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日本鉄道建設公団発足 [戦後史]

定数是正訴訟判決 1964,2,5

「高度経済成長」は、重工業の発達と農業切り捨てが大きな特徴。そのため都市と農村の人口差が大きく開いた。

また、日本の人口自体がこの20年の間に増加した。しかし、戦後になって区割りや議員定数是正などは全く行われていなかった。

そのために「1票の重み」に差が出て、62年の参議院選挙では東京都地方区と鳥取県地方区の差が、何と4対1にまで広がっていたのである。

裁判はその違憲性について争われ、「定数決定は国会権限」「4対1は法の下の平等に違反したとはいえない」という原告側全面敗訴の判決となった。

定数不均衡は、ほとんどの選挙区で政府・政権党に有利になっており、司法の判決は政府を助けたと問題になった。

衆議院は、定数是正も眼目に小選挙区制に変えられたが、それでも問題は解決していない。

ライシャワー刺される 1964,3,24

アメリカ大使館の前でライシャワー駐日大使が右モモを刺された。彼の役割から政治的な背景が予想されたが、犯人は精神障害の未成年者だった。なお、浅沼稲次郎事件同様に国家公安委員長が辞任した。

日本鉄道建設公団発足 1964,3,23

鉄道網の拡張を目的として、日本鉄道建設公団法にもとづいて作られた。

政府の要請で新幹線を敷設し、国鉄に譲渡した。それまで黒字だった国鉄だが、同年、新幹線の設備投資に300億円の負債を抱える。

それは国鉄自身ではなく、政府の要請による敷設だった。公共事業方式ではなく、借入金で進めたことでその後の国鉄の異常な累積赤字を生んだ。

しかし、政府は国鉄が「赤字企業」になると、自分達の責任を果たすことなく、闘う労組(国労)の分裂と財界への土地の格安払い下げをもくろんで民営化してしまった。

また、同公団は、「公費天国」の公団としても後に名をはせた。79年に3億9500万もの不正経理事件を働いて世間を騒がせた。
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川島

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by 川島 (2014-07-02 20:00) 

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