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ヒートショックプロテイン(HSP)、マイルド加温療法年末年始を過ごしましょう [ヒートショックプロテイン]

ヒートショックプロテイン(HSP)。これまで、このブログでは1年前の12月17日、今年に入って1月2日、6月16日、8月15日にそのテーマで記事を書いています。

今年も押し詰まってきましたので、この1年を振り返って、記事で複数回取り上げたテーマ、キーワードについて、改めてまとめと補足を何回かにわたって行ってみたいと思いますが、その第1回として、ヒートショックプロテイン(HSP)について、これまでのまとめと補足を書かせていただきます。

私は、リスクの少ない「ちょっとした健康法」に興味があるのですが、中でもこの健康法に関心を持っています。

「マイルド加温療法」といって、ちょっと熱いお風呂にはいるだけなので、とくに大仰な準備も心づもりも必要なく、コストもせいぜいガス代が少々。オール電化のおたくでは電気代ですね。

温泉と足.jpg

何よりも少し熱いお風呂にゆっくりつかるのは、心身ともに癒されます。

エビデンスがどうであれ、試すことに後悔する理由がありません。

風呂.jpg

ということで、これまで書いてきたヒートショックプロテイン(HSP)関連記事のダイジェストです

ヒートショックプロテイン(HSP)のおさらい


ヒートショックプロテイン(HSP)は、体内のあらゆるタンパク質(酵素、コラーゲン、筋肉など)を修復するので、風邪から生活習慣病までさまざまな体の不調に効果的。人間は自らそれを産生できるが、「マイルド加温療法」によってその産生力を高める

「マイルド加温療法」は、週に2回、42度の風呂に10分ほど肩までつかるだけ。体温が38度になると約1.5倍、38.5度でヒートショックプロテイン(HSP)は2倍に増える。週に2回なのは、増えたHSPは2日目をピークに7日くらいで消滅してしまうから。
>>http://sengoshi.blog.so-net.ne.jp/2012-12-17

ヒートショックプロテイン(HSP)は、小さな大腸菌から、トマトをはじめとする植物、ショウジョウバエなどの虫、ネズミなどの動物、もちろんヒトに至るまでほとんどの生物に存在する免疫機能ではなくたんぱく質。免疫は特異(はしかにかかってはしかの免疫ができる)だが、HSPは細胞正常化全般に機能。

効果については、がん、糖尿病、シェーグレン症候群、口腔内乾燥症、うつ病、統合失調症、不妊、低体温、美肌、筋肉痛予防など現代社会のあらゆる「難病」に適応
>>http://sengoshi.blog.so-net.ne.jp/2013-01-02

提唱者の伊藤要子教授(修文大学)は、もともとハイパーサーミア(局所温熱療法=保険適用のがん治療)の研究者。

マニュアル通り42度のお湯に10分入り続けると、入浴時に体温の上がるスピードが以前よりも早くなる。自己申告QOLでは目覚めがすっきりするようになった。
>>http://sengoshi.blog.so-net.ne.jp/2013-06-16

ヒートショックプロテイン(HSP)は、家庭風呂より温泉や銭湯の方が、全身の血流を活性化してより増える

温泉.jpg

「熱というストレスを与えて体を温め、熱ショックタンパク(HeatShockProtein)を増加させ、病気やストレス障害で傷害された細胞の中のタンパク質を修復し、細胞(体)をストレスに強く元気にすることが目的です。つまり、体を温めて増加したHSPで体をいろいろな病気やストレスから守る、いわゆるHSPを生体防御に利用しようということ」「風邪から生活習慣病までさまざまな体の不調に」対抗でき、「ストレスが多く、原因不明の体調不良が増える40歳以上にオススメ」(伊藤要子「からだを温めるとなぜ病気が治るか」ビジネス社)

「家庭のお風呂で熱いお湯にしてもいいのですが、銭湯や温泉に入るほうがもっと効果的です。お風呂に深さがあって、その圧力が体を活性化するのです。例えば、第2の心臓とされる“ふくらはぎ”を刺激し、全身の血流が促進されるのです。家庭のお風呂ではふくらはぎに圧力がかかりませんからね」(「食アスリート協会」代表の神藤啓司氏)
>>http://sengoshi.blog.so-net.ne.jp/2013-08-15

こうしてみると、自分が研究しているわけでもないくせに、ずいぶん色々書いていましたね。

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ただ、これも毎回書いていますが、あくまでも日常的な健康法であり、特定の病気になった時に特効薬的にアテにするものではありません。

食中毒や院内感染の真相


『HSPが病気を必ず治す』(ビジネス社)には、面白い実験が紹介されています。

O-157も、ヒートショックプロテイン(HSP)を増加させることができるというものです。

O-157は、通常53℃で死滅しますが、47℃で30~60分加熱すると、ヒートショックプロテイン(HSP)を1.5~1.8倍増やして元気になってしまい、そうなってから53℃で加熱してももう死滅しないそうです。

O-157をハンバーグの中に混ぜ、47℃で30分加熱すると、53℃で加熱してもそれが再現できるそうです。

つまり、

中途半端な殺菌・滅菌は、細菌のHSPを増加させ強くしてしまう

ということです。

殺菌は最初にしっかり行う。それを徹底しないと食中毒や院内感染につながるわけです。

また、独立行政法人食品総合研究所・岩橋由美子さんの報告で、赤くなる直前のトマトを42℃で24時間加熱すると果肉の成熟が5日遅れ、やわらかくなるのも5日間延びるそうです。

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これもHSP効果ですね。

同書では、高齢者、持病のある人、風邪を引いた時の加温の仕方なども書かれています。

唯一リスクといえば、そういう人たちの加温ですが、そういう人たちこそ、この加温が必要ともいえるので、マイルド加温療法を極めるためには、ぜひご一読いただきたい内容です。

からだを温めると増える HSPが病気を必ず治す

からだを温めると増える HSPが病気を必ず治す

  • 作者: 伊藤 要子
  • 出版社/メーカー: ビジネス社
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: 単行本


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