安岡力也さんの長男のインタビューが話題になっています。そこで、安岡力也さん出演作品として『なにわ遊侠伝』(1992年、ナック/ラインコミュニケーションズ)を気分転換に観ています。週刊誌の『アサヒ芸能』に連載されていた同名の漫画が原作です。というより、原作を忠実にアニメ化したといっていいでしょう。『嗚呼!!花の応援団』でブレイクしたどおくまんプロが描いた、仰天ギャグの世界です。原作のコミックは、累計発行部数450万部を突破したそうです。
昨日、安岡力也さんの長男のインタビューが、ネットで話題になっていました。
自分の肝臓を64%移植するなど、安岡力也の闘病に関する話です。
Yahoo!ニュースはすぐにリンク切れになってしまうので、まとめサイトにリンクしておきます。
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安岡力也さんの息子、生体肝移植64%を提供
晩年は、ギラン・バレー症候群、肝のう胞、肝硬変、肝細胞がんなどを併発して大変だったようですね。
インタビューに対しては、大酒飲みなど無茶な生活をしていたから自業自得であるとか、美談仕立てはやめろ、といった手厳しいコメントが連なっています。
まあ、たしかに生前はいろいろあった人です。
ただ、酒と肝臓の関係はともかく、ギラン・バレー症候群ははっきりとした原因はわかっていませんし、息子さんも美談にしたくて64%も肝臓を提供したわけではないでしょうから、いまさら罵倒の大合唱をすることもないでしょう。
祖父も父親もマフィアという「ほしのもと」で、小さい頃から芸能界の生活をして「安岡力也」を演じ続けなければならなかった人に、一般人と異なるふるまいを咎め立てても仕方ないだろう、しかもとっくに本人は亡くなっているのに、と私は思うんですけどね。
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私としては、
>いい息子だな
>親子関係は良好だったのは故人にとっては幸せなことだったろう
>>父の友人たちや母は、こぞって移植手術に猛反対しました。
>母はともかくとしても、友人だと?
>余計なお世話だろ。
このへんのコメントには賛成できるかな、という感想です。
亡くなった時は、「ホタテマン」が取り沙汰されましたが、私は「ホタテマン」の頃の『オレたちひょうきん族』(フジテレビ)は観ていなかったので、よく知りません。
私が安岡力也で思い出すのは、『なにわ遊侠伝』(どおくまんプロ 作:みわみわ・太地大介(協力:小池たかし))です。
『アサヒ芸能』に連載されていた、金州組というヤクザの一家の話を描いた漫画ですが、アニメ化され、金州金太郎親分の声が安岡力也でした。
ヤクザ漫画なんて不謹慎と思われますか。
まあそうかもしれませんが、そうまじめに論評するのが、バカバカしくなるほどの、バカバカしい漫画です。
『嗚呼!!花の応援団』の極道版ですが、ピカレスクなストーリーはほとんどなくて、まあたぶん、たこ焼き屋でも、ホルモン焼き屋でも、何でもよかったんだろうと思います。
一説には、組長のモデルは、ネットで伝説の人となっている、今は引退し、組も解散した元山口組直参らしいのですが、私が見るに、あくまでも風貌など外見の一部を参考にしただけで、若頭も高倉健、若頭補佐は成田三樹夫そっくりの人物が描かれているフィクションです。
ずっこけたり、びっくりしたりしたときのリアクションや表情が、どおくまんプロ独特のギャグになっています。
昭和の漫画、昭和のアニメを感じさせ、気分転換になる娯楽作品だと思います。
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