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健康になりたい! きれいになりたい! 長生きしたい! それなら、お風呂で温めなさい!! [健康]

健康になりたい! きれいになりたい! 長生きしたい! それなら、お風呂で温めなさい!!

健康になりたい! きれいになりたい! 長生きしたい! それなら、お風呂で温めなさい!!(伊藤要子、インプレス、Kindle版)をご紹介します。ヒートショックプロテイン(HSP)を産生するマイルド加温健康法について、基本編、活用編と2冊に分けて解説されています。

これまでにも何度かご紹介してきた、伊藤要子先生のマイルド加温健康法。

今回は、上下巻揃ってkindle unlimitedの無料リストに入ったので、改めてご紹介します。

長続きするのが難しい健康法の中で、私はこれだけは10年間続けています。

絶対続ける、という強い意志もいらずにできるからでしょう。

マイルド加温療法

何しろ、ちょっと熱めのお風呂に入るだけなのですから。

ヒートショックプロテインとはなんだ


ヒートショックプロテイン(HSP)というのは、ストレス、外傷、病気などによって損傷を受けた細胞を、ストレスがかかる前の状態に修復、整備する働きを持っているタンパク質のことです。

人間の体はすべて細胞でできており、その数約60兆。

それらを修復するためのたんぱく質です。

正確には、ヒートショック・プロテイン70(Heat Shock Protein 70: HSP70)といいます。

どんなときにヒートショック・プロテイン70(HSP70)が産生されるかというと、熱の刺激で誘導されることから、ヒートショックと呼ばれています。

人間だけでなく、生きとし生けるものは概ね持っている生体防御反応です。

たとえば、肉・魚介・野菜などの食材を、50度のお湯に通したり洗ったりすると、菌が減少したり、鮮度が蘇ったりすることが話題になったことがあります(低温スチーミング調理)。

これも、HSP70が産生されるから、といわれています。

では、どうやって、人間はそれを産生したら良いのか。

伊藤要子先生が推奨するのは、お風呂に入る方法です。

42度のお風呂に10分温まり、体温を38.5度にするだけです。

ヒートショックプロテイン

その体温が、もっともヒートショックプロテインが増える体温と言われています。

平熱がもっと低い人はもう少し低くても良いそうです。

42度が熱ければ40度でもいいそうです。

要は、お風呂で全身を温めて、平熱よりも2度上げることです。

するとどうなるか。

入浴48時間後をピークに、ヒートショックプロテインというタンパク質が全身で産生され、それが、体内の傷ついた細胞を修復したり、酵素の働きや免疫力を促進させたり、逆に寿命が来た細胞を新陳代謝のじゃまにならないように自死させたりするといいます。

HSPの寿命は、長くて1週間。

したがって、週に1~2回の入浴健康法ということです。

そんなかんたんなことでいいのか、と思われますか。

でも、本当なんです。

食べたり、薬を飲んだり、運動したりしないのに「健康法」というと、なにかいかがわしい民間療法と思われがちですが、伊藤要子博士は、抗がん健康食品会社顧問のような、どこかで学位を買ったようなナンチャッテ博士ではなく、ずっと大学で研究一筋で学位をとられた研究者です。

週2回のマイルド加温療法


もともと伊藤要子博士は、がんの第四の治療法といわれている、ハイパーサーミア(局所温熱療法)の研究が専門でした。

ハイパーサーミアというのは、電極によって発生する43度の高熱を、がん患部にあてて、がん細胞を死滅させる治療法です。

正常細胞は、43度でも血管を膨張させて放熱して耐えられますが、がん細胞はそれができず43度で死滅する仕組みを利用しています。

ハイパーサーミア
日本ハイパーサーミア学会より

本人は、ぽかぽかするぐらいで、痛くも苦しくもありません。

これも、マイナーですが、れっきとした保険適用のがん治療です。

だったら、手術も抗がん剤もせずに、ハイパーサーミアだけ毎日したほうがいい、と思われますか。

ところが、熱をあてると、細胞には傷んだ細胞を修復し、熱から細胞を守る耐性ができる性質があります。

そして、その耐性により、熱を当てて72時間は、再び熱を加えても効き目がなくなります。

ですから、少なくとも進行期のがんの、スピードとパワーに対抗するのは、ハイパーサーミア単独では厳しいと言われています。

この耐性こそが、ヒートショックプロテインなのです。

伊藤要子博士は、熱ショックが細胞をリフレッシュする性質を応用して、正常な細胞を元気にするマイルド加温療法を提唱されているわけです。

となると、こんな疑問が生じるかも知れません。

加温することで耐性(ヒートショックプロテイン)が産生されて細胞が元気になるのなら、お風呂に入るマイルド加温療法によって、がん細胞も元気になってしまうのではないか、と。

それに対して、伊藤葉子先生はこう説明しています。

ヒートショックプロテインは、がん細胞にも産生しますが、ただし、その際、がん細胞膜に、がん抗原の提示を強く行うので、免疫細胞ががん細胞を見つけやすくなります。

わかりやすく述べると、風呂に入ってヒートショックプロテインができると、がん細胞はわざわざ「オレはがんだぞ」という旗を、自分から立ててくれるというのです。

がん細胞は、正常細胞のコピーミスでできるため、正常細胞と似ていて、免疫細胞が見つけにくいのですが、わざわざがんが、自分から「オレオレ、オレだよ、がんだよ」と目印の旗を立ててくれることで、免疫細胞はがん細胞を退治しやすくなる、というわけです。

ですから、がんの人も、マイルド加温療法の適応はあるのです。

さらに、ヒートショックプロテインは、先日ご紹介したミトコンドリアの生合成を活発にする、という報告もあるそうです。


お湯に使って、気持ちよく健康になる「マイルド加温健康法」。

伊藤要子博士は、マイルド加温療法を週1~2回行うことを推奨しています。

みなさんも、ちょっとだけ熱めの風呂に、ちょっとだけ長く入る健康法はいかがですか。

健康になりたい! きれいになりたい! 長生きしたい! それなら、お風呂で温めなさい!! 基本編 impress QuickBooks - 伊藤 要子
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コメント 8

mm

おはようございます^^
お風呂は熱目が好きなので、毎日41度のお風呂です。
気持ちいいですよ~ ^^
by mm (2024-03-15 06:45) 

Take-Zee

おはようございます!
お風呂に入っていれば長生きできるなら
嬉しいですね!
by Take-Zee (2024-03-15 07:12) 

AKAZUKIN

冷えは万病のもとって言いいいますし、
体を温めるのは大事だと思います^_^
by AKAZUKIN (2024-03-15 12:06) 

pn

烏の行水が染み付いているので10分入ってられない(T-T)
by pn (2024-03-15 12:09) 

tarou

こんばんは、お雛様と桜にコメントを
有難うございました。
伊豆の春は爪木崎のスイセンから始まり
早咲きの桜やお雛様を楽しませてくれます(^^♪
温泉の効能はいろいろ有りますが、お風呂で体温を
2度上げると、長生きが出来そうですね(^^♪
by tarou (2024-03-15 20:00) 

そらへい

叔父が熱い風呂が好きな人で
頑丈で病気知らずの人でした。
関係あるかもしれませんね。
by そらへい (2024-03-15 20:10) 

コーヒーカップ

風呂はぬるめに入ってます。
かえって湯冷めしなくて風邪ひかなくなりました。

by コーヒーカップ (2024-03-15 20:58) 

mau

お風呂、熱いのが苦手で…ぬるくても10分は長いですね。でも、気になる
by mau (2024-03-16 08:06) 

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