ポンポン船の仕組みと作り方(空き缶とアルミパイプ)を調べる [生活]
ポンポン船の仕組みについて、Facebookのあるグループが話題にしていました。ポンポン船というのは、文字通りポンポンという音を鳴らして進む船のことです。ブリキを使った「昭和のおもちゃ」ではありますが、その仕組みの面白さから、今も商品として販売されています。今日はポンポン船の作り方を調べてみました。
まず、みなさんはポンポン船てご存知でしょうか。
ブリキで出来たおもちゃで、形はいろいろありますが、熱を使った水蒸気の力で進む船のことです。
構造的には蒸気機関車と同じですね。
ただし動力は、石炭ではなくローソク(の火)です。
おもちゃといえば、たいていは、電池か、ぜんまいが動力ですから、火が蒸気を作り、その蒸気が船を動かす仕組みが新鮮なんでしょうね。
今もネットで調べると、複数の会社でポンポン船は作られていて、商品の比較ページなどもあります。
つまり、ポンポン船は、今も玩具として発売されています。
が、Youtubeを見ると、自分でポンポン船を作っている動画も公開されています。
今日はその中の一つである、かざまりんぺい氏のポンポン船の作り方を見ていきます。
ポンポン船の作り方
この動画は、かざまりんぺい氏が、家にある道具や、100円ショップで買える身近なものを使って、簡単に作れる理科工作を紹介する動画シリーズだそうです。
ここでは、ポンポン船の作り方を説明しています。
かざまりんぺい氏が作るポンポン船は、直径3ミリ、中心部は2ミリの穴が空いたアルミパイプを使ってコイルを作り、そこを熱することで、空き缶の船が進む設計になっています。
アルミパイプは、ホームセンターで安く売っているものがあり、空き缶は、お菓子や缶詰など、食べ物の入っていたものを使います。
かざまりんぺい氏は、カッターでアルミパイプを切るところから説明しています。
「カッターの刃を切りたいところに当てて、コロコロと転がします。そうすると、(パイプ全体に刃があたり)(アルミパイプをポキッと折って)意外と簡単に切ることができます」
そして、切ったパイプで、コイル部分を作ります。
コイルは単3電池を利用します。
アルミパイプの端から12センチ残し、単3電池に巻いてコイル状にします。
船となる空き缶には、パイプが通る穴を2つあけて、針金で固定するための穴も作ります。
ローソクに両面テープを貼り、巻いたパイプの下に固定します。
船が出来上がったら、スポイトを使って、パイプの中に水を入れます。
船のローソクに火をつけると、ローソクの火でパイプの温度が上がり、中の水が蒸気になってパイプから吹き出し、船がポンポンと音を立てながら進みます。
私は、自分の子どもに人並みにおもちゃは買ってやりましたが、自分で作ったものを与えたことはありませんでした。
プラモデルのようなものもいいのですが、素材を自分で加工する工程もある、このポンポン船の工作は、ちょうどいい“子孝行”になるかもしれません。
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