田中好子さんの話題でここ数日持ちきりである。キャンディーズのメンバーとして、女優として活躍したが、21日に乳がんのため東京都内の病院で死去。享年55歳。20年前に故夏目雅子さんの兄、小達一雄さんと結婚していたが、その夫を巡る2つの話題がネットでさっそく取り沙汰されている。
ひとつは、田中好子さんの生前の肉声が公開されるなど葬儀にカメラが入ったが、そのときに「南無妙法蓮華経」と聞こえてきたため、「田中好子さんは創価学会員だったのか」という質問が、Yahoo!知恵袋やOKWAVEなどに相次いだこと。
ネットというのは抜け目ないというか恐ろしいというか健全というか、かつてキャンデイーズで一世を風靡した田中好子さんさん亡くなって悲しいムードの中で、そういうことが気になる人もいて、ちゃっかり質問しているわけだ。
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こういう質問には「創価学会であろうが信教は自由だ。そういう疑問自体がおかしい」という声も一部にはあるが、有名人というのはいろいろ注目されるものなのだ。
それはともかく、創価学会の葬儀だったのかどうかの回答は「ノー」である。
なぜなら、田中好子さんには「春芳院妙純日好大姉」という戒名が報じられている。
寺を破門された信徒団体である創価学会の葬儀は、戒名も袈裟懸けの住職もない「友人葬」であり、祭壇に花は飾らず特定の葉を飾る独特な様式である。
南無妙法蓮華経は
日蓮宗や日蓮正宗系のお題目だが、いろいろな宗派や信徒団体がある。田中好子さんの場合は淨風会といわれている。
夏目雅子さんやその母親が淨風会の信者だったからである。
信者によると、淨風会は花を飾るというから辻褄が合う。
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もうひとつは、夫の小達一雄氏の隠し子報道である。
『週刊女性』(5月10日、17日合併号)では、昨年の7月、小達氏が40歳前後の色白の長髪女性と小学校高学年くらいの女の子の3人でハワイ・ホノルル行きのゲートに姿を現したことが、写真の隠し撮りつきで報じられている。
女の子は小達一雄氏「パパ~」と呼び、母親のスエさんも小達一雄氏から「オレの子どもに会いたくないか」と言われた、田中好子さんも探偵を使って調べたといったことが書かれ、その旅行から体調が一気に悪化したとも書かれている。
不倫と隠し子が事実なら、本当にそれで田中好子さんの寿命は縮んだのかもしれない。
葬儀における小達一雄氏の涙や絶叫も嘘くさく見えるかもしれない。
不倫自体がインモラルであるだけでなく、田中好子さんが亡くなったから、この件は非常にショッキングであり、小達一雄氏に対する非難の眼差しは避けられないだろう。
だが、それでもその「義憤」には留保をつけておこう。第三者がとやかくいうものではないと。
紋切り型な言い方だが、不倫が我慢できなければ、田中好子さんは離婚すべきだったし、不倫に気づいていながらそうしなかったのは、田中好子さんの心の中で、葛藤しながらも割り切りがついていたのだろう。
同誌では、結婚後すぐに乳がんになったこともあり、子どもが作れないことに対する負い目もあったのかもしれないとしている。
それもさることながら、担がん者と20年連れ添うというのは、並大抵の精神力ではつとまらない。
本人が最も辛いのは当然だが、配偶者など家族の心も、人生も、決して晴れることのない日々を過ごすことになるのだ。
だから不倫ぐらい許してやれ、などという気はない。
繰り返すが、許すかどうかは田中好子さんの問題だといっているのだ。
同誌では、小達一雄氏が「病院関係者が感心するほどの献身的介護」を田中好子さんにしたという。
夫婦のことは当事者にしかわからないものだ。
キャンディーズの歌は、『夏の百選・レコジャケOTAKARAファイル』に収録されている。70年代の夏を歌ったものとしてこれからも歌われ続けることだろう。
夏の百選・レコジャケOTAKARAファイル
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