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『自律神経を整えるぬり絵』大人のぬり絵ブームと脳障害対策に [健康]

自律神経を整えるぬり絵

ぬり絵で自律神経を整えませんか。『自律神経を整えるぬり絵』(アスコム)が、135万部を突破したといいます。著者は、小林弘幸順天堂大学医学部教授、画は藤田有紀さんです。認知症予防、脳トレなどに脳に刺激を与えるため効果的とされていています。脳障害対策に試してみてはいかがでしょうか。



自律神経を整えるぬり絵』。

タイトルの自律神経というのは、心臓や呼吸や消化や血管の動きなど、無意識のうちに心身の機能を調節してくれる神経のことです。

たとえば、手や足は、動かそうと思って動かします。

しかし、心臓や呼吸や消化活動は、動かそうと意識しなくとも日夜勝手に動いてくれています。

これは、自律神経が動かしてくれているからです。

もし、自分の意志で動かさなければならなかったら、眠ったらそれっきりになってしまいますからね(汗)

自律神経には、体の活動時や昼間に活発になる交感神経と、安静時や夜に活発になる副交感神経があります。

自律神経は24時間働き続けていますが、交感・副交感の2つがバランスよく機能することで、健康をたもてます。

ところが、ストレス、不規則な生活、疾患などによって「自律神経の乱れ」が起こると、心身の不調につながりやすいといわれます。

健康維持のためには、自律神経が正常にはたらくようにすることが求められますが、本書がその対策で勧めているのが「ぬり絵」です。

本書『自律神経を整えるぬり絵』によると、自律神経を整えるものには、音楽やアロマテラピーなどもいわれてきましたが、それらは「聴く」「嗅ぐ」といった受け身の行動なのに対し、ぬり絵は自分の手先を使う自発的な行為で、ぬり絵を行うことで、交感神経と副交感神経の両方を底上げするそうです。

イライラしているとき、悲しいことがあったとき、元気がでないとき、リフレッシュしたいとき、集中力を高めたいとき、体の不調が気になるときなどに、感じるままに楽しく、自由にぬることで自然と心が落ち着き、自律神経のバランスが整うと、著者の小林弘幸教授は述べています。

「『大人のぬり絵』がブームになっていますが、人気の背景には子供時代に戻ったような『懐かしさ』があるようです。懐かしいという感情は、自律神経を安定させる効果もあることから、私はぬり絵の効果に着目しました。さらに、五感への刺激がもたらす作用を分析し、より自律神経の働きを活性化させるための工夫も織り込んで、今回のぬり絵を開発しました」(はじめに、より)

ぬり絵によって

1.呼吸が整い
2.単純作業でリフレッシュでき
3.色のいやし効果を享受できる

といいます。

『自律神経を整えるぬり絵』では、「1日15分のぬり絵」で元気な心と身体を手に入れようと、1冊の中に24の和柄ぬり絵台紙が収録されています。

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緊張感や集中力が脳に刺激を与える!?


さらに本書では、手先を使って「ぬる」作業について、具体的に、「認知症予防」「脳トレ」に効果的と述べています。

指先を使うことで、脳の広い領域を刺激し、「次は何を使うか」と考えることで、脳の萎縮や機能の低下を防ぐというのです。

そこで、一酸化炭素中毒で脳にダメージを負ったことのある、妻と次男にチャレンジさせてみました。

妻は、1回20分×3回かけてやっと完成。

自律神経を整えるぬり絵

次男は、トータル40分ぐらいで飽きてしまいました(汗)

自律神経を整えるぬり絵

ちなみに、「お手本」として同梱されていた絵柄はこれです。

自律神経を整えるぬり絵

いやあ、細かい。

1回15分で、いったい何回かかるのでしょうか。

気軽にはできないようです。

むしろ、一定の緊張感や集中力が、脳に刺激を与えるのではないでしょうか。

高次脳機能障害で、えんぴつの握りも塗りつぶしも苦手な長男も、いずれリハビリに採り入れたいと思います。

そういえば、学校時代、授業が苦痛で、教科書の図や写真にぬり絵をしたり、歴史上の人物にヒゲやメガネをつけたりした経験はありませんか。

もしかしたらあれも、無意識のうちに自律神経を整えていたのかもしれませんね。

みなさんも、ストレスの溜まりやすい生活の息抜きにチャレンジしてみませんか、ぬり絵。

自律神経を整えるぬり絵 -
自律神経を整えるぬり絵 -

トンボ鉛筆 色鉛筆 NQ 36色 CB-NQ36C -
トンボ鉛筆 色鉛筆 NQ 36色 CB-NQ36C -
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pn

色塗るの苦手な人にはかえってイライラしそう(^_^;)
by pn (2017-11-14 20:47) 

yucky

私は絵は描きますが、自分で考えた絵柄を着色するのと違って
誰かが考えた塗り絵をするのは、また別の根気がいるな…と感じます。
ちなみに、学生時代は歴史の教科書に載っていた弁髪の人をラーメンマンにしていました…(^^;)
by yucky (2017-11-14 21:45) 

nikki

スマホアプリでも大人の塗り絵ありましたが、
やっぱり紙と鉛筆を使うほうがいいでしょうね。
by nikki (2017-11-14 22:28) 

ヤマカゼ

お手本のぬり絵はさすがですね。でも青とか緑の好きな色の人は欲求不満気味のひとが多いとかラジオで聞いたことあります。
by ヤマカゼ (2017-11-14 22:34) 

hana2017

「大人のぬり絵」、一時私もやっていたのですが・・・確かに最初は楽しい。でもなん枚か仕上げると飽きが来るのも事実です。
色をぬっていく作業が単調過ぎるって言うか、物足りなくなってしまったようです。

ぬり絵は84歳の母にも勧めたものの、全く反応なし。細かい作業は面倒だから嫌だって。
…ちなみにクロスワードパズルも勧めたら、怒られました。

by hana2017 (2017-11-14 22:48) 

末尾ルコ(アルベール)

『自律神経を整えるぬり絵』大人のぬり絵ブームと脳障害対策に・・・20歳前に(自律神経失調症ではないのだろうか)と大いに不安になった時期がありました。その後、「自律神経失調症どころではない」という状態に陥りましたが、それはさて置き、わたしは真っ新の紙に自由に絵を描くことを推奨していますが、塗り絵も効果的に行えば、脳、精神衛生などにとてもよさそうです。「単純作業」の効果については、もっともっと喧伝されてもいいでしょうね。特に「考え過ぎ」の人や「どうにも行き詰まり感が強い人」など、単純作業でリフレッシュできますし、単純作業の最中に案外おもしろいアイディアが浮かんだりするものです。「色」というものも人間精神にとってとても重要で、自分の手で、「白い部分」をどんどん色で満たしていく快感と共に、自然と色彩感覚を向上させていることにもなっていくはずだと思います。

>一定の緊張感や集中力が、脳に刺激を与えるのではないでしょうか。

間違いないと思います。緊張、集中、そして適度な弛緩を上手に使い分けることで、脳機能の向上も期待できるのではないかと考えます。

>ヒゲやメガネをつけたりした経験

あります!と言うよりも、そればかりです(笑)。ほとんどの絵や写真に、「ハーリー・レイス(あるいはドン・レオ・ジョナサン)のもみあげ」や「ザ・シークの髭」などが付いておりました(笑)。

「ブログへどのくらいまで書くべきか」というのはとても難しいテーマですね。わたしの場合は数年前までの方がもっと好き勝手書いていました。けれど世の中、いろんな方がおりますから、あまりに入り口で「好き勝手感」が濃厚だと、来てくださる方の色も決まり過ぎてしまうかなというのと、自分自身、(ちょっと心が狭い書き方だったかな)という反省もあって、現在は数年前よりある程度マイルドになっていると思います。ただ、表現や題材を「ある程度マイルド」にはしても、「精神的なヌルさ=微温的雰囲気」まで行くと、それはわたしの信条にまったく反しますので、絶対にそうはならないようにはしています。

いっぷく様がアップしておられる毎日のお記事は、その内容はもちろん、「書き方のバランス感覚」は本当に凄いなあと、常に感服しております。多様な読者の方々のことをお考えになりながら、「どこまでの表現に持って行くか」をとてもデリケートにご配慮になりながらの文章であると、拝読しながらいつも感じ入っております。
「誰でも閲覧可能」なブログ記事の難しいところの一つが、いかに「分かりやすく」を心がけて書いても、「まったく内容を取り違えてしまう」方々がどうしてもおりまして、最近はあまりないのですが、以前はちょいちょいSo-netブログユーザー以外の人の勘違いコメントも書き込まれることがありました。まったく内容を読み取れてない上に逆ギレして愚にもつかないコメントを入れているんですね。そういう手合いに対しては、わたしの方からグーの音も出ないほどのコメレスを入れたりしたこともありましたが、(通りすがりで、どうせ読まないんだろうな)と思うと余計に腹が立ったりしたことです。「どう書いても曲解する人間は存在する」という実地の学習にはなりましたが。

>「批判」とは悪意のあるなしにかかわらず論旨に公益性があること、ということにしています。

おっしゃる通りです。そしてより多くの人が「物事の基本を理解している」という状況も進めていきたいものです。まず、「起こっている出来事」を理解できてないのに、やたらと出鱈目な「言葉」だけ振り回す人たちが多いですものね。

わたしの場合、中学時代まで、プロレスをやっていること(笑)以外は優等生でした。ただ父親からはずっと「教師か医者になれ」と吹き込まれてきたもので、自分でもずっとそれ以外の道はあり得ないと思っていました。ところが高校くらいから、子ども時代から父親に聴かされていた話のかなり多くに「嘘」があったことに気づき始めたのです。それらの「嘘」は、意識的に言っていたこともあれば、当人の知識が欠けていることで知らず知らず「嘘」になってしまったという場合もあるのでしょうが、やはり大きな幻滅感を持ちましたね。同時に高校の雰囲気が全く合わず、アウトロー的な生活に突入したため、「教師か医者か」なんていうのは何の話かという状況になり、父にとっても、(こんなはずじゃなかった)と大きな幻滅を味合わせたと思います。もちろん父に対しては感謝の気持ちもいろいろあるのですが、「間違った情報をかなり与えられていた」と言う点に関しては、いまでも弁護できない行為だったと思ってます。本質的には「いい人」だったと思うのですが、視野の狭さは目を覆うばかりのレベルでした。
ちょいちょいコメントの話題にさせていただいている親戚の人間的、文化的には正直言って低レベルの「超高学歴一家」なのですが、現在いろいろトラブルに見舞われているようです。しかし彼らの「今まで」があまりと言えばあまりだったので、「心から同情」という気分にはなりません。彼らの本質というものは、なかなか変わらないと思いますので。わたしもイエス・キリストには程遠い人間だという気もいたしますが(笑)。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2017-11-14 23:16) 

ナベちはる

塗り絵、私ならすぐに飽きてしまいそうです…(汗)
by ナベちはる (2017-11-14 23:46) 

藤並 香衣

僕はマンダラ塗り絵というのをやっています
気分が乗っているときは時間を忘れて
無心で塗っている気がします
by 藤並 香衣 (2017-11-15 00:17) 

チャー

大人の塗り絵
いっとき かなりハマっていました
単に色使いが楽しくて 出来上がりに満足しながら楽しんでいました
楽しく集中出来るところが良いのかなー?
by チャー (2017-11-15 06:34) 

kou

自分の勤務する所では、塗り絵が好評です。もちろんすべての人では無いですが、黙々と仕上げる人や休みながら数日かけて仕上げる人など様々です。作業中は生き生きしてますね。

by kou (2017-11-15 07:44) 

Rinko

現代人は日常生活で交感神経が優位になっている状態が多くみられるので、こうして呼吸を整えながら何かに集中することで副交感神経が優位になり自律神経を整えていけるんですよね~^^
ヨガも常に呼吸を意識して動いていくので、まさにその働きがあるんですよ!
キッズヨガに至っては、瞑想の代わりに塗り絵をさせる事もあります^^
by Rinko (2017-11-15 08:26) 

johncomeback

最近モノ忘れが酷くなってきました。
認知症予防(手遅れ?)にこの塗り絵やってみようかな。
by johncomeback (2017-11-15 09:05) 

ようこくん

学生時代、教科書の写真はヒゲやメガネ、シワなどの落書きや吹き出しだらけでした(笑)

大人の塗り絵、楽しそうですね!
自律神経を整えるって大切ですね。
by ようこくん (2017-11-15 09:11) 

なかちゃん

自律神経とか副交感神経とか、言葉は知っていましたが一体何に係ってくるとかは全然知りませんでした。
毎晩寝床に入ったら、いちにのさん で寝られるのは、バランスが取れているんでしょうかね?
でも…単に毎晩呑んでるからかも(^^;

by なかちゃん (2017-11-15 12:55) 

JUNKO

私の頭痛にも効果的かもしれません。
by JUNKO (2017-11-15 14:32) 

kohtyan

ちょっと試してみたいですね。
心が落ち着きそうです。写経と同じ効果があるのでしょう。
by kohtyan (2017-11-15 15:47) 

mamalu

これ興味あったんです。
やっぱり面白そうですね。
by mamalu (2017-11-15 16:18) 

taekozue

小林弘幸教授、たくさんの著書を出されていますが、
塗り絵もあったのですね。
私も、一時マンダラ塗り絵やらをやるのに
意気込んで色鉛筆は買ったものの、
この頃は全然やれていませんでしたが、
紹介されていた塗り絵、とても良さそうですね。
久しぶりにやってみたくなりました。

奥様と息子さんの塗り絵、上手に塗られているうえ
色彩がとても美しいですね。

by taekozue (2017-11-15 16:48) 

Take-Zee

こんばんは!
子供のころ、まだ色鉛筆はありませんでした。
クレヨン12色、たしかペンテルだったかな?
リッチな同級生は24色でした("^ω^)・・・

by Take-Zee (2017-11-15 18:24) 

ヨッシーパパ

塗り絵も認知症予防にいいんですね。
ナンクロも良いらしいですね。
by ヨッシーパパ (2017-11-15 18:37) 

土芽

細かい作業を無心に行うことは
アンガーマネジメントでも推奨されていて
ストレス解消にも良さそうなので気にはなっています。

by 土芽 (2017-11-15 19:05) 

makkun

私は退院して「奥の細道」を鉛筆でなぞる練習と
塗り絵をリハビリでやってましたです。
絵を描くのは好きでしたので楽しくてしてました。
by makkun (2017-11-15 20:01) 

ヤッペママ

根気のいる塗り絵を仕上げた時は嬉しいものです。
子供のころは遊びの一つでした。
by ヤッペママ (2017-11-15 20:40) 

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