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『検索上位を最速で実現させるWordPressSEOの極意』で情報商材もう不要! [パソコン・ネット]

『検索上位を最速で実現させるWordPressSEOの極意』(藤原良輔著、鈴木将司監修、秀和システム)という書籍を読みました。監修者である鈴木将司氏の肩書は、社団法人全日本SEO協会代表理事。私もこの方主催のセミナーに何度か参加して、SEOを勉強させていただいたことがあります。

本のタイトルは「WordPress」ですが、WordPress「の場合なら」という意味で、主なテーマはあくまでも「SEO」。ページランク(PageRank)の仕組みやリンクの送り方など、So-netブログユーザーが読んでも必要な情報がたくさん含まれています。そこで、今回は“So-netブログなら”と読み替え可能な箇所を中心にご紹介します。

So-netブログユーザーも必見のSEO


検索上位を最速で実現させるWordPressSEOの極意.jpg

同書は、PageRankについてかなりの紙数を割いて説明しています。

PageRankというのは、検索エンジンのGoogleが、サイト(ブログ)のトップページを含めたすべてのページに定めた格付けです。

0~10の11段階に分かれていて、みなさんのブログの各ページも算出されています。

検索エンジンで上位表示される有力な要因として、このPageRankが挙げられています。

つまり、PageRankが高いほうが、上位表示される可能性が高いということです。

ブラウザにツールバーが付いているならそこから、そうでない場合は、ネット上に調べるページがいくつもあるので、それらを利用すれば、自分のサイトの各ページのPageRankを調べることができます。

(例)SEOチェキ! 無料で使えるSEOツール

以前書いたように、So-netブログは、個人サイトではめったに取れないPageRank4以上のブログが160もあります。

Googleが新ポリシー違反を追加、So-netブログのnice!機能はどうなる?

その理由は、私の推理ではnice!機能にあると思います。

PageRankは、リンクの数(厳密には質も)の多さが問われるのですが、So-netブログでは他ブログにnice!を与えることで、他ブログが自ブログにリンクをしてくれたのと同じ成果が得られるのです。

私たちは互いにnice!し合うことで、互いにリンクされる数を増やしているわけです。

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で、問題はここから先なのですが、

SEOをちょっとだけかじった人はよく、発リンクをするななどといいます。

つまり、自分は他サイトからリンクを貰っても、自分は他サイトにリンクを与えるな、ということです。

So-netブログのnice!機能で読み替えると、他ブログにnice!はつけても、自分の記事にはnice!をつけさせるな、ということです。

そういう意図があるかどうかはわかりませんが、まれに、nice!機能をオフにしている(nice!させない)ブログがありますね。

結論から述べると、トップページからの発リンクは抑えたほうがいいのですが、各記事のページ(サブページ)の発リンクを抑えることは、SEOの観点から見れば間違っている、適度な発リンク(nice!の受けいれ)が必要というのが同書の見解です。

また、特定の仲間とだけリンク(nice!)し合うことも、Googleは「ウエブリンク型スパム」とみなすと書かれています。

では、Googleにポリシー違反扱いされないようにするには具体的にどうしたらいいのか。私流に解釈しますと、

好き嫌いをせず広範なブログと相互にnice!し合うこと
つねに新しいブログとの交流を心がけること

ということだと思います。

ブログはドメイン直下に開設する


次に、企業・団体の責任者や自営業でサイトを開設している人に対するノウハウです。

それらサイトのコンテンツ(ページ)を増やすために、アメブロやFC2ブログではなく、企業・団体の公式サイトにブログを開設しましょう、と書かれています。

なんとなれば、Googleは、新しい情報が頻繁に更新されるサイト、ページのより多いサイトを評価するからです。

更新頻度とページ数増やしのために、ブログをそこで始めるべきだ、ということです。

たとえば、So-netブログで更新を続けても、「blog.so-net.ne.jp」というSo-netブログのドメインの評価に貢献するだけであるから、会社や商店などのサイトを持っている人は、せっかく更新するなら、そのドメイン下でブログを運営した方が自分のところのドメインが強くなりますよ、という話です。

これはたしかに、同書でなくてもSEO関連の情報としては定説になっています。

So-netブログを含めて、無料ブログサービスは、いつ終了したりシステムが変更になったり、ブログを削除されたりするかわかりません。

その意味でも、長期的なブログ運営を考えているのなら、ブログも自分のドメインで運営したほうが間違いはないと思います。

もっとも、事業主や団体の責任者がSo-netブログを運営することは間違いかというと、そんなことはありません。

サブサイトを作ってリンクを送る


同書は、本サイトにリンクを送る自作自演リンクの開設も解説しています。

自作自演リンクというのは、本サイトのPageRankを上げるために、自分でリンクを送るためのサイト(サテライトサイト)を作って本サイトにリンクを送ることです。

一般に、自作自演サイトはルール違反のように思われがちですが、中身の無い無意味なサイトを乱発することがいけないのであって、きちんとしたサイトなら問題ありません。

同書の場合、それをタイトル通りwordpressで作ることになっているのですが、もちろん、それがSo-netブログやアメブロなど無料ブログでもいいのです。

So-netブログを育ててPageRankを少しでも高くして、メインサイトにリンクを送るのです。

So-netブログは、繰り返しますが、無料ブログサービスの中でもとりわけPageRankを上げやすいサービスです。

つまり、サテライトサイトとしてはもってこいのサービスなのです。

商用・非商用にかかわらずサイト運営の教科書的存在


ネットの世界では、検索エンジンの上位表示やリンクの獲得方法について教えるとした情報商材や塾がたくさんあります。

前者で2~3万、後者なら20万~30万が相場でしょうか。

それらは高額である上に、再現性や指導性に疑問があったり、すぐに通用しなくなる小手先の「裏技」であったりします。

が、同書は定価2415円の書籍で、そうしたもの以上の濃い中身でまじめに構成されています。

ネットビジネスを考えていない方でも、サイトの質を高めたり上位表示をしたりするにはどうすればいいのか、という仕組みを学べるので、大変勉強になる一冊だと思います。

SEOというのは商用サイトだけのテーマではなく、非商用サイトを含めた“サイトの身だしなみ”だと私は考えるからです。

検索上位を最速で実現させるWordPress SEOの極意

検索上位を最速で実現させるWordPress SEOの極意

  • 作者: 藤原 良輔
  • 出版社/メーカー: 秀和システム
  • 発売日: 2013/03
  • メディア: 単行本


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