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多摩川浅間神社は富士山信仰と田園調布の氏神様 [大田区散歩]

多摩川浅間神社(大田区田園調布)は富士山信仰と田園調布の氏神様

多摩川浅間神社(大田区田園調布)は、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)を御祭神に富士山を神格化した浅間信仰の神社です。同時に、国内でも随一の高級住宅街といわれる、田園調布地域の氏神様として、日頃から多くの参拝客で賑わっています。

三連休だったので、あまり天気はよくありませんでしたが、多摩川浅間神社(大田区田園調布)に行ってきました。

日本は、日本神道という独自の宗教がありますが、神道と一口に言っても、様々なご祭神があります。

まさに、八百万(やおよろず)の神ということです。

といっても、神様の数が「八百万」という意味ではありません。

「五目そば」と同じで、数字に特別な意味があるわけではなく、「たくさんの」という意味です。

自然も人間も動物も、あらゆるものに神が宿るという考え方をしています。

富士山信仰とコノハナサクヤヒメ


浅間神社というのは、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)を御祭神に、富士山を神格化した浅間信仰(富士山信仰)の神社です。


富士山信仰というのは、山に神が宿るとする山岳信仰のひとつです。

BingAIによると、富士山信仰は日本独特の「山岳信仰」だそうです。

富士山信仰というのは富士山自体が神ではなく、御祭神の憑代・依代(よりしろ)すなわち神が宿る対象とされています。

「コノハナサクヤヒメ」は、『古事記』には木花之佐久夜毘売、『日本書紀』では木花開耶姫と表記する日本神話に登場する女神です。

多摩川浅間神社では、木花咲耶姫と表記しています。

竹取物語のかぐや姫のモデルにもなったといわれる、日本神話に出てくる国津神という神様です。

浅間さま、お富士さんともいいます。

『古事記』は、フィクションと事実が入り混じった「記録文学」で、『日本書紀』は日本最古の正史といわれていますが、登場する神様が、字は違ってもどちらにも登場することがあり、その1柱がコノハナノサクヤビメというわけです。

コノハナノサクヤビメは、富士山を神体山としている富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市鎮座)と、配下の日本国内約1300社の浅間神社に祀られています。

そもそも富士山本宮浅間大社(富士宮市鎮座)は、第7代孝霊天皇のときに富士山が噴火。

鳴動常によって人が恐れて逃散し国中が荒れ果てたため、第11代垂仁天皇は浅間大神を山足の地に奉り、山霊を鎮められたのを起源としたといいます。

木花咲耶姫は、山嶽(やま)を守る神・大山祇神(オオヤマツミ)の姫君ですが、昔から山嶽は、神々の鎮まるところとして神聖視されていました。

六根清浄を唱えながら登拝し、その山容の雄大さにも似たご神徳を仰ぐ浅間信仰から、各地に勧請されているのが浅間神社ということです。

田園調布の氏神様



浅間神社は大田区で3社あり、そのひとつが、神奈川との県境に有る多摩川浅間神社です。

多摩川浅間神社(大田区田園調布)は、日本でも有数の高級住宅地である田園調布の氏神様です。

多摩川沿いの古墳がある高台に鎮座し、社務所の屋上からは富士山も望めます。

天気が良い日は、そこから右大将源頼朝の妻・政子が亀甲山(かめのこやま)で見たという、木花咲耶姫の鎮まる鮮やかな霊峰富士山をここで拝むことができます。

シン・ゴジラにも出てきた地域ですね。


社殿は、緑の屋根の上にさらに屋根がのっている作りですが、浅間造と呼ばれる2階建ての建築様式で、東京都では多摩川浅間神社だけです。

そして、社務所の屋上からは多摩川を渡る東急東横線を見おろせます。

御祭神の御神徳は、安産、子育て、縁結びなど女神としてのご利益ほか、農業、酒造繁栄、海上安全、航海安全、防火、機織りなど生活全般にわたっています。


中でも人気は子産石(子宝石)。

「この子産石(子宝石)は清らかな海の岩より長い歳月を経て 自然に生まれた石です。古より子産石を両手でやさしく撫で子宝に恵まれるように 一心に願い祈れば子宝に恵まれると言い伝えられています。」(説明板より)

そこでさっそく、アラ還妻が子宝石にタッチ。

果たしてご利益は如何に……10ヶ月後に続く(笑)

多摩川浅間神社の近くには、六郷用水の散策路や、古墳がたくさんある多摩川台公園などがあり、休日の散策3点セットになっています。

神社の種類


以前も書きましが、仏教にも宗派がいくつもあるように、神社にも種類があり、それは神様の種類によって変わってきます。

1.記紀の神々
『古事記』や『日本書紀』に記載されている、神話の登場人物です。天照大神は伊勢神宮、大国主神は出雲神社というのは有名です。
2.土着の神々
その土地で、独自に信仰されてきた神を祀っているところです。大物主神(大神神社)、寒川比古命・寒川比女命(寒川神社)などがあります。
3.習合神
インドや中国からやってきた、神や仏などが日本の神と同一視された習合神というものもあります。京都市東山区の八坂神社は明治時代までは牛頭天王を祀っていましたが、のちに出雲神話で大活躍する須佐之男命と習合されました。
4.人格神
歴史的な偉業、戦争や治世などに功績があったり、優れた文化的業績を残した「英雄・功労者」。もしくは非業の死を遂げて、死後に祟りを及ぼした人を神様として祀っています。豊臣秀吉の豊国神社、徳川家康の日光東照宮、菅原道真公が天神さまとなり祀られる天満宮が有名です。
5.七福神
民衆から神として祀られた民間信仰の中でもっとも有名なもの。現在は各地域の神社と寺院に七福神が祀られ、「〇〇七福神」として地域振興のためのスポットになっています。

今回の多摩川浅間神社は、「1」の「記紀の神々」ということになります。

神道に特別な信仰がなくても、初詣や祝い事などで、わたしたちは何かしら神社のお世話になっているのではないかと思います。

みなさんの「行きつけ」の神社の種類は、何番目になりますか。

多摩川浅間神社 シンゴジラお守り絵馬セット
多摩川浅間神社 シンゴジラお守り絵馬セット
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赤面症

近所の八幡様は何だろう?
by 赤面症 (2023-10-10 01:11) 

よしあき・ギャラリー

田園調布にもあったのですね。
今でも富士山は見えるのかな。^^
by よしあき・ギャラリー (2023-10-10 05:43) 

pn

まさかの10ヶ月後に続くとはやられましたわ(笑)
最近は鴨居の神社しか行きませんが何なのか知らないので今度調べようf^_^;
by pn (2023-10-10 06:25) 

Take-Zee

おはようございます!
最近 ”広告を削除しました”が出て広告が
消えました。 
画面すっきり見やすくなりました (^-^)!

by Take-Zee (2023-10-10 08:40) 

sasanono

安全, 防火の御利益と怪獣「ゴジラ」...
異色なコラボですね!?
by sasanono (2023-10-10 15:52) 

そらへい

氏神様の総代をしているのですが
あまり詳しくは知らないのです。
宮司さんが時々教えてくれるのですが右から左で(笑)
ただ、伊勢神宮系なので1だと思います。
by そらへい (2023-10-10 20:26) 

いっぷく

みなさん、コメントありがとうございます。

>近所の八幡様は何だろう?
八幡神は1,2,5に加えて神仏習合した特殊な神様です。
by いっぷく (2023-10-10 21:48) 

tai-yama

富士山信仰といえば、富士講と富士塚ですね〜。
最近の山の神と言えば箱根駅伝(笑)。
by tai-yama (2023-10-10 22:58) 

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