SSブログ

ギブアンドテイクの意味、与えることと受け取ることの関係は? [社会]

ギブアンドテイク

ギブアンドテイクについて考えさせられる動画を2本ご紹介します。ひとつは、すでに3年前にリリースされた、タイの携帯電話のCM。もうひとつは、私が最近ハマっているYoutube動画の無料セミナーのひとつです。どちらも、ギブアンドテイクにおける「ギブ」の大切さを説いています。



昨日、FaceBookで操作のミスをしてしまい、シェアを取り消したつもりが、「友達」のタイムランに流れてしまった動画があります。

それが、So-netブログユーザーを含む何人かの方に、またシェアされて拡散されました。

もう公開した方もいらっしゃるようですが、思った以上に好評だったので、私も今日はそれをご紹介します。



3分のショートストーリーです。

商店街で薬をちょろまかした子どもが、店主に責められています。

それを見た向かいの小さな食堂の店主が、「お母さん、病気なのか?」

子どもが頷くと、食堂の店主は、薬の代金を肩代わりした上に、自分の店の野菜スープも一緒に持たせてやります。

そして、舞台は30年後ー。

相変わらず店主は、物乞いに野菜スープを無料で振舞っています。

そして、次のオーダーをとろうとした時に、気を失い頭を打ちます。

79万2000バーツ(約245万495円)の医療明細書に頭を抱える娘。

野菜スープ売って、僅かな利益でさえも、物乞いに振る舞って吐き出してしまう食堂では、とても払える金額ではありません。

やむを得ず、店は売却。

疲れ果て病院のベッドに突っ伏していた娘が、目を覚まして目にしたものは……(クライマックスは動画でご確認を)

この動画がネットではものすごく好評らしくて、なん人もがブログで取り上げたり、シェアやリツイートしたりしているようですね。

私は、タイのことは全くわからず、国の文化や国民の価値観がどうなのか、この作風にはどのような狙いがあるのか、といった情報も一切ありません。

まあ、「あらすじ」を聞いただけでは、美しい話だけど、偶然はそうそうあることではないだろう、というより現実にはそんな偶然はないだろう、と思われるところでしょう。

ただ、この動画は、ちゃんとシーンを追っていくと、必然性を感じさせる伏線があります。

食堂の店主が、たまたま子どもと出くわして助けてあげた、というだけでなく、それ以外にも、物乞いに野菜スープを振舞っているシーンを入れているからです。

日頃からそうしているから、確率の少ない幸運も獲得できたという描き方がミソなのです。

つまり、この動画の制作者は、世の中は偶然と必然によって成り立っていることはわかっており、その必然の部分を、3分の短いストーリーなのにちゃんと入れているわけです。

だから、この作品は、「偶然」に説得力と感動を生み、たくさんの人に拡散されるのでしょう。

ちなみに、私がシェアを取り消そうとしたのは、自分のコメントもないまま、勝手に動画を他の方のタイムランに流すのは迷惑かな、というためらいがあったからですが、まあそんなことを気にしていたらFacebookは使えないですよね。

まだまだ、Facebookは馴染めず奮闘中です。

スポンサードリンク↓

与えられる自分であり続けたい


で、ここで、もう1本、Youtube動画のご紹介です。

最近メキメキ頭角を現してきたのが、経営コンサルタントの島倉大輔氏の無料動画セミナーです。

「経営者や起業家を対象に「ビジネス」と「人生」の成功を実現するための支援を行っている熱血硬派のコンサルタント」(公式サイトより)だそうです。

堀江貴文氏とテレビで共演したり、公式サイトでツーショットの写真を披露したりしていますが、堀江貴文氏が仲良くしているということは、「付き合い価値がある」とみなしているのでしょう。

島倉大輔氏は、無料動画セミナーを何本もYoutubeにアップしています。



最初は、「なんだ、どこかで聞いたことある話ばかりだな、そんなこと知ってるよ」

なんて思いながら観ていましたが、でもよく考えると、そこで述べられていることは

知識としては知っているけど実践していない

ことが多いんですね。

島倉大輔氏は、そこをきちんと押さえているということに最近気づきました。

その島倉大輔氏が、口を酸っぱくして強調するのが、「ギブアンドテイク」について。

「give」(与える)and「take」(受け取る)

ということで、お互いに利益がある、お互い様、と解釈されがちです。

が、島倉大輔氏は。「and」を「…と…」という並列の接続詞としてではなく、「そして」という、「ある事柄に続いてもう一つの事柄が起こる」接続詞として解釈してしています。

つまり、「give」(与える)がまずあって、その結果、「take」(受け取る)があり得る、という考え方です。

自分が何かを得たいなら、まず与えなさい、ということです。

よく、ビジネス系セミナーには、名刺をしこたま刷った人が、「ぼくは人脈を作りたいから」とやってくるわけですが、そんな人と名刺交換しても、高名な人はそんな名刺はすぐにポイして、その人のことなど忘れてしまうでしょう。

その人に自分の価値を理解してもらうには、自分がまず与えること。

ビジネスは、ひっきょう人間の信頼関係です。

今日の動画2本はいずれも、人間関係は、まず与えることから始まるんだなあ、ということを考えさせられます。

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)

  • 作者: アダム グラント
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2014/01/10
  • メディア: ハードカバー


nice!(304) 
共通テーマ:学問

nice! 304

Facebook コメント

Copyright © 戦後史の激動 All Rights Reserved.
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます