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青山孝史さん（旧名：青山孝、1951年8月10日～2009年1月28日）の生まれた日です。来年は13回忌を迎えるのに、今も誕生日を祝うツイートがあります。かつては、歌唱力と唯一長髪でなかった清潔感などフォリーブスを象徴するメンバーとして活躍しました。
青山孝史とは誰だ
青山孝史（←青山孝）は、フォーリーブスというジャニーズ事務所所属だったアイドルグループのメンバーです。
グループには途中から加入しましたが、もっとも歌唱力があり、唯一長髪でなかった清潔感など、フォリーブスを象徴するキャラクターでした。
1977年10月には、ジャニーズ事務所の第2号女性タレントの嶋田じゅん（1970年のミス・ユニバース日本代表のハーフ）とロスで結婚しています。
披露宴は東京で開かれましたが、当時の『3時のあなた』（フジテレビ）で生中継。
ツーショット会見が実現しています。
芸能マスコミは、かつて井ノ原快彦と瀬戸朝香が結婚した時、「ジャニーズ事務所初の結婚記者会見」と話題しましたが、それは芸能記者が若造で勉強不足なだけで、第一号は青山孝と嶋田じゅんです。
では、ジャニーズ事務所がなぜマスコミに対して、「井ノ原が第一号ではないよ」と正さなかったかというと、それは、青山孝が離婚したこともありますが、そもそもジャニーズ事務所は、やめたタレントは「いなかったこと」にする冷たい体質だからです。
フォーリーブスとは誰だ
フォーリーブスといえば、ジャニーズ（真家ひろみ、飯野おさみ、中谷良、あおい輝彦）に続いてデビューした、ジャニーズ事務所所属のグループ（4人組）です。
デビューしたのは、1967年8月の「日劇ウエスタン・カーニバル」。
ジャニーズタレントの伝統ですが、彼らは、いきなりレコードデビューするのではなく、まずは先輩、彼らの場合はジャニーズのバック・ダンサーをつとめ、次に舞台デビューを果たし、ある程度の実績をつけ名前を広めてからレコードデビューしました。
当初のメンバーは、ジャニー喜多川子飼いで、身分はジャニーズのボーヤだった松下公次（⇒北公次）、日活映画など3歳の時から活躍していた子役出身の江木俊夫、劇団若草出身のおりも政夫と永田英二の4人でした。
それが、テレビ番組『プラチナゴールデンショー』のレギュラーを持つことになり、当時小学生だった永田英二では対応が困難になりました。
そこで、メンバーが入れ替わる形で、青山孝が加入します。
フォーリーブスは、ジャニーズの解散によっていよいよジャニー喜多川に本腰を入れてプッシュされるようになりました。
フォーリーブスの功績
結論から述べると、ジャニーズタレント的アイドル像は、フォーリーブスで形成されたといっていいでしょう。
ジャニーズ事務所のタレントは、ジャニーズの4人組が第一号です。
が、みな短髪で、全員が大学進学を希望する、詰め襟学生服を着た健全な高校生でした。
彼らも歌って踊れるというセールスポイントはありましたが、まだ、旧来の「青春歌謡」的な男臭さを残していました。
そして、GS（グループサウンズ）ブームに結果的に敗れ去り、解散に追い込まれました。
そこで、フォーリーブスは、ザ・タイガースやザ・スパイダースの熱狂的人気に対抗すべく、長髪に、中性的な甘い顔立ちのメンバーを揃え、踊れる男性アイドルグループとして売り出されました。
歌って踊れる中性的アイドル。
GSブームにいったんは一敗地に塗れたかにみえたジャニーズ事務所は、GSブームに迎合することなく、この対抗するコンセプトを打ち立てました。
1968年9月5日、フォーリーブスはソニーレコード設立と同時に、第1号アーティストとして『オリビアの調べ』でレコードデビュー。
37作をリリースし、そのほとんどがヒット。
1970年にはブロマイドの月間売上げ1位に輝いたほか、紅白歌合戦も連続7回出場。
評価できる歌唱力と清潔感を売り物に、60年代終盤から、郷ひろみ、野口五郎、西城秀樹の新御三家が台頭するまでの間、トップアイドルとして君臨しました。
寂しい最期
しかし、元祖ジャニーズ同様、フォーリーブスも解散します。
1978年7月21日に最後のシングル『THE ENDーおもいがけず出会ったらー／夢のかけら』をリリース後、1ヶ月にわたる全国ラストツアーを行い、8月31日に新宿の東京厚生年金会館のステージで解散しました。
そのときは、メリー喜多川が舞台に上がって「これから頑張っていこう」とメッセージを発した感動のフィナーレでしたが、その一方では「2度とフォーリーブスの名前を使わない」という念書もとっていたといわれ、ジャニーズ事務所のシビアさが明らかになりました。
その後、何らかの取引があったのか、ある期間だけフォーリーブスが復活したものの、現在はまた封印です。
元祖ジャニーズの真家ひろみが亡くなったとき、事務所の功労者であるにも関わらず、ジャニーズ事務所は葬式の参列はもちろん、花輪や弔電などもいっさい出さなかったといわれます。
げんに、当時の報道を見ても、ジャニーズ事務所は一切コメントを出した事実はありません。
青山孝史はそれを批判しましたが、青山孝史自身が亡くなったときも、ジャニーズ事務所は同じ対応を取りました。
しかし、冒頭にご紹介したように、今も「お誕生日おめでとう」ツイートがあるように、ファンは忘れずにいてくれるのですから、人気稼業冥利に尽きるのではないでしょうか。
ずっと君を愛してた~4人の絆は永遠に・・・~ - フォーリーブス, 青山孝史, フォーリーブス
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幼い頃、年末の紅白によく出てきたグループですね。
さわやかなかんじですね。
by ヤマカゼ (2020-08-11 06:53)
あまりタレントのことは詳しくないので・・・・・、
コメント・ご訪問ありがとうございます。
by やおかずみ (2020-08-11 09:39)
１年前地元の市民文化会館で開催された、総勢２０組の昔懐かしいスター歌謡祭を聴きに行った際、江木俊夫さん、おりも政夫さんも出演していました。二人ともブルドッグを歌っていましたが、今となっては無理ですが、４人揃っての歌を聴きたいものです。
by 十円木馬 (2020-08-11 14:26)
フォーリーブスの中では一番好みのタイプだったと思います。亡くなって10年以上経つのですね。ジャニーズを辞められていたのは知りませんでした。
by エンジェル (2020-08-11 16:55)
4人の中で、優等生タイプの甘いマスクのお兄ちゃんという印象でした。
by ヨッシーパパ (2020-08-11 17:40)
小学校か中学の時でしたか、地元の体育館の前を友人と歩いていると、「ちょっとフォーリーブス観てかない？」「タダで良いから」とスタッフに誘われて会場に入りましたが、なかは一部ファンが盛り上がっていたものの会場はガラガラでした。当時フォーリーブスにはあまり興味はなかったですが、これが初めてのコンサートでした。人気に陰りが出てきた頃なんでしょうね。
by kou (2020-08-11 18:02)
いつも懐かしいところを突いてきますね。
エンジェルさんの言うとおり、一番爽やかで、清潔感のある方でした。
北公次は、ちょっと陰のある感じでした。
江木俊夫は、マグマ大使のマモル少年で人気もあったのですが、なんかもっさりしていた印象です。
おりも政夫は、フォーリブスの中でも、お兄さん的な存在かな？
ブルドッグを紅白で観たのは、覚えています。新御三家と入れ替わりのタイミングだったかな。
by 念仏親父 (2020-08-11 18:09)
フォーリーブスが出てきたとき
子役だった江木俊夫がメンバーに入っていたので
驚きました。
by そらへい (2020-08-11 20:33)
永田英二のその後が気になる(^_^;)
by pn (2020-08-11 21:05)
こんばんは、
1970年代でしたが、記事でご紹介のグループの曲が頻繁にTVの歌番組で流れていたことが記憶に残っております。小さいころのことで、歌詞の意味さえよく理解しないままでにまねして口ずさんでいたりしたことも思い出されます。
by Azumino_Kaku (2020-08-11 22:17)
もう少し長生きされても良かったですね。
考えさせられます。
by skeptics (2020-08-11 23:08)
フォーリーブスは、発足当時のCBSソニーの看板でドル箱でしたね。
by beny (2020-08-12 16:47)