海外ドラマというと、今は韓流、華流ドラマを指すようですが、少なくとも昭和の時代は、アメリカで人気の連続ドラマが、日本でもレギュラーの枠をとって放送されていました。海外ドラマは古今東西多数ありますが、今回はスーパーヒロイン主演連続ドラマに絞って3作思い出します。
私の海外連続ドラマベスト3
『奥さまは魔女』
海外連続ドラマといえば、『奥さまは魔女』(1964年9月17日~1972年7月1日、TBS)を外すわけにはいかないでしょう。
スティーブンス家のダーリン・スティーブンスと結婚しているサマンサ・スティーブンスは、実は魔女であり、それがもとで起こるドタバタを描くコメディです。
登場人物の置かれる状況によって、観客や視聴者を笑わせるコメディのことを、シチュエーション・コメディというのですが、日本のコメディドラマ作りのモデルになったのではないかと思います。
たとえば、夫婦に秘密があり、それが原因でドタバタするストーリーは、日本のドラマ『おくさまは18歳』が明らかに影響を受けています。
『おくさまは18歳』にはまんがの原作があるのですが、大学の心理学の先生と大学生との夫婦の話ですから、妻を高校生としたドラマとはニュアンスが違っています。
声は、サマンサが北浜晴子で、ダーリンが
柳澤愼一。
先日、柳澤愼一が60年ぶりに映画に主演する快挙を書きましたが、この方の“清潔なエピソード”は枚挙に暇がありません。
青年時代はある左翼政党の青年組織に入ったものの、男女関係が乱れた実態に失望して転向した。
女優の池内淳子とは87日のスピード離婚だったが、柳澤愼一から言い出した。
芸達者なのに「テレビはつまらないから」と、バラエティで老醜を晒さず潔く撤退。
福祉活動のために家屋敷を売却した。
交通事故で後遺症もあるのに、故意ではなかったからと相手から慰謝料を全く取らない。……etc
そして今、その後遺症のために杖を手放せない障碍者だそうです。
『チャーリーズ・エンジェル』
『地上最強の美女たち! チャーリーズ・エンジェル』(1976年~1981年、1977年~1982年/NTV)。
チャーリー探偵事務所に所属する女性探偵3人(エンジェルズ)が、様々な悪党達と戦い、活躍するアクション・ドラマです。
美しくて、タフで、過激な衣装も似合い、飛びきりの知性を感じる会話。
ただし、銃は使わない武術の達人。
ファラ・フォーセットが日本で知名度を上げた作品です。
Google検索画面より
吹き替えは中村晃子でした。
6年後に発表された『キャッツ・アイ』はもちろんのこと、オープニングの「影絵」などを見ていると、日本ではドラマ『
ザ・ハングマン』が影響を受けているなあと思います。
『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』
『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』(1977年1月30日~10月9日、1978年3月26日~8月27日、NTV)の主演はリンゼイ・ワグナー。田島令子が吹き替えを行いました。
元プロテニスプレイヤーが、スカイダイビングの落下事故でいったん死亡しますが、科学情報局(OSI)によるバイオニック移植手術で、両足や右腕、右耳などをサイボーグ化して蘇ります。
ただし、移植の拒絶反応ですべての記憶を失ったため、婚約者のことも忘れ、バイオニック・パワーによる諜報活動に生きがいを見出す話です。
日本でも主題歌(『ジェミーの愛/やさしさのとき』)が作られ、田島令子が歌ったのですが、作曲が田宮二郎版『
白い巨塔』の渡辺岳夫、編曲が『
ゆうひが丘の総理大臣』の小六禮次郎という黄金コンビでした。
これも、すこぶる面白かったですね。ドキドキ・ワクワクする思いで観ていました。
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『日10ドラマ』はホントに「死に枠」なのか
『チャーリーズ・エンジェル』と『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』は、今は『日10ドラマ』と言われる枠、日曜10時30分から放送されていました。
『サザエさん症候群』などは午後7時ですからまだ早すぎる時間帯で、当時私は、この枠を見終わって“症候群”でした。
昨年は、『サイゾー』から、その枠は数字が取れない「死に枠」で、1時間ドラマを見るには遅い時間帯などと書かれていますが、トンデモないですよ。
それはきっと、その時放送されていた、武井咲とディーン・フジオカ主演のドラマ『今からあなたを脅迫します』がつまらなかったからであり、当時よりも夜更かしになっているという統計もある現代では、ファラ・フォーセットやリンゼイ・ワグナーのような女優による面白いドラマが放送されれば、きっと注目される時間帯になるでしょう。
みなさんは、印象に残る海外ドラマはありますか。
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スーパーヒロインを送り出したかつての海外連続ドラマといえば?・・・『奥さまは魔女』は当然知っておりましたが、観ていたかどうかは定かではありません(笑)。『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』や『チャーリーズ・エンジェル』の頃は『ロードショー』と『スクリーン』を毎月買っておりましたので、諸事情にはけっこう詳しいです。当時はファラ・フォーセット・メジャースという名前でしたね。特に米国ではブームと言っていいほどの凄まじい人気ぶりだったようです。日本でも『ロードショー』の読者人気投票で1位を続けていた時期がありました。なにせあのブロンドのヘアスタイルがインパクト抜群でしたよね。ファラ・フォーセットはその後映画にも何本か出ましたが、映画女優としては成功しませんでした。ただわたしは、『シャレード'79』は映画館で観ておりまして、まずまずでした。ファラ・フォーセットのあ地にシェリル・ラッドがヒロインになりましたが、こちらも『ロードショー』で人気投票1位となりまして、かくのごとくこの雑誌の読者は軽薄だったのです(笑)。
『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』は高知で放送してたかどうかはっきりと覚えてないのですが、こちらも『ロードショー』などで大評判。リンゼイ・ワグナーも人気投票1位になってました(笑)。『ロードショー』のミーハーぶりはすごかったです。
わたしの好きだった海外ドラマはまず『刑事コロンボ』。何と言ってもピーター・フォークの魅力です。ピーター・フォークは映画でもジョン・カサベテスの凄い作品や、ヴィム・ベンダースの『ベルリン 天使の詩』などにも出演しておりまして、強いカリスマ性を持っておりました。
露口茂が吹き替えをした『シャーロック・ホームズの冒険』も大好きです。映像的にはコナン・ドイルの原作に極めて忠実だと思います。今やハリウッドスターのベネディクト・カンバーバッチが有名になったドラマ『シャーロック』もクオリティは高いですが、現代ものに翻案しておりますし、ちょっと演出が忙しいですね。
またしても書きながらいろいろ思い出してきましたが(笑)、『謎の円盤UFO』っていうのもありましたよね。具体的なストーリーなどは覚えておりませんし、子ども心に(UFOのさらわれたくないなあ~)とか感じさせられた雰囲気は記憶にあります。そして、『ソープ』というコメディドラマがありまして、ギャグのところで笑い声がかぶさる形式のものでしたが、映画進出以前の若いビリー・クリスタルが出ておりまして、かなりおもしろかったです。社会風刺的にも練られておりました。
他にもいろいろ思い出してきたのですが、やたらと長くなりそうなので、今夜はこの辺りで自重させていただきます(笑)。
『サイゾー』って、出鱈目で不愉快な記事が多いですよね。稀におもしろい記事もありますが、何かを無根拠に侮辱してPVを稼ぐメディアの一つですね。
>新日本プロレスの回転寿司は何回転するのでしょうか。
わたしも最近はほとんど観てないのですが、切っても切っても同じ顔が出てくる金太郎飴という感じです。しばらく棚橋が「後退した」感を演出してましたが、どう見てもそのまま引いてしまうとは思えず、案の定復権しております。まあ猪木のように体が動かなくなっているのにトップを続けるのと違い、コンディションは高いレベルをキープしているのは立派だと思いますが、何もかも「会社の方針」が丸見えで、昭和のプロレスはレスラーのエゴでおかしなことになる可能性が常にあり、そこがスリリングだったのですが、その点は同じ「乱入」でもまったく違います。つまらないのです。
>前の試合への乱入からでした
馬場の乱入って、凄いですね(笑)。想像がつきません。確かにそこまで不自然な行為は企画委会議っぽいですね。しかし現在の新日の隅から隅まで企画会議と違い、「まずプロレスラー」というのは明確でした。今はどうにも、「まず会社」という感じで。それでいてWWEのように振り切った、ほぼお笑いに近いストーリーで盛り上げるという感じでもないのです。 RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2018-12-15 03:10)
こんばんは。
海外ドラマは、ほぼ見たことがないと言っていいほど見た記憶がないのですが、「奥さまは魔女」は有名なので、内容はよく知りませんが、タイトルは聞いたことがあります。
「チャーリーズ・エンジェル」って、キャメロン・ディアスさんが出演されて、2,000年頃に映画になったような記憶があるのですが、こちらも観たことがないので思い違いかもしれません。
>『サザエさん症候群』などは午後7時ですからまだ早すぎる時間帯で、当時私は、この枠を見終わって“症候群”でした。
記事の内容とは関係がないので申し訳ありませんが、私が高校生だったころは、日曜日の午後8時より「ダウンタウンのごっつええ感じ」というバラエティー番組が人気があって、私自身も毎週見ていたので、次の日に仲の良かった子と、そのお話をするのが楽しみでした。
今思えば、私の場合は「サザエさん症候群」ではなく、「ダウンタウンのごっつええ感じ症候群」だったような気がします。
by チナリ (2018-12-15 03:59)
バイオニックジェミーが好きでした♪
その後でしたっけ600万ドルの男は?どっちだったか忘れましたが時限爆弾を分解する時に手でネジを緩めるシーンが何故か知らんが記憶に残ってます(笑)
by pn (2018-12-15 06:21)
洋画はほとんど観ない私ですが、チャーリーズ・エンジェルは観てました。何にそんなに惹かれたのかは未だ不明です^^;
by タンタン (2018-12-15 06:49)
奥さまは魔女は毎回見てました。今思い起こすとチャーミングな女性という形容詞がぴったりでしたね。
by ヤマカゼ (2018-12-15 07:11)
こんにちは!
昭和30年代から40年には外国のドラマや
漫画(アニメ)多かったですね。
奥様のサマンサ、かわいかった("^ω^)・・・
by Take-Zee (2018-12-15 10:58)
チャーリーズ・エンジェルもバイオニック・ジェミーも、タイトルだけ知っています。
ボクが観てた記憶があるのはフライマンってタイトルだったと思います(^^)
by なかちゃん (2018-12-15 11:11)
こんにちは。
バイオニック・ジェミーを毎週見ていました。
スロー動画・力を発揮する場面を、いまだに記憶してます!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2018-12-15 11:47)
ファラ・フォーセットが、金髪で美しかったですね。
by ヨッシーパパ (2018-12-15 15:49)
全部見てました。
ジェミーのパートナー的存在になる「600万ドルの男」も好きでした。
海外物時代劇と同じに大好きで、「超人ハルク」や「ナイトライダー」も見てましたね。
日10枠はほぼ連続してみていました。
特殊なヘリコプターに乗るヒーローが、傷ついたキャラクターになったあたりからちょっとつまらなくなった気がします。そして、完全に離れたのが「ダラス」でした。私はこの後の時間に放送されていた「知られざる世界」という科学番組も好きでした。
by A・ラファエル (2018-12-15 17:06)
このへんはよく見ておりました!
「奥さまは魔女」サマンサが可愛くて、映画の大美人女優とはちょっと違う雰囲気がキュートでした。夫婦がラブラブというのもほかではそんなに見なかったような気がします。当時は子どもだったからかもしれませんが。
言われてみれば確かに‥影響を与えたでしょうね~。
「おくさまは18歳」漫画の方読んでました。だからドラマはちょっと‥ 岡崎友紀が大人気だったのは覚えてます。
「チャーリーズ・エンジェル」明るさと華やかさで、元気が出るドラマ。ファラ・フォーセットはグラマラスだけどスレンダー、当時新鮮なさわやかさもありました。
「バイオニック・ジェミー」田島令子さんの声がぴったりでカッコよかった。現実にいそうな健康的なお姉さんタイプで、そんなに強そうに見えないのが良かったような。
視聴率次第で今はいろんなネタにされる時代です。ドラマは減ってますよね。毎週楽しみに見るドラマを作るのは難しいんでしょうけど。
新味を出そうとしてひねりすぎるのか?どうも見る気が起きない設定というのも‥ありますよ^^;
by sana (2018-12-15 17:59)
奥さまは魔女、懐かしいですね。
毎週楽しみに見てましたよ~。
by poko (2018-12-15 20:37)
『奥様は魔女』も『チャーリーズ・エンジェル』も、タイトルだけしか分かりませんが、日曜日の夜になって「もうすぐ月曜日」と気が滅入るのは分かります…(汗)
by ナベちはる (2018-12-16 00:19)
子供の頃、海外ドラマたくさんありました。
スーパーマンから、西部劇、ホームドラマ、サスペンス
懐かしい作品がいっぱいです。
by そらへい (2018-12-16 21:27)
韓流や華流は、日本が昔作っていたドラマの
プリミティブな部分をなぞったものですが、
こうしたドラマは、逆に日本が後追いになっているんですね。
by 犬眉母 (2018-12-17 02:12)
フジテレビ「ワンダー・ウーマン」や「女刑事ペパー・アンダーソン」も面白かったです!(^^;
by MONSTER ZERO (2018-12-17 11:05)
「奥様は魔女」大好きで、再放送を子どもたちにも見せました。特に、ダーリンに嘘をつくと耳が大きくなる魔法を掛けた回が面白かったです。たまたまサプライズでお祝いをしようと思っていたため、話せば話すほど耳が大きくなっていくダーリンに笑いました。
シチュエーションコメディーでは、マイケル・J・フォックスが出演していた「ファミリータイズ」も印象に残っています。
by 這い上がるママ (2018-12-21 14:42)