障害男児を何歳まで女湯に連れて行くか。これが、Facebookの発達障害のグループで議論になっていました。障害者であることに胡坐をかいてしまい、 堂々と女風呂に大きな子どもを連れて周りの人に不快な思いをさせてはいけないという意見がある一方で、容認する意見もあります。みなさんはどう思われますか。
高畑裕太の不起訴報道を受けて、やはり高畑裕太は発達障害だったとの記事が話題になっています。
いつものように、まとめサイトをリンクします。
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高畑裕太はやはり発達障害だったとの報道
元記事によると、高畑淳子が過去のインタビューで、高畑裕太が幼少期に「発達障害」と診断されたことを打ち明けていたというのです。
もっとも、何の媒体かの出典もなく、どのように打ち明けていたかという引用もない、きわめて無責任な記事です。
私の意見は、以前書いたように、息子の「おかしなふるまい」を高畑淳子は十分承知していたのですから、そのふるまいの原因をつきとめて、子どもにとって適切な療育を行わなかったことについて、親として不作為と怠慢のそしりは免れないと思っています。
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高畑淳子・高畑裕太のあの“疑惑”について考える
それどころか、自分と自分の息子さえ良ければ、他人の迷惑なんか知ったことではない、といわんばかりの態度が、どうにも私には我慢がならず、高畑淳子に同情する了見が私には理解できません。
さて、高畑裕太が発達障害かどうかは知りませんが、高畑淳子の態度が、ともすれば一部の発達障害の親御さんと重なっているように思える議論があったので、ご紹介します。
誰にとっても不快で迷惑なことは許されるものではない
Facebookタイムランより
知的障害者は、一人で行動させるのが難しいため、たとえば入浴も介助者が必要な場合があります。
では、介助者がいなければ、
母親が女湯に発達障害の息子を入れてもいいのか、何歳まで入れるか、ということが議論になっています。
私は場所がどこであっても、少なくとも就学したら異性用に入ることはやめたほうが良いと思います。
ところが、銭湯の年齢制限は自治体によりバラバラです。
たとえば
大阪などは決まりがないので、何歳でも混浴OKということになってしまいます。
発達障害児は、偏食で栄養不良のようなやせ細った子のいる一方で、小学生でも高校生ぐらいに見えるお子さんもいます。
そこで、成長の「誤差」と、一部の親御さんの「甘え」などから、なしくずしに、
障害児なんだからたとえ男児でも女湯に入れる酌量はあってもいいじゃないか、という意見があるのです。
さすがに私も、そんな議論に驚きました。
いかなる理由があるにせよ、女湯に入っている人が不快に思うにきまっているじゃありませんか。
そもそも、その障害男児自身が、女湯で恥ずかしいと思っているかもしれないじゃないですか。
そんなに一緒に入れたければ、母親が男湯に入ればいいと思いませんか。
もちろん裸でね。私はそれなら大賛成!
それはともかく、この議論、「男児だったら父親と一緒に入ればいいのでは?」というツッコミは当然あるでしょうね。
なぜこんなことが問題になるかというと、以前書いたように、発達障害児の両親は離婚率が高いという私の感覚を裏付けているのか、障害児の子育てで問題提起するのは、シングルマザーであることが多いのです。
それだけ、障害児を(1人で)育てるのは大変なのでしょうけど……。
私の子どもが、遷延性意識障害から「生還」してすぐの頃は、ヘルパーさんにお願いして自宅風呂に入れていました。
もちろん自宅以外の風呂に入らなければならないようなでかけ方はしていません。
「健常者」の世界では慎むべきことが、「障がい者」の世界に来たら大目に見てもらえる。
少なくともそう主張している人がいる。
元健常者の親である私にとっては、びっくりというか、どうにも腑に落ちないことです。
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まとめ
こういうときに考えるのは、
障害者への理解と支援とは一体どういうことだろうということです。
もちろん、障がい者なら何でも無原則に許す、ということであってはならないと思います。
ではどうすればいいのか。
それは結局、
自立の支援なら惜しまない、ということだと思うのです。
横断歩道で、障がい者の手を引く支援は否定しません。
でもベストな支援は、障がい者が自分で歩き渡れる社会であることです。
今回の風呂もそうです。
障害男児が女湯に入ることを許すべきか、という議題の立て方がそもそも間違っているのです。
障害男児が男湯で入浴できるようにするにはどうしたらいいか、という障がい者自身の成果を前提とする前向きな提案をすべきなのです。
私がエラソーに書くことではないかもしれませんが、障がい者の親御さんの中には、ときとして間違った理解や支援を求めることがあるかもしれません。
が、そんなときは、障がい者が誇りを持って生きられる、つまり自立の方向で適切なアドバイスや手助けをすることを述べてくだされば、と私は思っています。
一番悪いのは大阪(笑
by うつ夫 (2016-09-12 00:08)
大阪に、銭湯の年齢制限がないのが驚きです。
by ナベちはる (2016-09-12 00:13)
高畑淳子の件を含め、お記事の内容は賛同することばかりです。今回の「事件」が起こる以前から、高畑淳子のトーク番組などでの姿は(どうなのかな)と感じる部分はありました。
> 少なくとも就学したら異性用に入ることはやめたほうが良い
まったくその通りですよね。
またプロレスの話で恐縮ですが、デストロイヤー、キニスキー・・・いいですね。「カナダの荒法師」というニックネームがまたいい! RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2016-09-12 00:23)
周りが知識を持って優しく協力出来るのが一番いいのでしょうか。
by yamatonosuke (2016-09-12 00:37)
とても驚く記事でした。
障害を持って生まれてくる子を
みんなが手をさしのべ支援していくことは
障害者の家族が胸を張って幸せに暮らすため
必要なことではあります。しかしだからと言って
その家族が周りへ配慮すべき点を忘れてはいけない。
問題は銭湯経営側にもあると思います
障害者の施設利用者の連絡をうけた場合
男性職員が介助する、一般利用者時間とは
時間を分けて個別対応するなど対応できるところは
協力すべきなのだと思います
それが、難しいというのであれば
残念ですが銭湯を利用するのは
断念することが望ましいと考えます
by ユメクレア (2016-09-12 01:38)
うーん。これは障がい者特有の問題ではないですね。
小学3~4年ぐらいが境界値で、そういうトラブルは
健常者でも聞いたことあります。
人としての常識や思いやりの問題でしょう。
ただ障がい者は、障害があるから仕方ないでしょって
正当化できる(?)エクスキューズがある点が違いますね。
by 犬眉母 (2016-09-12 04:03)
なんでわざわざ銭湯とかに行くんだろ?風呂が付いて無い家じゃないと住めない位貧しいとかの問題とも言えるのでしょうか?
by pn (2016-09-12 06:21)
おはようございます!
これは難しいです課題だと思います。
by Take-Zee (2016-09-12 07:00)
難しいですね。無責任のようですが、発言する言葉が
見つかりません・・・・。
by やおかずみ (2016-09-12 09:14)
ありがとうございます。
今朝から雨が降りそうな
空も行きですよ。晴れないと
散歩も出来ないかな?
by ryuyokaonhachioj (2016-09-12 10:42)
それぞれ考え方や基準が違うので結論はでないのでしょうね。
どう判断してもそれに対して反発はありそうですからね。
by 追いかけっ子 (2016-09-12 12:06)
一般論ですが「就学」した時が区別の時でしょうね~
ただ、1人では入れない訳ですから
父親が居る状態でしたら男風呂で解決するでしょうが
母子家庭の場合は・・・・・・
私の能力では限界ですo(`ω´*)o
by makkun (2016-09-12 12:51)
さすが、大阪年齢制限ないんですね
難しい問題ですね
一人で入れて迷惑かけるのもあれだと思いますし、極端に制限すれば、障害児の方の萎縮もありそうです。
一番いいのは自主規制で家族風呂がある所にいくべきなのでしょうか。
by tachi (2016-09-12 13:51)
いっぷくさんのご意見に全面的に賛同します。
私は高畑何某は詳しくし知らず、あの事件をニュースで知った訳ですが、釈放もおかしいし,弁護士のコメントもおかしいし、釈放された時の挨拶も演技の様だし、病院に母親が2晩も泊り込んだと言うのもおかしい。
何れにしても男女を問わずその様な子供を持った親は死ぬに死にきれないだろうと思いますが。
by ponnta1351 (2016-09-12 13:55)
いかなる理由があるにせよ、女湯に入っている人が不快に思うにきまっているじゃありませんか。
→同感です。
もし思春期の女の子が入っていたら、かなりショックだと思います。
by ファンファン (2016-09-12 15:38)
障碍者が女子の場合はどうなんですか?
まさか15以上に成って男子風呂へ入れるでしょうか?
せめて小学校4年生ぐらいまでだと思いますね。
by 馬爺 (2016-09-12 18:43)
障がい者へ対する理解は必要ですが、障がい者なら何でも許されるとお考えなら、その方たちは間違っていると思います。
(これは、小さなお子さんを持つ親にも言いたいです)
by JUNJUN (2016-09-12 19:47)
半世紀前の自分が小学校の5年生だった頃の記憶です。幼馴染の近所の女の子が、私を連れて銭湯に行きました。彼女は女湯の暖簾をかきわけ、母親を呼びました。見てはいけない光景に赤面する私。母親は、一緒に入っておいでと声をかけてきました。銭湯も初体験、まして女湯。家に一目散に帰りました。
数日後学校の女の先生が授業中に、5年生でもお母さんとお風呂に入っとている男の子がいるそうです。もう止めましょうと言った話をしました。
上の二つの話、障害を持っていようといまいと、お風呂は何の為にあるのか、と見るその子の視点があります。
そして母親からの視点。
そして周りから見て感じる視点。
半世紀すぎても、この問題社会という視点では多様な見解があるようです。たった一つ自分が上の二つのエピソード鮮明に覚えているのでコメントしました。
社会とはあたたかいものでありたいと願っています。
by SILENT (2016-09-13 07:01)
拝読させて戴きました。
障害者も私達と同じ人間です。人間社会の一員として生活して行く上に必要な常識ある行為を身に付けさせてやる事も障碍者支援をする者の役目で有り常識です。此処に言われる行為は其れが例え親であっても許される事ではありません。支援する者の常識を疑います。
by つむじかぜ (2016-09-13 11:29)
東京都の条例に従い、10歳になる前に息子を女湯に入れるのは止めました。10歳前でも、小学生の女子バレーボールチームが同じ宿に泊まっている事を知った時は大浴場には息子を連れて行きませんでした。息子が10歳超えたら、母子家庭の我が家ではもう家族で温泉旅行は無理だと覚悟しています。今は自閉症協会の障害者団体の旅行だけが楽しみになりました。知的障害者には移動支援がありますが、危険を伴う水辺(温泉やプール)での利用が出来ない地域が多いです。温泉利用者の中にも、異性に恐怖を持つ精神障害者がいるかもしれません。知的障害者が精神障害者を傷付けて良いわけありません。ただ、トイレだけは女性用は完全個室なので、時々息子を連れて入ってます。
by 知的障害児の母 (2016-11-24 13:58)