サラメシダイエット。ご存知ですか。ここのところ流行り始めたらしいです。サラメシ……サラリーマンの昼飯です。NHKで放送される昼食バラエティ番組が語源だそうですね。
従来の「食べる」ダイエットといえば、要するにカロリー制限のことですが、バナナダイエットだの、白いんげんダイエットだのと、きちんと食事を摂らないで低カロリーの食材に代替する、というものでした。
しかし、それでは、なかなか長続きしません。
そこで、きちんとした食事によるダイエットが求められてきたところ、行き着いたのがサラメシダイエット、というわけです。
サラメシダイエットは、サラリーマンが普段食べる昼食それ自体をダイエット食とする、という発想に基づいたものです。
サラリーマンの昼食って、食べるだけでダイエットになってしまうほど粗末だったのか。
なんてツッコミもありそうですが、最近は外食産業の競争が激しく、価格的にも下がり、メニューもいろいろな人に合うよう細分化されています。
要するに、その中から、カロリーは控えめだけれども、満腹感があるメニューを選ぼうということです。もちろん価格も高額ではなく、具体的にはワンコインがひとつのめやすです。
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たとえば、「日刊ゲンダイ」(8月24日付)が、「ワンコインで痩せるサラメシ」という記事を掲載していますが、同紙が記事で勧めているサラメシからご紹介します。
・炭火てり焼きチキン(サヴウェイ)
これがどうしてサラメシダイエットになるかというと、「387キロリーで450円。これで市販のおにぎり2個分より低カロリーで、栄養バランスもばっちり」「野菜を多く取ると、食物繊維の摂取量が増える」「トッピングやソース、調味料のアレンジが自由自在」(いずれも「日刊ゲンダイ」記事より)だからだそうです。
おにぎりと一口に言っても大きさ等様々ですから、「おにぎり2個分より低カロリー」と言い切っていいかどうかは留保がつきますし、カロリーだけなら、同店の主力4商品(生ハム&パスカルポーネ、チーズローストチキン、えびアボカド、BLT)の方が低カロリーです。
ただ、いずれにしても「387キロリー」で済む食事なら、低カロリーではあると思います。
・「野菜天そば」(ゆで太郎)
450円で512キロリー。「天玉そば」(430円/729キロカロリー)を食べている人は、この「野菜天そば」にチェンジすることを同紙は勧めています。
たしかにのっている天ぷらも大きいし、食事として成立はするでしょうね。
同紙では、吉野家で「ねぎだく」「かるいの」と注文すると、タマネギが多めでご飯が少なめだからお勧め、とも書かれています。
こういったものなら、探せば同様のものはあると思います。
少なくともカロリー公開しているお店なら、自分で判断できます。
ということで、
1.500キロカロリー程度で
2.野菜が含まれ
3.コメや小麦といった2時間程度は消化に時間がかかる穀類を主体とする
ものをざっと調べてみました。
・モスライスバーガー「季節の野菜かきあげ」 (モスバーガー)
280円で370キロカロリー。「玉ねぎ・枝豆・スイートコーンをシンプルなかきあげにすることで、野菜本来の味を活かし」たものだそうです。ただし、「季節の野菜」というだけあって「季節限定」なので、いつも同じ材料が食べられるわけではありません。ちなみに、コメは国産米だそうです。
・ダブルてりやきバーガー(ロッテリア)
507キロカロリー。「500キロカロリー」を少しだけオーバーしましたが、てりやきバーガー(384キロカロリー)よりもお腹を満足させられるかなと思いこちらを選びました。ただしこちらも期間限定でレギュラーメニューではないんですよね。
・半熟タマてりバーガー(ロッテリア)
レギュラーメニューなら435キロカロリーでこちらでしょうか。サヴウェイに比べると野菜はレタス2枚ですから、一応入ってますという程度です。
・クラシックバーガー(フレッシュネスバーガー)
同店ハンバーガーのバリエーションはいろいろ有りますが、オーソドックスに480円/482キロカロリーのこれはいかがでしょうか。クォーターパウンド(113g)のパティ。ハンバーガーとしてはいいサイズだと思います。
・レッドホットチキンサンド(ケンタッキーフライドチキン)
380円/407キロカロリー。ただし、これは単品のカロリーと価格で、ポテトや飲料が加わると話は違ってきます。文字通り、辛口のレッドホットチキンを挟んだものです。
・山形だしとろろ牛めし・ミニ盛り(松屋)
430円/577キロカロリー。ちょっとカロリーが今回の基準でみるとオーバーしてますが、ワンコインでお釣りが来るので入れました。店内の食事に限り、みそ汁サービスです。「だし」というのは、野菜を細かく刻んで醤油などであえたものです。ご飯がすすむので、ミニ盛りでは物足りなくなってしまうかもしれません。
・まぐろたたき丼・並盛り(すき家)
480円/540キロカロリー。こちらもちょっとだけカロリーオーバーですが、やはりワンコインなので入れてます。ご飯の上に刻み海苔、まぐろのたたき、ネギがのっています。
・親子丼・ミニ(なか卯)
390円/424キロカロリー。ミニの上の「並」は647キロカロリーになってしまうので、親子丼を食べたいならこのサイズで我慢です。
・かき揚げうどん(小諸そば)
350円/522キロカロリー。これが「かき揚げそば」になると570キロカロリーに上がってしまいます。かき揚げ天は、人参・玉葱・桜海老・春菊・げそを使用しています。いわゆる「立ち食いそば」ですが、値段も安くカロリー的にもいいところではないでしょうか。
・海鮮とくちゃんぽん(リンガーハット)
500円/497キロカロリー。今回のねらいにほぼ合致した理想の商品です。魚介類が色々入っています。リンガーハットも「ワンコイン500円で驚きと感動の一杯」と宣伝しています。
私個人として残念だったのは、サラメシならはずせない「餃子の王将」がカロリー非公開だったことと、リーズナブルな日高屋に、カロリー的に該当するものがなかったことです。
カロリーありきで食べるものを決めるのは、昼食が楽しみであるサラリーマンにとっては興ざめかもしれませんが、せっかくカロリーを公開しているお店も増えてきたことですし、おおまかなめやすとして参考にされてはいかがでしょうか。
※商品画像はいずれも公式サイトからお借りしました
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