大橋巨泉さんの訃報が話題です。すでに週刊誌の連載も終了し、治療もやめていることを明らかにしていたので、早晩Xデーが来ると思っていましたが、テレビメディアの発展に大きく貢献した人だけに、亡くなって改めて多くの人が弔意を表しています。そして私も、大橋巨泉さんの先見性には大変感謝しています。(上の画像はGoogle検索画面より)
大橋巨泉さんといえば、私が最初にテレビで観たのは、『お笑い頭の体操』(1968年2月3日~1975年12月27日、TBS)です。
『笑点』の大喜利のように、司会者の出す「お題」に、数名の回答者が笑える答えを述べる番組で、レギュラーは
月の家圓鏡(8代目橘家圓蔵)だけで、あとは毎回異なるゲストでした。
印象深いのは、『
11PM』(1965年11月8日~1990年3月30日、日本テレビ・読売テレビ)の司会をしていた頃です。
月曜日の夜は「月曜イレブン」。
松岡きっことのコンビでしたが、以前も「天中殺」をご紹介したように、世間のトレンド源となる刺激的な特集が随分組まれました。
⇒
『11PM』大橋巨泉、藤本義一、愛川欽也、天中殺!
その中で、「アジアとともに生きる、韓国朝鮮と日本」というシリーズを放送したことがあるのですが、そこで
大橋巨泉さんが述べた締めが、当時の私の心に響きました。曰く、
「
国際化社会によるメルティング・ポット(人種のるつぼによる新しい文化形成)の21世紀に向けて、韓国・朝鮮人差別などしていたら世界から取り残される」
おそらく、今の嫌韓ネット界ではツッコミが入るんでしょうね。
でも、「国際化社会」「21世紀」「メルティングポット」といったトレンド言葉が入っていたのが、当時の私には新鮮でした。
「これは使える」と思った私は、録画を何度も見なおしてノートに書き写し、就職試験(小論文)のお題に使わせてもらったら、補欠ながら、コネもないのに採用通知をくれました。
「君の試験結果は及第点ではなかった。とくに英語がダメだったから採用は難しかった。しかし、作文が面白かったから採ってみたいと思った」
後に社長との面談で、そう言われたのを覚えています。
テレビドラマや映画に出てくるような展開ですよね。
ですから、個人的にはこの時、大橋巨泉さんに感謝するとともに、
人を惹きつける話、もしくは文章とはどういうものか、についてのヒントを得たような気がしました。
もっとも、社会人になってからはそのことはすっかり忘れてしまい、「ヒント」から確固とした方法論へ発展させることが出来ず現在に至っています(汗)
でも今回、それを思い出したので、改めてその「気付き」を、このブログで結実できるようにしたいと思いました。
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夫人のコメントに批判が集まっているが……
訃報に関して、ネット掲示板では、例によって叩きの話題で盛り上がっています。
まとめサイトをリンクします。
⇒
大橋巨泉さん夫人「鎮痛剤誤投与」「許せない気持ち」
元記事によると、夫人がマスコミ各社に文書でコメントを発表した際、在宅介護の医師から投与された「モルヒネ系の鎮痛剤の過剰投与」で急激に体調が悪化したとして、「誤投与がなければと許せない気持ちです」と心境を綴ったといいます。
しかし、ネット民は、
モルヒネ投与してる時点でもう長くねーだろうが
いやだね
「で、なければもっと長生き・・」
気持ちはわかりますが、安らかに送り出してほしい
最後の最後まで集中治療に携わってくれた医療スタッフに感謝の言葉もない
などと、反論しています。
要するに、最期の看取りの時期に、モルヒネは家族同意で患者のためのやむを得ない鎮痛投与であるはずなのに、「過剰投与」と文句をいうのはおかしいということです。
具体的な状況はわかりませんが、結論として、ネット民のほうが冷静なのでしょう。
しかしですね、こういうとき、患者の家族というものは、どこに悲しみや無念さの気持ちをもっていっていいかわからず、医療のせいにしたり、あの時ああすればこうすればって、自分を責める後悔をしたりするものなのです。
そんな状態でのコメントを公開すれば、ネットで叩かれることはわかりきっているのですから、マスコミ各社も、夫人の心中に配慮してほしかったなあ、という気もしました。
愛川欽也さんが亡くなった時の、
うつみみどりの対応も叩かれました。
私は、著名人なら、亡くなったからといって礼賛一辺倒にする必要はないと思います。
しかし、家族に対して、心の中を覗くような報道は酷、というかあまり意味がないとと思います。←悲しくて放心状態に決まってるから
大橋巨泉さんなら、そんなことよりも、これまで日本のテレビ界のモデルとなる番組をたくさん作ってきたわけですから、その先見性や功績を報じていただきたいですね。
大橋巨泉さんの件、驚きました。
誰もがいつかはそうなるとはいえ、昭和・テレビ界を代表する方が亡くなるのはどこか寂しいものがあるのではと思います…
by ナベちはる (2016-07-21 00:19)
巨泉さんといえば11PMです。40年以上前、中高生の頃、親が寝た事を確認し、テレビの前に来てイヤホンをして見ていました。
ご冥福をお祈りします。
by tsaii3040 (2016-07-21 00:39)
私の巨泉さんの印象は、
クイズ丸ごとハウマッチです。
石坂浩二さんを「へいちゃん」と呼ばれていたのは今でも謎のまま。
by yamatonosuke (2016-07-21 00:55)
11PMは、私も、よく見ていました。
ないが好きだったかのかというと、釣りのシリーズが有り
すごいな~こんな魚つりたいな~って
思っていました。
やはりTVは、昭和の歴史ですからね。
by エコピーマン (2016-07-21 01:31)
おはようございます。
巨泉さんと言えばやはり私はイレブンPMですね、青の音楽で始まるんです、シャバダバシャバダバ・・・・・・・・・
ご自分の趣味を生かしてのコメンテーターは最高でしたね。
ご冥福をお祈りします。
by 馬爺 (2016-07-21 06:01)
クイズ番組はほとんど見ていました。
いい喋りで、・・・
ご冥福をお祈りいたします。
by green_blue_sky (2016-07-21 06:23)
長い事介護してたんでしょ?愚痴りたくもなるでしょうにと思います。
by pn (2016-07-21 06:23)
私もご夫人のコメントを見て少し
違和感は感じましたが、書かれているように
大切な人を亡くした喪失感はやはりその立場に
立たないとわからないことでしょうね。
お疲れ様でしたと言いたいです。
by yoko-minato (2016-07-21 07:06)
こしてまた一人、昭和を代表する方が逝かれてしまいましたね。
寂しいです。
ご冥福をお祈りいたします。
by Rinko (2016-07-21 08:04)
テレビ全盛時代、大橋巨泉は印象の残るタレントのひとり
でした。
by やおかずみ (2016-07-21 09:35)
大橋巨泉さん残念ですね。
社長との御面談で、大橋巨泉と関連して
そんな流れがあったんですね
まるで、ドラマのようで集中して読んでしまいました
by tachi (2016-07-21 10:42)
すごく上から目線で話をする人だなぁという印象しかなかったけど、改めて追悼番組を見ると、多彩な方だったんだなーと思いました。
ふっくらしていて、いかにもお金がありそうな感じ
とっても、人生を満喫されたのでしょうね
by よいこ (2016-07-21 11:17)
こんにちは!
自分たちが育った時代の有名人が
次々に他界していくのは・・なんとも寂しいです。
by Take-Zee (2016-07-21 14:09)
私は「11PM」が印象かな?
もっともっと、言いたいこと言って欲しかったです。
ご冥福を祈ります。
by えんや (2016-07-21 17:37)
元気な状態では無いと言う事は
何となく分かっていましたがとても残念な事ですね~
私達の年代の多くの人は
非常に寂しく感じる事でしょう・・・
ご冥福をお祈り致したいと思います。
by makkun (2016-07-21 19:42)
>モルヒネ投与してる時点でもう長くねーだろうが
第三者だから言える言葉ですね。
ずっと付き添っていた家族は、思っていてもそうは思えないと思います。
私の祖父は肺がんで、亡くなる数日前にモルヒネを投与し、意識が無くなりました。
医師に宣告されていても、やっぱり色々思うことは有りました。
でも、相当痛がっていて、看護師さんにもいろいろとご迷惑おかけしたのも踏まえての決断だったので、これで良かったんだと今は思っています。
奥様としても、今は色々思う事、考える事、後悔も含めて時間が必要なので、こういう記事特にネットの言葉は無神経とは言いませんが、好き勝って言ってるなと残念な気持ちです。
御冥福をお祈りいたします。
by しきみ (2016-07-21 23:29)
大切な人を亡くした家族の気持ちなんて
赤の他人が理解できるはずないですよ
それぞれの家族や夫婦の事情もあるんですから
マスコミはネット民が盛り上がって
自社の記事が取りざたされるように
煽って書いているだけのように思います
by 藤並 海 (2016-07-22 00:02)
詳細不明ですが、誤投与といえるのかなあ。
夫人の気持ちはわかるけど、医者が不適切な投与を意味もなく
するとは思えません。
それで恨まれたら、医者は誰も在宅ケアやらなくなっちゃいますよ。
集中治療室で治療を受けるべきです。
by 関谷貴文 (2016-07-22 00:18)
議員を、途中で投げ出したことも、批判されてますね。
私は、惰性で続けるよりはいい、という見方もあると思います。
終末医療に、誤診とか過剰投与とかあるのかわかりませんが、
医学的な見解を待たずに、一遺族がマスコミを使って
発表するのは、厳格に言えばやはり勇み足だと思います。
でも夫人の気持ちを考えたら、それをそのまま発表する
マスコミが不用意だと思いますけど。
by 犬眉母 (2016-07-22 00:40)
みなさん、コメントありがとうございます。
私が後半余計なことを書いたばっかりに、モルヒネ投与の議論になってしまいましたが、
夫人のコメントだけでは詳細がわからないですからね。
一方的に断罪されたら医師の立場がないというのももっともです。
ただまあ、いずれにしても遺族のデリケートな立場と心境を慮ったら
あまりそこを問題にするのもどうかと思うということを
書きたかったのです。
by いっぷく (2016-07-22 01:08)
毀誉褒貶はあったけど議論が熱いですね。
それだけ愛されていたんですね。
by うつ夫 (2016-07-22 01:26)
20年前、新婚旅行でカナダに行った際、彼が経営する日本人向けのお土産屋さんでお土産を選んでいたら、そこへ大橋巨泉が現れました。思っていたより背が高く、突然の事でびっくりした事を、ふと思い出しました。
by nisisyou36 (2016-07-24 13:08)
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