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革新統一候補の混乱

統一地方選 前半 1987,4,12

売上税問題の中で行われた統一地方選は、「ねじれ」現象から自由民主党との連合(自公民・自社公民)が目だった。

革新自治体の要といわれた東京では、日本社会党が「社共共闘は取らない」と前年秋に早々と宣言し、小田実、田英夫など、日本共産党と激しく対立したことのある人間を候補として担ぎだしたがいずれもうまくいかず、東京都本部委員長の和田静夫が責任を取る形で出馬した。


一方、日本共産党は共闘をベストとして小中陽太郎を希望したがこれも叶わず、最終的には同党の後援会長も務める畑田重夫になった。売上税が争点だったために革新統一が望まれたが、票は割れて鈴木俊一が3選となった。

戦後史上、いわゆる社共中軸の左翼陣営が、この選挙をもって終焉したといえるだろう。

その後、ソ連が崩壊、日本社会党の弱体化、小選挙区制導入などから左翼陣営が弱体化したこともあり、小田実と日本共産党は和解。神戸の震災以後の小田実は、同党と共闘していた。

「売上税」「統一地方選」をキーワードとしたサイトは以下のものがある。

[政治][自民党]「負け組」大平正芳、加藤紘一と「勝ち組」中 ...

だが、中曽根は舌の根も乾かぬうちに再び売上税の導入を言い出したのである。それが響いて1987年の統一地方選で大敗し、中曽根は売上税を導入できなかったのだが、当時の中曽根ブレーンの発言を見ると、売上税導入と法人税・所得税の減税をセットにしていて

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消費税率上げを阻止しつつ 旧態依然な政治からの決別を目指 ...

大勲位が打ち出した・・売上税構想。 この増税案が出た直後から、テレビなどに出まくって・・売上税絶対反対! を叫んだのが・・誰を隠そう・・このかたです。 当選 (笑) 来年解散総選挙(ひょっとしたら統一地方選とダブル?)をせざるを得ない程の 大負けを

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【参院選トピックス】消費税増税、こんなに軽々に扱っていい ...

一般消費税を打ち上げた総選挙(1979年)、売上税を提案していた統一地方選(87 年)、消費税導入直後の参院選(89年)、消費税引き上げ後の参院選(98年)。さて、菅首相が消費税10%に言及した今回の参院選は― ▼選挙は有権者の知と情とのせめぎ合いと

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消費税10%が規定路線に?

最初に消費税を提示した大平内閣は過半数割れし、売上税をぶちあげた中曽根内閣は統一地方選で敗れた。消費税を導入した竹下内閣は支持を失って倒れ、税率アップに踏み切った橋本内閣も参院選で惨敗して崩壊した。

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衆議院選挙公示日に、過去の節目の選挙を思い返す

1979年の統一地方選における東京、大阪の知事選でも革新都政・府政を終わらせた。それにもかかわらず総理大臣は今と同じで短期でクルクル変わり 1987年には中曽根内閣はいったん打ち出した売上税の撤回に追い込まれた。そして、消費税を導入した1989年に

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