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カレーライス、アノ店はどうしてまずいのか [食べもの]

カレーライス

カレーライス。家庭でも外食でも食べる機会が多い誰でも口にする国民食と言っていいかもしれません。外食なら、おいしい店で食べたいと思うでしょう。『実話BUNKAタブー』(10月号)では、「有名チェーン店のカレーライス 一番まずいのはどれ!?」という記事を掲載しています。おいしい店ではなく、まずい店、というところがスキャンダル雑誌らしい切り口です。

同誌の7月号ではイタリアンファミレスの「一番不味いのはどこ?」という記事を特集していましたが、このブログでもご紹介しました。

そして今回はカレーライスというわけです。

bunkaタブー・カレー.png

CoCo壱番屋、ゴーゴーカレー、カレーショップC&C、カレーハウスサンマルコ、カレーの王様、カレーは高橋、吉野家、松屋、すき家、チカラめし、富士そば、ゆで太郎、小諸そば、ステーキと焙煎カレーふらんす亭、はなまるうどん、という計16店をライターの亀井シズカ氏が食べ比べています。

記事は、各店のカレーライスについて写真と細かい論評、そして結論として「優良店ベスト3」「最悪店ワースト3」がまとめられています。

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食べ物記事でほめているのはいわゆるステマの場合があり、それはこうした叩き記事でも疑えますから、「優良店」の方は割愛。関心のある方は同誌をご覧いただくとして、「最悪店」と名指しされたところだけご紹介します。

★最悪店ワースト3
1.ゆで太郎
2.なか卯
3.富士そば

そこで私も実際に食べて……といいたいところですが、実は私は、自分で信頼のおける店以外の味噌ラーメンとカレーライスにはかなり慎重なのです。

味噌やカレールウ、ソースを基調にした味付けなどは、材料が悪くてもごまかせてしまうからなんです。

この記事を読むと、どうやらまずいカレーの店は、カレーそのものがまずかったり、カレーで隠しきれない具材のまずさだったりするようです。

「最悪店」の文章を引用します。

「ここの『カツカレー』は、ドロっとネチャっと口の中に絡みつく食感が何とも言えぬ気持ち悪さ。(中略)米のレベルも低く、まるで5年前の古米を食わされているかのよう。もちろんカツなんかお話にもなりません。スーパーの惣菜売場の揚げ物の方が100倍マシ!」(ゆで太郎)

「『すき家』と同じゼンショーが経営するチェーンで、親子丼とうどんがウリ。そんなに不味い印象の店じゃなかったのですが、結果は残念の一言。ありえない味です。『和風カツカレー』は、からいというよりとにかく塩っぽい。塩だらけです。客を成人病にするつもりでしょうか?」(なか卯)

「(カレーカツ丼は)カツ丼のカツがそのままそのままカレーの上に乗ったという斬新すぎるメニュー。(中略)ちなみにカレーの部分は、まるでトドの肉みたいな生臭い肉が入ってました」(富士そば)

富士そばの「カレーカツ丼」は笑ってしまいました。

それにしても気になるのは、ゆで太郎の「米」。「まるで5年前の古米を食わされているかのよう」とあります。

同店では「国産米」とうたっているものの、「古米ではない」とは言ってはいないので、もしかしたら記事の指摘が当たっているのかもしれません。

といっても、もともと食べないうえにそんな酷評のため、では自分も食べてみようという気が起こらず、でもせめて「米」を実感してみようと、ゆで太郎で、カレーではなく、もりそば+玉子丼(味噌汁付)を食べてみました。

そばと卵ドン.jpg

ちなみに、もりそばは今回関係ないのですが、私が食いしん坊なのでついでに食べました(笑)

ちょっと塩気が多いなあと感じましたが、労働者向けなんだろうと思い、米はあまり気になりませんでした。塩気でごまかされているのかもしれませんね。

いずれにしても、「激マズ」とか「ありえない」という表現を使うほどとは思えませんでした。

もちろん、極上の味というわけではありませんが、この程度で論外なら、外食はできないだろう、という感じで。

こんな鈍感な舌では、食べ物ライターにはなれませんね。

それより、ゆで太郎というのは、街の立ち食いソバのようなものかと思っていたので、もりそば+玉子丼(味噌汁付)で690円であることの方が不満だったですね。

安さを売りにするならワンコインで食べさせろよって。

カツ丼だと単品で500円。これは、カツをメインにする「かつや」のカツ丼(梅、490円)よりも高いのです。

つまりゆで太郎というのは、びっくりするほど安い店ではないんですね。

ところが、今回問題になったカツカレーもカツ丼と同じ500円。

カツが同じものだとすると、カツ丼の「卵+タレ」と、カレーライスのカレーの部分が同じコストということになります。

とすると、ゆで太郎はカレーに限れば、ずいぶん安上がりなのです。

この記事の著者が、ゆで太郎のカレーライスをまずく感じたのはそれも原因だったかもしれません。

結局、私が思っているように、カレーはコストを落とそうとすれば、比較的簡単に落とせてそれをごまかせるということでしょう。でも、味のわかる人にはわかると。

要は、安かろう悪かろう、ということですね。

この記事の評価は意見が分かれるかもしれませんが、妙に安い店、他のメニューはそれほどでもないのにカレーライスの評判が悪い店などは、きっと細かい味付け以前に、コスト自体に問題があるのかもしれません。

みなさんの行きつけのお店のカレーライスはいかがですか。



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