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創価学会員が無所属で国政進出 [戦後史]

第4回統一地方選挙 1959,4,23

知事選では、東京では自由民主党が勝ったが、福岡で日本社会党が勝利した。

市長では日本社会党が10市長増やした。都道府県議選は自由民主党が敗北、日本社会党と日本共産党は議席を伸ばし、革新側の勝利となった。これは安保改定阻止国民会議の結成や、労働運動の高揚などが背景といえた。

第5回参議院通常選挙 1959,6,2

第5回参議院選挙が行われた。

投票の結果は、自由民主党71、日本社会党38、緑風会6、日本共産党1、諸派1、無所属10となった。自・社・共など政党が議席を増やし、かつては参議院の象徴とまでもてはやされた緑風会が前回より9議席も減らした。

無所属が10名もいるが、うち6議席が創価学会からの当選者だった。これはのちに公明党となる。参議院は、こうして新しい勢力分野に変わりつつあった。

岸改造内閣 1959,6,18

挙党一致を旗印にしたはずの自由民主党だったが、党役員・内閣改造をめぐってひと悶着あった。

もともと自由民主党の派閥は、主流と目されていたのが岸、佐藤、河野、大野の各派で、反主流が池田、石井、三木の各派だった。

前年12月に閣僚を辞任したのも、その反主流3派の議員だったからだ。ところが岸は、幹事長に主流派の河野ではなく反主流の池田勇人を登用した。そのため池田が主流、河野が反主流にまわるという現象が起きた。

自由民主党の派閥が、利害関係で成り立っていることの証明だった。こうした党内派閥の敵味方の交代や離合集散は、自由民主党のお家芸として今日ますます盛んになっている。 
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たかれろ

 はじめまして!
ご訪問&nice!を頂きまして,ありがとうございました。
これからも,よろしくお願い致しますm(_ _)m
by たかれろ (2010-08-31 06:58) 

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