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ネット集客での売上に直結する見込み客リストの集め方・使い方と情報商材 [パソコン・ネット]

『ネット集客での売上に直結する見込み客リストの集め方・使い方』(望月こうせい著、ソシム)という書籍を読みました。タイトルだけを見るとよくあるノウハウ本ですが、望月こうせい氏の本職は、情報商材のアフィリエイトや、ネット塾の主宰者です。「本職」で2~3万、場合によっては20~30万で売るノウハウを1480円(税別)で販売している真意は?

最初に本の中身を一言で書いてしまいますが、『ネット集客での売上に直結する見込み客リストの集め方・使い方』は、「リストマーケティングの実践方法」です。



望月こうせいさんは、これまでにネットで売られている情報商材のアフィリエイターとして活躍。そのアフィリエイトの方法を自らの塾で教えることも行ってきました。

私もそのすべてに入ったわけではありませんが、メルマガや無料動画セミナーを見る限り、その内容は、ほとんど一貫しているようです。

それは、

1.様々な手段でリスト(メールアドレス)を集め
2.ステップメール(段階的啓蒙メルマガ)を発信して読者を教育し、
3.その商品への関心や購入意欲を抱かせる


というものです。

「様々な手段」というのは、ツイッターやFacebookなど、ネットで多くの人が日常的に無料で利用しているものです。

つまり、無料で見込み客を獲得し、ステップメールというネット独自の宣伝手法を使いましょう、ということです。


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書籍の意義


この書籍の意義は2点あります。

ひとつは、内容が実現可能な真面目で有用なものであること。

具体的な作業が丁寧に書かれていて、こんなの出しちゃったら、もう望月こうせいさんの塾や商材、買う人いなくなるかも、なんて一瞬思いました。

でも、実際には、これで望月こうせいさんを信用した人が、改めて塾にも入りたいということになるのでしょう。

ファンてそういうものですからね。

パソコンをする女性

以前も書きましたが、ソシムの発行人の方は、私が3年前に火災ですべてのデータを失うまでは、年賀状のやりとりもしていて、私も1度ここで本を出したいなあなんて思っていた、きちんとした本を出すまじめな会社です。

もう一点は、情報商材のイメージを良い方に変えるかもしれないものであること。

情報商材は紙媒体と違い立ち読みができないため内容が見えず、どうせインチキだ、というものの見方をされがちです。

しかし、少なくとも望月こうせいさんの手法は、こうやって書籍として成立する、お天道さんにお見せできるものであるということを明らかに出来たわけです。

それと、この『ネット集客での売上に直結する見込み客リストの集め方・使い方』は、縦書です。

ネット関係の書籍は横書きが多いのですが、縦書にすることで、横書きが苦手な人も含めた、より広範なターゲットに示せる読み物になっています。

一応、サイトだけは業者に作ってもらったけど、ネットのことはよくわからない、という中小企業・商店の人が同書を実践することで、ネットを販売チャンネルとして計算できるようになるかもしれません。

情報商材や、ネット(高額)塾は詐欺なのか


さて、同書は情報商材アフィリエイトの手法として、望月高清さん自身が実践しているものですが、せっかくの機会なので、情報商材や、ネット(高額)塾についても書いてみます。

情報商材や、ネット(高額)塾は詐欺なのか。

これはしばしば話題になることです。

私の、情報商材やネット(高額)塾に対する意見はこうです。

立件できれば詐欺、そうでないものは詐欺ではない。
そしてたぶん大多数の商材は詐欺ではない。
ただし、たぶんそれを買った大多数は稼げない。


情報商材や、ネット(高額)塾の場合、金額が大きいことと、稼げるという宣伝文句があまりにも派手なことなどから、結果が出ないとその落胆も大きく、購入者は著者を詐欺呼ばわりしないとおさまらないのでしょうね。

アマソンなどで売っているノウハウものの書籍にも、こうすればあなたも金持ちになる、出世できるなどの宣伝惹句がつくことはありますが、本を読んだぐらいでそうなれるわけないから、なれなくても購入者は著者を詐欺師呼ばわりはしないでしょう。

たとえば、私の妻は、Photoshopの図解や作例集の書籍を12冊、私も4冊ぐらい(昔のことで正確な数を失念)出しました。

著者だった私がこんなことを打ち明けるべきではないかもしれませんが、その本をいくら丁寧に読んでもそれだけではPhotoshopは使いこなせません。

でも、「お前の本を買ったがPhotoshopができるようにはならなかった」という苦情は、ただの1度も来たことがありませんでした。

教材は教材であり、できるかどうかは自分次第という冷静な分別が読者にあるからでしょう。

参考書を買いまくったからといって、司法試験や有名大学に受かるわけではないでしょう?

それが、情報商材や、ネット(高額)塾になると、結果が出なければ著者が詐欺師呼ばわりされる。

おかしいよね。

情弱者の、自己批判なき逆恨みも多分にあると思います。

もちろん、詐欺であるかないかは一律にいえることではなく、個々の商材を精査しなければならないことはいうまでもありませんが……。

情報商材や、ネット(高額)塾の見極め方


情報商材や、ネット(高額)塾の見極め方ですが、まともなものかどうかは最低限、次の3点に気をつけられたらいいのではないかと思います。

サポート期間を過ぎても購入者サイトやSNSがきちんと残っている


ノウハウが一時的にしか使えないものだったり、再現性が怪しかったりするものは、著者はとっとと購入者サイトを畳んで“証拠隠滅”をはかっています。

でも、普遍的に使えるまともなものは隠す必要がないのでそのまま残されていることが多く、また購入者同士が新しい情報や意見を持ち寄り、さらに著者が商材をアップデートするという展開も商材によってはあります。

恥を知らないメールマガジンを送ってこない


中身よりも派手な宣伝惹句でひきつけることに腐心して、その導入となるメルマガに、えげつないタイトルをつけて、強引に開封させようと目論むものもあります。

「訴えるといわれました」「○○が逮捕」なんてセンセーショナルなタイトルが当たり前に書かれているのがよく届きますが、ちょっとおかしいですよ。

しかも、実際のメルマガの中身は全く違う内容なのです。

こういう恥知らずなメルマガを出せる人に高い金を出して何かを教わりたいですか。

楽、安、易など「お手軽イメージ」のキャッチコピーを使っていない


放ったらかしで稼げるだの、1日1時間の作業だけでいいだのというのは、例外なくやめた方がいいでしょう。

リアル中心の事業も、ネットを利用した事業も「お金を稼ぐために働く」ことに変わりはありません。

なのに、ネットビジネスだけが楽をできると思えますか。

『ネット集客での売上に直結する見込み客リストの集め方・使い方』における望月こうせいさんのやり方でも、ステップメールのシステムを申し込んだり、ステップメールを編集したり、ランディングページ(集客ページ)を作成したりするのに、手間もコストもかかります。

ビジネスなのですから、なにもしないで楽で簡単にお金がザックザクなんてことはあり得ないのです。

これらをクリアしているかどうかを見たほうがいいでしょう。

私は、情報商材のようなビジネスを否定しません。

たとえば、このサイト「戦後史の激動」も含めて、多くの方が使われている「KAETEN」というSo-netブログのテンプレートは、情報商材販売サイトで購入するものです。

必要なもので、それが間違いなければ、ちゃんと使えるのです。

ただし、詐欺とは言わないまでも、看板倒れであることは少なくないので、自分の目的と、派手な宣伝に目を奪われず、その中に書かれている商材の本質をきちんと読んで判断されることだと思います。

ネット集客での売上に直結する 見込み客リスト(メールアドレス)の集め方・使い方

ネット集客での売上に直結する 見込み客リスト(メールアドレス)の集め方・使い方

  • 作者: 望月高清
  • 出版社/メーカー: ソシム
  • 発売日: 2014/07/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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