オイルショック以来、石油会社が「千載一遇のチャンス」と売りおしみや価格操作を行ったり、大商社が「物不足」をあおったりして逆に今まで以上に利益を上げる悪徳商法が衆議院予算委員会でも話題になった。国会では参考人として大商社代表に事情聴取。大企業の反社会的な行為が明らかにされた。
また、自由民主党はこの国会で「証人喚問」を「参考人」にとどめるなど、企業をかばう立場に回ったのも見逃せない事実だった。
こうした政府のバックアップを受けた企業の異常な利潤追求は、資本主義国内でも希有なケースである。諸外国
からの「エコノミックアニマル」「買い占め国」との悪評何のそので、その後、だぶついた利益をさらに「上手に運用」するべく、絵画の落札や企業の買収を続けた。
京都府知事選挙 1974,4,7
自由民主党の退潮と日本共産党の躍進の中で、「自民党に代わる連合政権」の問題が現実味を帯びてきたように見えた。
革新自治体の続出からいって、本来なら社共中軸の革新連合政権が時節にあっていたが、当事者である日本社会党は必ずしもそれに与することを嫌い、「赤旗」を媒体に使った両党の論争が行われていた。
一方、他の野党は「江公民」以来の社公民路線を描いていた。「江」とは日本社会党の江田三郎の「江」であり、すなわち江田三郎が描いた「構造改革」路線である。
そんな中、京都府知事選が行われ、蜷川知事が7選を目指す事となった。
蜷川知事は社共の推薦で出ていたが、日本社会党京都本部長の大橋和孝参議院議員は反蜷川で立候補。自公民諸党がそれにのっかるという異例の事態になった。
結果は蜷川が7選され、大橋は党を除名された。しかし、これを機に6月4日には社公両党間で参議院選での選挙協力が合意され、国民の支持を得ていた社共中軸を日本社会党の側から破棄する形になった。
こうした革新側の不協和音は、次第に革新自治体の瓦解と自民党を中心とした相乗り候補の反撃を許す事になっていった。
まだまだ気温の変化が激しい今日この頃ですね
ご訪問&niceありがとうございます
手前味噌の朝食ばかりですが
とっても嬉しいです\(^o^)/
by cyamy (2010-10-21 19:07)