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大映が倒産した日に大映ドラマを思い出す

大映が倒産した日

大映、といえば我が国の伝統ある老舗といわれた映画会社です。23日は、同社が倒産した日としてネットの「今日はなんの日」サイトでは紹介されています。大映は3年後に、徳間書店の子会社として運営会社が再建。その後は角川傘下の角川大映映画に経営譲渡され、2004年以後現在に至るまで、KADOKAWAの運営ブランドとして、当時の映画がDVD販売などされています。



1971年まで、映画の制作と上映を行っていたのは、大映映画製作株式会社(以後旧大映)。

倒産後「再建」された徳間書店の子会社は大映映画株式会社。

旧大映の権利を引き継ぎ、映画製作も行いました。

『ダイナマイトどんどん』史上最高の任侠野球娯楽映画の評価も

その後、経営譲渡された会社が角川大映映画。

つまり、大映倒産以後も、その権利やブランドを引き継いだ会社は、社名に「大映」の文字が入っていました。

それが2004年、角川の子会社再編で「角川映画」となり、遂に「大映」の文字が消えたことは、以前このブログで書きました。

大映(映画会社)が消えた日

資本主義は、企業競争と市場原理で成り立っているため、どんなに名のしれた企業でも、倒産や合併で消滅することがあります。

ただそれまでの実績から、「看板」は残し、吸収会社や新会社が「運営会社」としてその看板を引き続き運営することはよくありますね。

その旧大映倒産の日、Facebookのあるグループでは、大映ドラマを懐かしむ書き込みに、たくさんのコメントがついていました。

大映ドラマ
「昭和レトロ」より

昭和ドラマ史に燦然と輝くおなじみドラマ


旧大映は、テレビドラマ(テレビ映画)の制作も行っており、制作ドラマのクレジットには「製作著作、大映テレビ室」と表記されていました。

それが、旧大映倒産の2ヶ月前に、大映テレビ株式会社として「分社化」され、当時制作していたテレビドラマ、たとえば『ザ・ガードマン』『おくさまは18歳』などのクレジットも、さりげなく「製作著作、大映テレビ株式会社」に変わっていました。

そして、大映テレビは、テレビドラマ制作だけでなく、タレントマネジメントも行っており、大映所属だった宇津井健や船越英二が、「大映テレビ」の俳優として活躍しました。

上記の画像のドラマの一部は、このブログでも紹介済みですね。

上から
『噂の刑事、トミーとマツ』
『スクールウォーズ』
『天使のアッパーカット』
『秘密のデカちゃん』
『少女に何が起ったか』
『高校聖夫婦』
『乳姉妹』
『スチュワーデス物語』
『ポニー・テールは振り向かない』
『不良少女とよばれて』
『おんな風林火山』

『秘密のデカちゃん』石立鉄男と大場久美子主演の“昭和ドラマ”

秘密のデカちゃん
TBSチャンネル2より

『スチュワーデス物語』風間杜夫の語る増村保造大映ドラマの真実

スチュワーデス物語タイトル
劇中より

『スチュワーデス物語』の“聖地”羽田訓練センターの今昔

これに加えて、『赤い××』シリーズ、

『山口百恵「赤いシリーズ」DVDマガジン』で大映ドラマを振り返る

『赤い迷路』が10月から放送開始、シリーズの原点はシリアス作品

赤い迷路
TBSチャンネル公式サイトより

岡崎友紀のライトコメディシリーズ、

『なんたって18歳!』岡崎友紀主演大映ドラマ第2弾ライトコメディ

岡崎友紀と春川ますみ『なんたって18歳!』
『なんたって18歳!』第1回より

刑事・事件ドラマ、

『夜明けの刑事』水谷豊編放送開始!『相棒』の原点は見えるか?

夜明けの刑事.png
『夜明けの刑事』オープニングより

『白い牙』藤岡弘、主演の孤独で孤高のドラマがDVDに

白い牙
『白い牙』より

先日ご紹介した『顔で笑って』などのホームドラマなど、

『顔で笑って』鎌倉を舞台に宇津井健、山口百恵の父娘ドラマ

顔で笑って
TBSチャンネル公式サイトより

昭和のテレビ・ドラマ史において語り継がれるタイトルが続々枚挙できます。

これらのドラマ。ほぼ共通しているのは、マンガチックなセンセーショナリズムに失笑しながらも、最後に幸運を手に入れるストーリーの進展につい惹かれてしまうことです。

エンターテイメントと割り切りながら、その娯楽性を大いに堪能したわけです。

昭和マニアの少なくない人々は、この大映ドラマのファンではないかと思います。

その意味では、母体である旧大映に引けをとらない実績を残してきたことになりますね。

こちらは平成にまたいでいますが、『家政婦は見た!』も大映テレビが制作しています。

『熱い空気(家政婦は見た!)』市原悦子、野村昭子、石井トミコ

まだご紹介していないドラマ、私自身、久しぶりに観たいドラマもありますので、また機会を見て上記のドラマについてはご紹介したいと思います。

大映特撮映画DVDコレクション全国版(35) 2016年 1/19 号 [雑誌]

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