アマゾンの電子書籍読み放題サービス『Amazon Kindle Unlimited』が、プライム会員限定で2ヶ月無料、もしくは初めてのKindle申し込みキャンペーンとして3ヶ月299円で、12万冊以上の本が読み放題になるサービスを8月30日から開始。今回申し込んでみました。
2ヶ月無料か3ヶ月299円
Amazon Kindle Unlimitedというのは、Amazon Kindle形式の電子書籍の12万冊以上が、月額980円で読み放題になるサービスです。
Amazon Kindle Unlimitedについては以前、『Prime Reading』という、Amazonプライム会員用のKindle版読み放題サービスをご紹介したことがあります。
⇒
『Prime Reading』で『人気ブログの作り方Kindle版』を読了
『Prime Reading』とは、Amazonプライム会員なら、一部のKindle版電子書籍を無料で読み放題というサービスです。
ただ、この場合の「一部」は、ごくごく限られたものです。
もうひとつ踏みこんだサービスとして、Amazon Kindle Unlimitedには、1ヶ月間無料で「12万冊以上」のAmazon Kindle電子書籍を何冊でも読めるお試しサービスがあります。
つまり、Amazon Kindle Unlimitedというサービスは、
1.無料でほんの一部読み放題(Prime Reading)
↓
2.1ヶ月無料お試しで12万冊以上の本が読み放題
↓
3.月額980円で12万冊以上の本が読み放題
という3段階で本格サービス利用ができます。
今回(8月30日~)は、そのうちの「2」の部分において、「プライム会員限定で2ヶ月無料」、もしくは「初めてのKindle申し込みキャンペーンとして3ヶ月299円」も選択できることになったのです。
そもそもAmazon Kindleとはなんだ
前回も書きましたが、Amazon Kindleというのは、書籍のネット販売などで巨大企業となったAmazonの規格による、電子書籍・雑誌配信や、対応端末などのサービスの総称です。
Amazonで本を買うとき、書籍の価格に「kindle版」という表示があります。
それは紙の書籍ではなく、電子データとして提供される場合の価格です。
データは、専用の端末やアプリを使って読むことができます。
kindle版電子書籍は、オリジナルの書き下ろしと、紙の書籍で出版されているものをkindle版にしたものとがあります。
紙の書籍で出版されているもののkindle版の場合、価格は紙の書籍の代金以下です。
kindle版電子書籍の流通を、従来の書籍のそれと比べますと、Amazonは書店と取次店(書籍の問屋)を兼ねています。
また、データ入稿のため、著者が編集やデザインなど制作者を兼ねることになりますから、流通がシンプルで、かつ紙や印刷や製版のコストも掛からないので、価格が安くなるわけです。
著者の印税(ロイヤリティー)は35%、もしくは諸条件クリアで70%の2通りになっており、良くて10%という紙書籍にくらべると、数字は高くなっています。もっとも、編集制作コストも含まれるわけですが。
電子書籍の評価と将来性
いずれにしても、紙(印刷・増刷)や流通コストがかからず、したがって在庫管理のコストもないので、著者(出版点数)は増え、たぶん絶版という概念はないとおもいます。
学者や評論家やジャーナリストなどのプロフィールに、過去の著作が書かれています。
従来、紙書籍の上梓は文化的なステータスになっているからです。
それにくらべると、今の時点では電子書籍の実績は若干評価が下がるかもしれません。
しかし、紙書籍は時間がたつと、新しい書籍に入れ替わります。
書店の棚はもちろん、図書館に所蔵されても、図書館自体が広くなっていかない限り、いつか古い書籍が新しい書籍の所蔵とともに、トコロテン式に押し出され消えていきます。
その点、デジタル保存できる電子書籍は、次世代以後に残せるものとして、先見性のあるクリエーターたちは重きをおいて積極的に上梓しています。
キャンペーンの利用価値は?
Amazon Kindle Unlimitedは、読み放題とはいっても、すべてのKindle本が対象というわけではありません。
売れている新刊本はリストから外れ、対象となる書籍はつねに変動しているので、Amazon Kindle Unlimitedだけで、読みたい本をすべてまかなうことはむずかしいかもしれません。
しかし、読める書籍については、試し読みをして、どうしても手元においておきたければ購入する、という使い方はできます。
月に2冊も読めば、本来の料金(980円)であったとしてもモトはとれているといえるでしょう。
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ゼロスペースだからいい
電子書籍というと、紙の書籍のように手元に残らないから、「買った」という実感が乏しい、と思う方もいらっしゃるかもしれません。
よく、テレビで文化人が、ビデオでコメントを述べているとき、背後はびっしり書籍が入った本棚が映ることが多いですよね。
あれに憧れていませんか。
私はむしろ逆に、購入時のコストとともに、あの本棚は、保管のコストの証明でしかないと思っています。
そのコストやスペースを、もっと別の使い方をしたほうが生活に潤いをもたらすかもしれません。
あなたが突然亡くなったら、家族はもしかしたらその処分に困るかもしれません。
荷物として持つのではなく、物理的にはクラウドサービスと協力して自分を身軽にする。
ITによる生活の質の変化とは、そうしたことも含まれているのではないかと私は思います。
もちろん、Amazon Kindle Unlimitedは、1回読んだ電子書籍をまた読んでももちろん何の問題もありません。
月額980円がプレッシャーと感じますか。
私は以前、
TSUTAYA DISCASという、月2000円でDVD借り放題のサービスに加入したとき、モトをとろうと必死になって1年半で300タイトルぐらい借りたので、それが今も映画レビュー記事などに役立っています。
今回も、Amazon Kindle Unlimitedによって、最近しなくなっていた読書をするように自分を仕向けることができるかもしれないと考えています。
Amazon Kindle Unlimitedは、月ごとの契約なので、飽きたらすぐにやめることもできます。
無料お試し期間なら、その期間だけで打ち切ることもできます。
読書の秋に向けて、Amazon Kindle Unlimited、いかがですか。
スマホで読めるのがいいですね。
by 犬眉母 (2019-09-06 01:13)
そーなのよ30年以上買い続けた月刊Gunがですね、俺が死んだらただのゴミな訳で。まあモデルガンもそうなんですが(^_^;)
廃刊になっちゃったから処分出来ないけど売れるうちに売っちゃおうか思案中。このあいだ秘蔵コレクションをヤフオク出したけどたいして高値にならなかったのでもしかしたらトイガン趣味はここらへんが潮時なのかも(T_T)
by pn (2019-09-06 06:12)
私の読書はほぼお風呂に入っている時なので、いくつかの理由からいまだに紙ベースの本で読んでいます^^;
本棚も買い足してばかりで、そのスペースを考えるとデジタル化したらどんなにスッキリすることか・・・迷っちゃうんですよねー。
by Rinko (2019-09-06 08:01)
kindleではないのですが、primeビデオたまに見てます。無料のもあれば、昔見逃したのを199円とか。探すのがちょっと大変ですがお手軽ですね。
by ヤマカゼ (2019-09-06 11:13)
Kindleってそういう物だったのですね。
今年初め、息子に言われるまま注文して渡しましたが、物が何だか分かりませんでした・・・。
by kou (2019-09-06 15:06)
風呂読書しかしていませんので、小さくて軽い文庫本ばかりです。
by ヨッシーパパ (2019-09-06 19:30)
電子書籍、いつでもどこでも本が読めるというので
一時期挑戦しましたが、いつの間にか挫折しました。
それと、読み放題の雑誌の電子書籍
記事が実際の雑誌より少ないですね。
読みたいところが無かったりします。
by そらへい (2019-09-06 20:21)
3ヶ月で299円って安いですね
by 沖田 翼 (2019-09-06 21:04)
電子書籍は、棚の場所をとらなくていいですね。
kindle は、端末を変えても、簡単に、以前購入した電子書籍を再度ダウンロードできて、便利です。honto とか、そのほかの電子書籍は、端末数に制限があったり、1年を越えると、再度のダウンロードは出来ないとか、不便です。
結局、日本の電子書籍は、amazon に負けてしまいますね。
by テリー (2019-09-07 11:49)