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『前略おふくろ様II』日テレプラスで放送開始、理想の女房No.1も出演 [芸能]

『前略おふくろ様II』(1976年10月15日ー1977年4月1日、全24回)というテレビドラマが、日テレプラスで1月7日(17:30~18:30)から毎週火~金曜日に放送されます。昨日の記事も「日テレ」でしたが、昨日はBS日テレ、今日の日テレプラスはCSです。

前略おふくろ様.jpg

『前略おふくろ様II』ということは、もちろん『Ⅰ』(1975年10月17日ー1976年4月9日)もあります。『II』は主要な登場人物も同じで、職場が変わっています。

主人公は片島三郎ことサブ(萩原健一)。その母親・益代役が田中絹代。私の世代では全盛期はわかりませんが、大正・昭和期の大女優です。

山形から出てきたサブが、板前としてはたらきながら周囲の人々との触れ合う日常を描いた倉本聰原案・メインライターのドラマです。

ドラマの進行には、「前略、おふくろ様……」ではじまる、母親宛の手紙を読む設定のナレーションが使われています。もちろん手紙を読むのは萩原健一です。事態の進行や照れ屋なサブの心情はそこで説明されています。

サブは三番板前で、その上には秀次(梅宮辰夫)と政吉(小松政夫)がいます。

ドラマに板場のリアリティがあって、当時このドラマを見るのが楽しみでした。

サブの恋人役・かすみを演じた坂口良子さんが亡くなった直後に、日テレプラスで『Ⅰ』を放送。番組の最初に追悼のスーパーが毎回出ていました。

『Ⅰ』の舞台は深川の料亭「分田上(わけたがみ)」でしたが、高速道路を作るために立ち退き、サブたちは料亭「川波」に移ります。そこが『II』の舞台です。

女将役は八千草薫


『Ⅰ』の女将さんは丘みつ子、『II』のおかみさんは八千草薫です。

このときの八千草薫の役柄は、wikiから引用すると、「非常に子供じみた所があり、自分の娘や仲居たちに対して年甲斐もなく対抗心を剥き出しにすることが多い。その場合、負けるとすぐ拗ねる。特技は、例え話を持ち出して相手を強引に丸め込むこと」となっています。

八千草薫って、当時こんな役ばかりでしたが、このへんが若い男性には魅力的だったらしく、当時45歳で「理想の女房No.1(注、母親ではない)」でした。

昭和50年代に人気番組だった『パンチDEデート』という素人参加番組で、出場者の3人に1人は理想の女性を八千草薫と答えていたほどです。

当時のインタビュー記事が、『東京スポーツ』(11月22日付)に掲載されています。
東スポ1122・八千草薫.png
1976年10月1日、本紙のインタビュー欄に登場したことがあった。当時45歳(写真)。
 萩原健一主演の人気ドラマ一「前略おふくろ様」(日本テレビ系)に出演中だった。
「川波という料亭のおかみさん。元深川の芸者でおちゃめでそそっかしい役なんですの。いままでとはちょっと違って、大変なんですけど、やりがいはありますね」と目を輝かせた。
「テレビの演技がどうのって、説明の仕方が下手なんです。だから番組見てくださいね」。洗いざらしの髪をかき上げてほほ笑んだ。美貌が輝く。(八千草薫、45歳になっても「理想の女房No.1」だった
芸能人ならなおさらですが、45歳で「洗いざらしの髪」で人前に登場するというのは、よほど髪そのものが若いか、お気持ちのほうが若いか、どちらかでしょう。

前者なら、今風に言うと「美魔女」、後者なら役柄のとおりなのかもしれません。

美魔女ファンは、ドラマの「演技」が、八千草薫の芝居か地なのかを見定めるためにも、ぜひご覧になることをお勧めします。

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