというわけではありませんが(笑)、自然にそんな思考の流れになってしまうのです。もちろん、泥酔者とは「目を合わせない」とか、そのような分別を第一にしてはおりますが。

ポール・ジョーンズとネルソン・ロイヤルの「牧童コンビ」というニックネームが好きでした。このコンビをテレビで観た記憶はあまりないのですが、またYouTubeでチェックしたくなるレスラーですね。こういう中途半端なイメージのレスラーが、今見たら案外おもしろかったりするんですよね。ディック・スレーターって、日本で一瞬人気が出た時はわたしもファンになりかけてました。ちょっとポテンシャルが低かったのでしょうね。
「シュートの強さ」に関しても、またいろいろ考え直したりしています。そもそもルールがあったら、「シュート」ではないだろう・・・とか考えると、この問題もとても深いものですね。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2017-12-08 00:35) 

nikki

>あと5分を60分以上
というのは、サッカーアニメの「キャプテン翼」ですね。
あのアニメも、短い時間の話を30分とかにしてたし。
by nikki (2017-12-08 00:50) 

土芽

餡子ものはあまり食べないのもありますが
個包装だと良いですね。助かります。
by 土芽 (2017-12-08 05:35) 

kou

仕事柄、個包装の大福や最中には大変助かってます。
老人は小分けにして食べますからね。
by kou (2017-12-08 07:35) 

ヤマカゼ

ふくふく小餅、よく考えたネーミングですね。
by ヤマカゼ (2017-12-08 07:46) 

Rinko

お餅がひとつひとつ包装されているのは助かりますね~♪
お餅が美味しい季節になってきましたね^m^
by Rinko (2017-12-08 07:54) 

チャー

森川正太 知っています(^^)
懐かしいく思いました
三枚目役で 盛り上げまでいましたね
個包装は 便利で食べやすいです
by チャー (2017-12-08 08:49) 

Take-Zee

こんにちは!
ちっさくても”大福”ですか・・?
by Take-Zee (2017-12-08 09:23) 

さすらいの話師

コメントありがとうございます。

大福もSEOですか…。

最中は「もなか」なのか「さいちゅう」なのか気になりますけどね。

「さいちゅう」でヒットしたら笑いますよね?
by さすらいの話師 (2017-12-08 09:27) 

なかちゃん

男はつらいよには良く出ておられましたね ^^
その時々でいろんな役を演じておられたと思います。
その舞台、是非一度本人ので観たいけど、もう叶わないのですね…

by なかちゃん (2017-12-08 10:21) 

えくりぷす

この小豆最中、コンビニで1個売りしているので、私がこっそりよく買う奴です♪
失礼ながら「今は昔、栄養映画館」の作者は、竹内「銃」一郎かと思われます。→確認されましたら、コメント消去して頂ければと思います。
by えくりぷす (2017-12-08 10:55) 

アールグレイ

志保美悦子さんと長渕剛さん、男はつらいよで共演されていたのですね。
この映画は知らなかったです。
小さめの大福、おいしそう。
大きいと食べきらないことがあるので、小さめで1個なり2個なり、食べれるのが良いですね^^

by アールグレイ (2017-12-08 14:45) 

poko

個包装は一度に食べなくても大丈夫なのがいいですね。
これは小さそうなので一度に全部食べちゃいそうですけど(^^;
by poko (2017-12-08 16:05) 

JUNKO

個性的な役者さんで私は好きです。
by JUNKO (2017-12-08 16:11) 

johncomeback

仙台は東北では都会ですが、
舞台(芝居)に関しては田舎です。
来年定席の寄席ができるのが楽しみです。
by johncomeback (2017-12-08 16:22) 

hana2017

「塀の中の中学校」が、彼を見た最後です。
亡くなられていたのですね。
彼の舞台は全く観たことがないのですが・・・「天切り松 闇がたり」は浅田次郎氏の原作、全て面白く読みました。
by hana2017 (2017-12-08 17:20) 

ヨッシーパパ

岐阜の中でも、愛知県境の犬山城の近くなんですね。
大垣市の方には、柿羊羹で有名なつちやや、金蝶饅頭で有名な金蝶堂など、もありますね。両親の実家がその辺りですので、思いつくままに書いてしまいました。
by ヨッシーパパ (2017-12-08 18:50) 

Kathaleen

Or mayƄe he liқes bowling.? Lee continued. ?I heard somebody
say that ѡhile you һear thunder, that means that God is bowling in heaven. I bеt
he іs really good at it.
by Kathaleen (2018-08-05 23:30) 

Iesha

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