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ツンゲンアスピック、アイスバインズルチェ、ケーゼグリラーで「冬のおもてなし」を [食べもの]

ツンゲンアスピック、アイスバインズルチェ、ケーゼグリラー。すべて豚由来の食べものです。私は豚肉製品というと、ハムとソーセージとハンバーグぐらいしか思い浮かびませんが、私の従姉が経営する厚木ハムでは、オールSPF豚(あらかじめ指定された病原体をもっていない豚)の原材料で、そうした肉製品を作り販売しています。

神奈川県は、高座豚というブランド豚が誕生した地で、ハムの製版一体の有力な会社がしのぎをけずっています。サガミハム、フリーデン、鎌倉ハムも創業は文字通り鎌倉(神奈川)、その他日本ハムのような全国区のブランドももちろん頑張っていますが、そのひとつが厚木ハム。

蔵王高原でSPF豚を飼育し、販売する肉製品の肉は「オールポーク(豚肉だけ)」をセールスポイントとしています。

SPF豚というのは、SPF(Specific Pathogen Free)の略。日本語に訳すと「特定病原体」のこと。

トキソプラズマ病、オーエスキー病、マイコプラズマ肺炎、萎縮性鼻炎、サルモネラ・コレラ・スイス感染症、豚流行性下痢症、伝染性下痢症といったあらかじめ指定された病原体をもっていないことが証明されている豚です。

お産の時も帝王切開で取り出すそうです。

同社の代表職人、島崎洋平氏は、3年ごとにドイツ・フランクフルトで開催される食肉加工の国際見本市(IFFA)で、2007年に腸詰め部門で日本人として初めて世界第3位に、ドイツ食肉協会の食肉加工コンテスト(SUFFA)で国際コンテスト加熱ソーセージ部門でグランプリを受賞(日本人初のグランプリ連続受賞)しました。
島崎洋平.jpg
厚木ハム公式サイトより

島崎洋平氏は、私の従姉の息子です。

以前会ったのは、彼のお祖母さん、私にとっては伯母さんの法事で、まだ彼は大学生だったと思います。

ああ、大きくなったなあ、立派になったなあ、という誇らしい気持ちはありますね。彼は父親似だな。

ということで、何点かその国際的肉製品をご紹介します。

ツンゲンアスピック


ツンゲンアイスピック.png

豚タンを塩漬けして豚皮ゼラチンで固めたものです。私は「煮こごり」と同じようなものかと思っていましたが、煮こごりというのは煮汁が固まるもので、こちらは豚タン塩漬けに豚皮ゼラチンをコンソメベースのスープと合わせてゼリー寄せにしたものです。

ツンゲンアイスピック開けたところ.png

一般的なツンゲンアスピックはわかりませんが、厚木ハムはヤングコーンとマッシュルームも入ってました。

次男のママ友(左党)に食べていただいたのですが、「コーンが入っているところで味がしまっておいしい」とのことです。

アイスバインズルチェ


アイスバインズルチェ.png

一見ツンゲンアスピックと同じように見えますが、こちらはタンではなく豚スネ肉を長時間煮込んで柔らかくしたものをゼリーで寄せたそうです。

アイスバインズルチェ開けたところ.png

本来は筋があって堅い部位であるすね肉をしっかり煮込んで柔らかくした上でブイヨンゼリーで固めています。

ママ友曰く「黒胡椒が効果的な味付けになっていて美味しい」とのこと。

妻は「どちらも、やはりアルコールの友。オードブルにピッタリ」と言っています。

ケーゼグリラー(チーズウインナー)


ケーゼグリラー(チーズウインナー)包装状態.png

一般的には「チーズの入ったグリル用ソーセージ」なのですが、厚木ハムのそれはチーズとわかるものは中には発見できず。パウダーを混ぜ込んでいるのかもしれません。

ケーゼグリラー(チーズウインナー)開けたところ.png

「皮のパリっとしたところや肉の味の濃さ、肉汁の出方など、教科書に出てくるようなウインナー」(妻)とのこと。

さすが、世界第3位の味ですね。

というわけで、まだご紹介したい商品はあるので、近日中に続きを書きます。



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