SSブログ

参議院における過半数政党が消えた日

第15回参議院選挙 1989,7,23

戦後史上、語り継がれる第15回参議院通常選挙が行われた。

選挙の争点は、いわゆる「3点セット(リクルート、農政、消費税)」に、選挙前に宇野首相の「愛人騒動」が加わって、自民党はかつてない苦境にたたされた。

また6月4日に中国では「天安門事件」が起こり、日本共産党はそのマイナスイメージを心配した。

そして今回の選挙からは、「連合」が母体になって「連合の会」を発足。社公民連の推薦を得て12名の立候補があった。

投票の結果は、日本社会党46、自由民主党36、「連合」11、公明党10、日本共産党5、民社党3、税金党2、二院クラブ・スポーツ平和党1、無所属11だった。

自由民主党は改選前から33名減らし、与野党逆転となった。宇野宗佑首相は責任をとって辞任した。日本社会党・「連合」は大勝したが、公・共・民の各党は議席を減らした。

民社党は非改選者を合わせても院内交渉団体資格の10名に届かず、スポーツ平和党を会派内に組み込んだ。

以来、参議院では一政党が単独で過半数をとれなくなった。第15回参議院選挙については、下記のブログも言及している。

社民党はどこへゆく?

1989年第15回参議院選挙では、社会46、自民36・・・、1990年第39回総選挙では、自民275、社会136、公明45・・も議席を獲得したのです。自らの政策を大胆に主張するなかで議席を増やしたこと、これがなぜか教訓化されなかったようです。

>> More

言葉の重さ

1989年、第15回参議院選挙において、 土井が「山が動いた」という当時有名なセリフを吐いたくらい、 社会党が躍進し、参議院では与野党逆転となった。 当時の野党である公明党、連合の会

>> More

小泉元首相参議院出馬で自民党にも勝機あり

自民党が手ひどい敗北を喫したのは、最初に消費税を導入した後に実施された1989年の第15回参議院選挙で土井委員長の社会党が「マドンナ旋風」で女性候補を大量当選させた時と、21世紀に入って政権交代の可能性が出てきてからです。

>> More

山は動き過ぎた!?

1989年の第15回参議院選挙で、参議院で自民党を過半数割れに追い込んだ時、 当時の日本社会党委員長土井たか子さんが、 『山は動いた』 と名言を残しました。 今回の選挙、彼女風に言わせて頂くなら、 "山は動き過ぎた" とでも言うのでしょうか。

>> More

究極の再チャレンジ

宇野内閣の下での第15回参議院選挙以来、自民党は参議院で単独過半数を確保したことがない。この選挙で、少なくとも都市部では自民党以外の政党に投票することに躊躇いのあった有権者に心理的な障壁を取り除いたともいえよう。

>> More

9条改正問題を論理的に考える!

彼女は、 1989年の第15回参議院選挙において、 マドンナ旋風をまきおこしたことのある政治家です。 「 山が動いた 」というセリフを口にする彼女の姿を 何度もテレビで拝見した記憶があります。

>> More


nice!(91)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 91

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

Copyright © 戦後史の激動 All Rights Reserved.
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます