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「不倫は文化」なら父子の関係は? [芸能]

「不倫は文化」という迷言をご存知だろうか。戦後史(芸能界)上の名言のひとつとして今も面白がられているの、石田純一の言った「不倫は文化」である。

今週発売の女性週刊誌で、その石田純一と結婚した東尾理子が不妊治療を行っているという記事が掲載された。東尾自身一人っ子だから、子どものできにくい家系なのかなどと余計な詮索をする人もいるだろう。

一方の石田純一はそうではなさそうだ。前妻の松原千明との間に娘がいるし、その前にはいしだ壱成が生まれている。

03年12月7日、いしだ壱成は交際中の元タレント・三宅えみと「できちゃった入籍」を発表した。だが、この結婚は3年後に破綻。その翌年に映画の共演がきっかけで川合千春と交際していることが発覚するも、女性週刊誌に二股交際を報道され、モデル事務所から業務提携を解除された。

そのいしだ壱成が、もうひとつ世間を騒がせたのはドラッグである。

98年7月、当時同棲相手だったとよた真帆の誕生パーティーで倒れ、救急車で大学病院に運ばれる騒ぎを起こした。事務所は「カゼと疲労が原因」と語ったが、業界関係者やマスコミの間ではそれを信じる者はいなかった。それどころか、「いつか事件を起こすだろう」とさえ思われていたようだ。

案の定、01年8月20日、主演していた大阪松竹座の時代劇「大江戸ロケット」がまだ上演中に、大麻取締法違反(所持・使用)で逮捕された。

同年9月7日には幻覚剤のLSDを染みこませた紙片を自宅に隠し持っていたとして、大阪拘置所に拘置中の身で麻薬取締法(所持)の疑いで再逮捕された。

だが、少なくともこの頃は、実父・石田純一の「薄情さ」から同情論もあった。

石田純一は、「壱成が16歳で芸能界入りするまで養育費どころか連絡も一切しなかった」といわれる(『日刊ゲンダイ』2003年12月13日付)。

理由は、息子の存在が、自分が俳優として売り出すのにマイナスになるからとされているが、その真偽のほどがどうであれ、そうした言われ方をされても仕方ないほど、逮捕後のいしだ壱成に対して、通常考えられる父親らしい態度というものをとっていなかった。

いしだ壱成の勾留中も、ゴルフの大会に出場したり、テレビの収録で当時の恋人の長谷川理恵を同伴してイタリアに旅行したりと、一頃より寂しくなりつつあるスケジュールを嬉々としてこなしているが、実の息子との面会は決して行わなかった。

石田純一は、そうした自分の態度に対して、こんな自己弁護を行っている。

「男親というのは、べったり近くにいなくてもいいのではないかと思っています。ただ、子供が困っている時とか何かあった時には手を差し伸べる。それが父親の役目ではないかと考えています(『婦人公論』2001年10月号)

逮捕勾留中こそ、「子供が困っている時とか何かあった時」ではないかと思うのだが。

親子の関係というのは、第三者が勝手に論評すべきものでもないが、2人は「子を温かく見守る父親」という関係が見えにくいのも確かである。石田純一には、不倫だけでなく父子の関係でも文化を創造してほしいものだ。


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タグ:石田純一
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