松田聖子の再々婚が話題になっている。今回の結婚相手のことはもちろんのこと、例のごとく過去の結婚・交際相手が蒸し返されたことで、久しぶりに思い出した名前もある（笑）。一部週刊誌は辛辣だが、芸能人はかくあるべし、というひとつのモデルではないだろうか。
松田聖子の今回の結婚相手は口腔外科の准教授だそうだ。もちろん面識もないが、はっきりいって、40歳もすぎてから、わざわざ違う世界の、それも芸能人の中でもひときわ芸能人の松田聖子と結婚するというのだから、
人一倍出たがりの野心家なのだろう。
今回の報道で、松田聖子が過去に浮き名を流して表沙汰になった数名が蒸し返されている。騒がれるのが芸能人、と割り切っている松田聖子にとってはいささかの痛痒も感じないと思うが、ただその中で一件だけ、当時裁判沙汰になったモノがある。
松田聖子のバックダンサーだったアラン・リードとの関係だ。順番で言うと、ジェフ君の次になる。
戦後史の激動、というブログのタイトルに従って、一応この事件を簡単に振り返っておこう。
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アラン・リードが、「僕たちはエンゲージリングも交換しあっていた」と、松田聖子との5年間の日々を『週刊現代』で告白。カトリック信者のアランが2年間に渡り関係を拒み続けた経過や、関係をもってからの生活などを暴露。その上で約5000万円の慰謝料や報酬未払い等支払いを求めた。
つまり、訴えたのは松田聖子ではなくアラン・リードの方だったのだ。20001年7月14日に和解しているが、松田聖子はセクハラについては最後まで否定。したが、印税など報酬については支払いに応じている。
ところで、今回の松田聖子の再々婚について、今井舞氏は「週刊女性」（6月17日号）で次のようにこきおろしている。
「今回の再々婚のニュースを見て、なんだかねえ、“冷やし中華はじめました”って看板を見たときのような“ああ、そういう時期ですか”くらいの感想です。（中略）
（松田聖子は）自分の商品価値をきちんと冷静に見ているかっていうとそうじゃなくて、もっと天然。〝あたしって素敵でしょ、見て″っていう気持ちの一本ヤリで芸能界でずっと戦ってるんです。本当に生まれながらの。アイドルとして生きるしかできない人。よくも悪くも、やはり才能の持ち主です。〝昔ながらの芸能界″を1人でやっているタレントですから、立派ですけど、ある意味、絶滅危惧種な人」
「聖子の生き方に共感して、今もライフスタイルの参考にしている同世代の入って、もはや全然いないと思うんです。 参考にしょうがないというか、年相応の美しきを目指さないから、単純に、50過ぎたら難しいんですよね。手間のかかった肌や、オデコを出すヘアスタイルは人を選びます。 聖子の〝手が届かない人″っていうイメージは、フアンからするともう〝追いかける気の湧かないもの になってる。あんなの、お金と時間がなければできない．でしょ？」
要するに、「時代遅れの天然スターの振る舞い」と言いたいようなのだ。
私も基本的には同じだが、見る立場がこの人とは180度異なる。
時代遅れだから駄目なのではなく、こんな時代に「昔ながら」で君臨できる存在感が芸能人のカガミだという立場だ。
だいたい、「昔ながら」というけれど、ならば「今のスター」ってどう振る舞えばいいのか。そもそも「今のスター」って誰？今、芸能人らしい芸能人なんているの？
バラエティ番組でひな壇に座ってやくたいもない話をしているタレントたち？
まさかAKB48や韓国の整形タレントたち？
松田聖子のふるまいが「昔ながら」という言い方になるのは、松田聖子が時代錯誤と言うよりも、要するに芸能人中の芸能人、すなわちスターが現代では存在しないということである。
松田聖子は多くの国民が知っていて、毀誉褒貶がある。が、AKB48の大島優子なんて、知っている人はごく一部だ。
聖子ちゃんカットが流行しても、「ぜー」という言い方はネットのおたくスレでしか通用しない。
松田聖子が好きでも嫌いでもいい。そういう思いを国民に持たせることがスゴイ。どうでもいい人に対しては好きも嫌いもないだろう。
話題になってナンボ、いじられてナンボの芸能人を50歳になっても貫いている松田聖子。この調子で60歳も70歳も頑張って欲しい。
2012-06-20 16:56
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共通テーマ：芸能
いっぷくさんに座布団五枚！
by リキマルコ (2012-06-20 17:40)
毀誉褒貶（きよほうへん） 一つ覚えましたﾎﾟﾘﾎﾟﾘ (・・*)ゞ
ありがとうございます♪
by Labyrinth (2012-06-21 02:48)
結婚と アルバムの発売が いつもかぶっていて、売るための戦略なのかな〜？ 賞味期限が終わったら 離婚？とおもっていました・・・。
by MADONNA (2012-06-21 06:44)
リキマルコさん、コメントありがとうございます。
私自身が特別思い入れているわけではないのですが
良くも悪くも世間に取りざたされるというのは
やはりスターの証だと私は思っています。
by いっぷく (2012-06-22 00:23)
Labyrinthさん、コメントありがどうございます。
そうでしたか。
あまり深く考えずに出てしまいました。
四字熟語って、便利だからつい使ってしまいますが
最近は力士の襲名の挨拶で乱用されているみたいですね
ひとりよがりになったり
やすっぽくなったりしないよう気をつけたいと思います。
by いっぷく (2012-06-22 00:27)
MADONNAさん、コメントありがとうございます。
そうですね、芸能人中の芸能人ですから
結婚もプロモーションのひとつなんでしょうね。
多くの人が、今回も長続きせず
やがては郷ひろみと結ばれる……と夢想しているみたいで
本人たちもそれに応えるかもしれなさそうなところが
ありますね。
by いっぷく (2012-06-22 00:30)