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羽田(東京都大田区)、東京南端の桜道・おでかけスポット散策 [大田区散歩]

羽田

羽田の桜はどうなっているか。東京都大田区の南端、羽田は、神奈川県と隔てる多摩川、鈴木新田(旧羽田空港跡地)と隔てる海老取川の土手に桜並木があり、春休みということもありすでに「お花見」を始めている方々もいらっしゃいます。ということで、羽田を歩いてみました。(上地図画像は大田区観光協会が発行している「大田区の魅力再発見ウォークマップ」より)



大田区観光協会が発行している「大田区の魅力再発見ウォークマップ」によると、羽田の散策コースは、

京急羽田空港線糀谷駅
↓3.1キロ、徒歩43分
羽田神社
↓0.4キロ、徒歩6分
羽田の渡し跡
↓1キロ、徒歩14分
五十間鼻
↓0.8キロ、徒歩10分
穴守稲荷神社
↓0.4キロ、徒歩5分
京急羽田空港線穴守稲荷駅

となっています。

抜けているところや、私の独断で追加したところも含めて、その順に歩いてみました。

多摩川大師緑地


多摩川大師緑地

東京都と神奈川県を隔てるのは多摩川ですが、その多摩川の下流の東京側の緑地のことです。

下流なので、川も緑地もかなり広くなっています。

中流は野球場がいくつも作られているのですが、多摩川大師緑地は何もないので、子どもも安心して遊べます。

地元の町の集会場があるのですが、もうお花見をしていました。

お花見

羽田神社


大田区南部には、白い鳥居と赤い鳥居の有名な神社があります。

赤い鳥居は、後に出てくる穴守稲荷神社で、白い鳥居は羽田神社です。

羽田神社は、羽田の氏神様として、旧来からの羽田町と、沖合の羽田空港地域まで広く氏子を有する羽田総鎮守だそうです。

今回はらなかったので、夏季例大祭のときの画像をご紹介します。

羽田神社入り口

羽田神社の夏季例大祭、萩中公園に行ってきました

羽田の渡し跡


羽田の渡し跡.png

羽田神社の前には、京浜工業地帯を縦断する産業道路(東京都道・神奈川県道6号東京大師横浜線)が走っています。

そこを渡ると、多摩川最下流の汽水域(川が海に淡水を注ぎ入れている河口部)に入るため、釣り船店がいくつも並び、釣り船や屋形船の発着場があります。

東京都と神奈川県を隔てるのは多摩川ですが、土手には、その多摩川を渡るための渡しがあったという記念碑があります。羽田の渡し跡です。

多摩川を渡る渡しはほかにもあるのですが、ここは主に、川崎大師への参拝用に使われた渡しだそうです。

羽田、シジミ復活で再び漁師町に!?

五十間鼻(ごじゅっけんばな)


五十間鼻

羽田といえば羽田空港が有名ですが、それは下に述べている旧鈴木新田にあり、工場や民家は西側にあります。

それらを隔てているのが、海老取川です。

海老取川は、多摩川の最下流から分かれて北上し、東京湾に流れるのですが、その海老取川と多摩川の分岐点にあるのが、五十間鼻(ごじゅっけんばな)と呼ばれるスポットです。

何のスポットかというと、初日の出のスポットなのです。

創建年は不明だそうですが、昔、洪水時の急流から岸辺を守るために、五十間(約90メートル)にわたって石を敷き詰めたところから、「五十間鼻」という名前になったそうです。

水難事故者を祀る無縁堂もあります。

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旧空港時代の看板跡


羽田空港は、現在の沖合に移転する前は、もっと手前(今の京急羽田空港線天空橋駅のあたり)にありました。

その当時の名残です。

その頃は、電光の看板が海老取川沿いにいくつもあったのですが、今は、人間で言うと骸骨だけの亡骸のような看板跡がひとつだけ残っています。

旧空港時代の看板跡

以前は、こんな感じで並んでいました。

海老取川
『喜劇女は度胸』(松竹)より

鈴木新田の大鳥居と穴守稲荷


羽田には、穴守稲荷という大きな神社があります。

穴守稲荷神社

稲荷信仰ですから赤い鳥居です。

旧羽田空港一帯にあたる鈴木新田を開墾する際、沿岸の堤防が風浪で決壊して大きな被害を受けたために、稲荷大神を祀ったのが始まりだそうです。

終戦後、鈴木新田地域はアメリカ軍に接収され、穴守稲荷は海老取川を超えて現在の場所に移転しました。

ただし、大鳥居は、移動させようとすると良くないことがあり、アメリカ軍が引き上げた後に、東京国際空港(羽田空港)がオープンしても、鳥居はそのまま残り、

『クレージーの怪盗ジバコ』と穴守稲荷神社の大鳥居
『クレージーの怪盗ジバコ』より

空港沖合移転の際に、現在の場所(旧鈴木新田の南端)に移転しました。

羽田の鳥居
手前が海老取川、後ろが多摩川

穴守稲荷神社例大祭と都立城南職業能力開発センター大田校技能祭
羽田太鼓・穴守の鈴(磯崎家)と穴守稲荷の今昔
羽田七福いなりめぐり、8神社を歩いた日曜日

まとめ


羽田地域の桜は、五分咲きといったところです。

満開状態は、たぶん公立小中学校の入学式(6日)あたりかなあと思います。

持ち歩ける 大田区本 (エイムック 3327)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: エイ出版社
  • 発売日: 2016/03/15
  • メディア: ムック


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