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芸能人の宗教団体における価値 [芸能]

芸能人の宗教団体における価値について考えてみたい。

戦後史上、宗教団体のトラブルはいくつもあった。たとえば、佐久間良子のトラブル等は記憶に新しい。

2000年5月10日は、東京都内の主婦から、宗教団体「二穣会」の代表・平林重美子らとともに提訴されていた女優の佐久間良子が、東京地裁で開かれた第7回口頭弁論に初出廷した日だ。

原告の主婦は1996年に「二穣会」に入会。「二穣師女」を名乗る平林代表から運勢が良くなるとの説明を受けて多額の現金を支払わされたとして、約1億4000万円の損害賠償を求めていた。

原告によると、入信させたのが佐久間良子だという。

佐久間良子は主婦に対し「代表者の指示に従えば間違いない」と支払いを勧めたというのだ。そこで、共同不法行為で訴えられていたものだ。

だから被害者の女性は、「佐久間さんだけは断じて許せない」と怒りをあらわにした。ところが佐久間良子は、「私は広告塔として利用された」と自分も被害者であるかのように反論したという。

では佐久間良子は身の潔白を証明したのか。それが、「問題が核心に近づいてからは佐久間は行方をくらましてしまった」(1999年1月5日付「日刊ゲンダイ」)というから旗色が悪い。本当に「私も騙されていた」のなら、自己批判と被害者への謝罪はきちんとすべきではないのか。

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雲隠れの原因は、同紙によれば、やはり二穣会の活動に深くかかわっている2人の子どものことが明らかになるから、とされているが、それ以外にも佐久間良子の証言は、二穣会との関係については平林代表の話と食い違う点が多々あり、マスコミからは「仲間割れ」と揶揄される始末だ。

宗教団体の広告塔と呼ばれる芸能人はたくさんいるが、彼らはそうした「評価」を堂々と受け入れているように見える。

しかし、佐久間良子の場合は、いざ自分が訴えられると入会の事実すら否定する。

信心が足りないようである。

それとも、佐久間良子にとって「広告塔」はたんなるビジネスだったとでも言うのか。それにしては、クライアントとの「仲間割れ」はいささかプロ意識に欠けてやしまいか。

「広告塔として利用され」るのは芸能人なら当たり前のこと。こういうトラブルになれば、自分が犯罪に関わっていようがいまいが叩かれて埃も出てくる。何が「私も利用された」だ。何十年も女優をやっていて、そんなこともわからないのか、と言いたくなる。

カルト教団は近年社会問題となっている。安易な商売っ気で関わると、本人の意図や自覚にかかわらず、広告塔として今回のように直接または間接的な加害者になり、かつ自らの芸能生活にも大きな傷が付くことは間違いない。

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rtfk

お久しぶりです^^)
by rtfk (2011-04-21 14:34) 

薔薇少女

がりさんのコメントを読んで、いっぷくさんのブログを知りました!
読者にさせて頂きました、がりさんに感謝です(^人^)♪
by 薔薇少女 (2016-02-14 16:30) 

いっぷく

>薔薇少女さん
こちらこそよろしくお願いします
by いっぷく (2016-02-15 02:20) 

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