『昭和の不思議101 消された日本発掘号』(ミリオン出版)を読みました。昭和時代のトピックスを、当時の報道や裏話、関係者の証言などで振り返っているムックです。梶原一騎、万年東一、山口百恵、松田優作、あさま山荘事件など興味深いキーワード満載です。
『昭和の不思議101 消された日本発掘号』はもう、内容が盛り沢山なので、主な記事についてざっとご紹介します。
まずカラーグラビアページは、「巨人はロッテより弱い」で有名になった加藤哲郎氏と、『ハレンチ学園』の児島美ゆき本人たちに当時のことをインタビューしています。
児島美ゆきは最近露出してますね。
http://www.diamondblog.jp/official/mickey/2017/05/15/173146/ より
記事ページは、
松田聖子殴打事件
韮澤潤一郎VS大槻義彦のUFOバトル
サイババの真相
歌舞伎町・青龍刀事件はどうして起きたのか……
哀愁の金網デスマッチ・国際プロレス
山口組三代目襲撃事件外伝
松田優作が遺した酒
山口百恵が裁判所に出廷した!?
あの時代、俺たちはみな「傷だらけの天使」だった
「噂の眞相」伝説
「あさま山荘」の今を行く
昭和TV中継ハプニング
消滅した都内2番目の巨大遊郭、州崎
などです。
州崎の記事が印象深いというツイートもありました
これらの中で、何か印象深い出来事・事件はありますか。
「山口百恵が裁判所に出廷」というのは、『問題小説』や『女性自身』(ともに徳間書店)に、山口百恵や桜田淳子、あいざき進也、西城秀樹、野口五郎、南沙織らの実名で、ポルノ小説仕立てにした芸能人の関係が書き立てられた、いわゆる「
芸能人交歓図裁判」のことを指しています。
ここで、桜田淳子と山口百恵は対照的な陳述を行ったことが、当時話題になりました。
この事に限らず、とりあげられているひとつひとつの出来事は昭和文化史的に興味深いことばかりなので、また機会を見つけてご紹介したいと思います。
まず今日ご紹介したいのは、梶原一騎の遺作となった『男の星座』の漫画担当者、原田久仁信が、漫画連載当時を思い出している記事です。
全体主義に背を向けた「男」
梶原一騎といえば、『チャンピオン太』に始まって、『巨人の星』『あしたのジョー』『タイガーマスク』『ジャイアント台風』『柔道一直線』『空手バカ一代』……と、いわゆるスポーツをテーマとした漫画原作者として有名です。
その梶原先生が晩年、自分の生きざまや人生観を反映させた、『男の星座』(未完)と『男たちの星』(ともに日本文芸社)という2作品を上梓しましたが、それらこそ、梶原イズムの集大成ではないかと私は思っています。
前者は、梶原先生が劇画原作を手がけるに至るまでの自伝、後半は大山倍達、力道山、柳川次郎、ジャイアント馬場、アントニオ猪木、岸恵子など、他者のエピソードが描かれています。
『男たちの星』は、業績や善悪を超え、「男」という尺度のみで、政治家・スポーツ選手・芸術家、果ては漫画家までを60人論評しています。
意外に思えるかもしれませんが、たとえば、軍部の拷問に耐え抜いた日本共産党の宮本顕治元名誉議長(当時委員長)を、梶原先生ははばかることなく絶賛しています。
同党支持者の文化人の中でも、こんな人はいません。
記事では、外向けには豪放な梶原一騎を演じ、担当編集者に対しては繊細で寂しがり屋の一面を見せた梶原一騎を思い出しています。
全盛時の華々しさに比べて、晩年が寂しかった梶原先生の真実に迫れる記事と言えるでしょう。
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カップヌードル46周年
カップヌードルが、9月18日で46周年を迎えるということで、『カップヌードル 46周年バースデー記念パッケージ』が9月4日から発売されています。
もう買われましたか。
カップヌードルを買ったのは久しぶりです。中身はとくに変わりないようです。
でも、発売当時とほとんど値段は変わらないのに、昨今味が良くなっているような気がして、日清食品に直接問い合わせたことがあります。
⇒
カップヌードルは美味しくなったか
よくいわれる、カップヌードルの中華料理症候群(チャイニーズ・レストラン・シンドローム)問題については、すでに書きました。
⇒
カップヌードルと中華料理店症候群
今は選択肢が増えましたので、食べる機会は少なくなりましたが、たまに食べたいと思うことがあり、また備蓄用などにも便利ですね。
UFOバトルちょっと読みたいな♪
by pn (2017-09-18 21:23)
カップヌードル、46年になるのですね。
そう言えば、20歳の頃だったかも知れません。
なんて凄いラーメンをまた日清が出してくれたのかと
思ったものです。
チキンラーメンはお湯をかけるインスタントラーメンだったのに、その後鍋で煮るラーメンが主流になってなんとなく忌々しく思ってました。
カップヌードルはお湯をかけるだけ、しかも容器も要らない、画期的に思えましたね。
by そらへい (2017-09-18 21:35)
昭和はいろいろあったから興味深いです。
記念のカップラーメン、セブンイレブンで見ました。
by nikki (2017-09-18 22:22)
やっぱり子供の頃に読んだプロレススーパースター列伝ですかね。
タイガーマスク編の虎の穴には驚きました。
by yamatonosuke (2017-09-18 22:45)
児島美ゆきはつまり、「いい年の取り方」をしたことになるのでしょうか。露出するには様々な理由があるのでしょうが、取り敢えず「まったく需要がなければ」露出もあり得ないわけですから。プロレスファンとしては、「哀愁の金網デスマッチ・国際プロレス」が気になるところです。子どもの頃はプロレス誌の主にモノクロページで金網デスマッチ情報を見ながら、(テレビには映らないけど、ずいぶんと猛々しい人たちがいるんだな)と想像していました。団体の事情で金網デスマッチをしているなどとは理解してない時期だったものですから、(えらく荒くれアウトローたちばかり集まる団体なのだな~)という感じです(笑)。今となっては、「哀愁」という言葉がよく似合っているのが分かりますが。
サイババ・・・いましたね~。青山圭秀『理性のゆらぎ』が話題になっていました。わたしにはサイババのやっていたこと、どう見てもインチキとしか思えなかったので、この本も読んでおりませんが、そもそもサイババにカリスマをまったく感じなかったのです。
『男の星座』という作品のことはまったく知りませんでした。
>「男」という尺度のみで、
これ、いいですね~(笑)。冗談抜きで、そして男尊女卑とかはもってのほかですが、「男」という概念は究極的には大切なものだと思います。それは「女」という概念も同様で、「男も女もありません」なんていう「なんちゃって左翼」的なことばかり言ってたら、社会はつまらなくなるばかりではないかと。もちろん梶原一騎の考える「男」とわたしの考える「男」が一致しているとは思いませんが、それ以前に、とりわけ昭和の青少年に多大な影響を与えた梶原一騎の「男」論にはとても興味があります。
『カップヌードル 46周年バースデー記念パッケージ』・・・あ、これ、スーパーでよく見かけます。「はっぴばぁすでい」という文字だけ見えていて、(何の誕生日だ? 笑)と訝っていながら、足を止めて確認はしていませんでした。そういうことだったのですね。カップヌードルは胡椒をささっと振りかけて食べるのが好きですし、ティーンの頃は卵の黄身だけを入れて食べるという贅沢(笑)をちょいちょいやっておりました。
母が内藤哲也VS棚橋弘至を観ている時の反応は興味深かったです。母はあの大技連発の試合も、「勝敗を争っている」と思って観ているんです。そのように楽しんでいる時に、敢えて「いや、あれは・・・」と言うのも何ですから、そのまま楽しんでもらっていますが、ひょっとしたら今の「プ女子」と呼ばれている人たちも、母と同様の感覚、つまりああいう展開でも勝敗を争っているスポーツだと思って観戦している人たちがけっこおういるのではないかと感じた次第です。そうでなければ、あの会場の単純な盛り上がりは説明し難いのかなと。まあ馬場対レイスは、なにせ何度もやったですし、わたしも(もう、いいです、この2人)と思っていたこともありました(笑)。もちろん今ではそれぞれの試合の味わいが楽しめますし、レイスの上手さを再認識しているので飽きることはありませんが。
「MANZAIブーム」との比較、いやはや素晴らしいですね。今の新日本プロレス人気の大いなるヒントになりそうです。深夜にまたしても、「ポンッ」と手を打ってしまいました(笑)。余談ではありますが、高知はその頃フジテレビのネットがありませんで(笑)、「MANZAIブーム」がダイレクトに来たとは言い難いのですが、もちろん主要な人気者は遅れて(笑)有名になりました。
「MANZAIブーム」のお話を拝読しながらふと思いついたのが、「小室ファミリー」の全盛期です。小室哲哉もTMネットワークで有名になった頃はカッコいいなと思っていましたが、次から次へと「ファミリー」作品を連発し、案の定飽きられたら一気に消え去ってしまいました。今のプロレスとの比較は少々無理があるかもしれませんが、「外面だけ派手なものを乱打する」という点では共通しているのかなとも思いました。
小畑千代についてはまったく知らないも同然だったものですから(とほほ)、非常に刺激になりました。小畑千代が辿ってきたような「戦い」が今のプロレスには欠けているのだとつくづく感じます。「大きな視野でプロレス、あるいは女子プロレスのバリューを高めよう」とする志しではなく、「目の前の観客」のために汲々としている様子は、多くの日本企業や政治が陥ってきた悪癖ととても共通している感があります。 RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2017-09-18 22:59)
カップヌードル、長い期間愛されていますね。
食べる機会が少なくなっても「また食べたい」と思わせてくれる食品、よく考えると凄いなぁと思います。
by ナベちはる (2017-09-19 00:30)
カップヌードルはたまごが嫌いなので
3分経ってかき混ぜる前に一つ残らず取り出します。
彩りのために入れて入りなら止めてほしいです。
by えのみ (2017-09-19 02:29)
「花の中三トリオ」と同級生です。
カップヌードルは中一の時に発売されました。
46年で何食いただいたんだろう?
by johncomeback (2017-09-19 05:52)
好みの問題だけなんですが、カップヌードルとチキンラーメンはほとんど食べません(^^;
シーフードやカレーのは食べるんですが…
梶原作品は、ボクにとってはどれもとても面白かったですね(^^)
by なかちゃん (2017-09-19 06:26)
カップヌードルを前回食べたのがいつだったのか思い出せませんが、そのお写真を拝見すると味が蘇ってくるようです^m^
by Rinko (2017-09-19 08:38)
はっぴーばぁすでぃ の記念ラベル
保存したくなりますね^ ^発売した頃は 夢の様な食品でした
by チャー (2017-09-19 08:59)
カップヌードルのバースデーパッケージは昨日スーパーで見かけました。なぜか通常パッケージも並んで売られていてこちらはチラシ特売だったのでちょっとだけ高いバースデーパッケージはほとんど売れ残っていました。
カップヌードルといえばあの”謎肉”ですが大豆が原料だったと46年ぶりに公表されたようです(詳細記事は未読)
by 青い森のヨッチン (2017-09-19 09:24)
UFO、50歳代~70歳代にとっては
「へぇ~あの件はそうだったのか~!」
そんな思いをしながらオモシロく読めそうなですね~。
カップ麺は廃れる事は無いでしょうから
メーカーも色々と工夫次第が続くでしょう・・。
by makkun (2017-09-19 10:29)
昭和の出来事は、青春時代を思い出す懐かしいものです^^
でも、本の見出しの数々、知らないことが多いです。
カップヌードル、ロングランのありがたい即席めんです^^
by アールグレイ (2017-09-19 10:46)
カップヌードルは、謎肉(ダイスミンチ)からコロチャーに代わったことも美味しくなった要因ではないでしょうか。
エビも存在感を発揮していますし、百数十円のカップめんのなかでは、やはりNo1かと…
なお、カップヌードルでは「帰ってきた謎肉まつり」も限定発売しています。食べ比べられたら面白いと思います。
by えくりぷす (2017-09-19 11:41)
こんにちは
いろんなカップ麺が出ていますが、やっぱり時々
無性にカップヌードルを食べたくなります~( *´艸`)
by ミムラネェ (2017-09-19 17:37)
こんにちは!
今日は暑かった!!
バイクで三浦半島を物色して来ました!
by Take-Zee (2017-09-19 18:13)
46年というのは、なんだか中途半端な数字ですね。
by ヨッシーパパ (2017-09-19 18:41)