『腰痛ベルト お医者さんのコルセット プレミアム』を使っています。コルセットはいろいろなものが売っていますが、「お医者さんの」と入っている商品名につられて選びました。もともと長男の介護による腰の保護から使い始めましたが、現在も引き続き使っています。
2日前に、5年前の火災で受傷した長男の1年半を駆け足で振り返りました。
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脳障害、受傷後1年半の場合
寝たきりになってしまった長男の退院後のために、入院中は、病院がカニューレ(喉に挿す空気穴)の抜き差しや、タンの取り方を、私に特訓してくれたことを書きましたが、それとともに、入浴も看護師さんと一緒に行いました。
最初は、病院の最上階にある、寝たきりの人を洗う浴場までストレッチャーで長男を運びました。
長靴をはいて、プランターを大きくしたような浴槽に長男を移し、シャワーでお湯をかけてから石鹸をつけて全身をこすり、またお湯をかけます。
その間、長男にはタオルを握らせています。
そう、体は大きいけれど、赤ん坊の沐浴と同じです。
ああ、頭の中はすべて吹っ飛んで、赤ん坊になってしまったんだなあとこの時、思いました。
4ヶ月後に退院しましたが、長く入院していて久しぶりに外の空気をすったためか、風邪をこじらせてすぐに再入院。
そして、この時こそが大変でした。
会話はできなかったのですが、簡単な意思の疎通は可能になり、歩行器を使って歩けるようになっていたので、入浴は寝たきりの人用ではなく、小児科病棟の風呂場を使うことになりました。
普通の風呂場ですが、自力では立てないし、もちろん洗えないので、寝かせて洗うことは以前と変わりません。
車椅子や歩行器で風呂場につくと、
1.そこから長男を抱っこして脱衣場まで運び、
2.服を脱がせて風呂場までまた運び
3.洗い終わると脱衣場までまた運び、
4.服を着せて車椅子や歩行器まで運ぶ
のですが、当時の長男の体重が
27kg。
連日、そのすべてをお姫様抱っこで、腰を支点に持ち上げていたため、日に日に腰が痛くなってきました。
「これを退院後も毎日行うのか。子どもはさらに体が大きくなるし、大変なことだな」
と、さすがに先のことを考えると怖くなりました。
そのとき使ったのが、『
腰痛ベルト お医者さんのコルセット』です。
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腰と骨盤をカバー
まあ、たぶん使用されている方の多くがそうだと思いますが、「お医者さんの」とついた商品名に説得力を感じて購入しました。
商品名って重要ですよね(笑)
ネットの販売ページによると、「東京のお医者さんが考案した」コルセットだそうです。
サポーターのように、きっちり腰をガードしてくれますが、ゴムで締め付けているわけではないので圧迫感はありません。
内側にすべり止めのゴムが6箇所ついていて、前でマジックテープを止めて使います。
装着した感じでは、腰から骨盤にかけて広くカバーされていて、要するにコルセットが支えてくれる範囲が広いので、安心して動くことができます。
腰痛ベルトお医者さんのコルセットの前
腰痛ベルトお医者さんのコルセットの後ろ
コルセットの外側にはクロスベルトがついていて、締め方の強さも調節してくれます。
「プレミアム」という新バージョンでは、このクロスベルトが2本になっています。
普段つけていても決して着膨れしたような状態にはならず、まあさすがにスーツでは苦しいのですが、チノパンなどは問題ありません。
ムレるということも全く無いですね。
ショップの商品説明動画もあります。
その後、長男は自力歩行できるまで回復し、風呂場に運んだり寝かせたり、といったことからは解放されました。
が、重いものを運ぶ時や、これからそうですが梅雨時に腰が痛むことがあるので、そんなときは引き続き使用しています。
本当は1日中使いたいぐらいですが、逆に保護し過ぎると腰の筋肉が落ちてしまうそうなので、どうしても必要なときに限ってつけるようにしています。
もちろん、高齢者の骨粗しょう症由来の腰椎圧迫骨折や、ぎっくり腰や、その他あらゆる腰痛時に(医師と相談の上)使えます。
治療中の方は補装具扱いになるかもしれないので、商品選択の余地がある場合は、候補の中に入れておかれることをお勧めします。
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